おやぢの部屋2
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プラハ放送交響楽団
 2、3日前の新聞に、こんな広告が載っていました。
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 ちょっとマイナーなオーケストラが、日本で名曲コンサートを行う、というものなのですが、ちょっと普通の広告とは違って、「のだめ」などという言葉が飛び交っていますね。そう、このオーケストラはお正月にやった「のだめ」のドラマに出演していた、あのオーケストラなのですよ。あのドラマの中で演奏していた曲を、生で、その同じオーケストラが演奏するものを聴いてみようということなのでしょうね。それで指揮者がヴィエラ先生役のマーツァルだったりしたらちょっとすごいのですが、あいにくヴァーレクという、以前他のオケを指揮したものを聴いた人によるとかなりダメな指揮者だそうで、ちょっと残念です。
 その代わり、と言ってはなんですが、この広告には切り込みで3人の顔写真が入っていますね。これがなんと、あのドラマの時に、そのマーツァルのようにしっかり「演技」をしていたオケの団員ではありませんか。コンマスとホルンの首席、そして2番フルート奏者です。あのドラマを見たあとの「禁断」で、この3人は本物の団員だと書いたのですが(もう一人、ファゴットにいたのは、完全な役者ですが)それは間違ってはいなかったのですね。実は、あまり芝居がうまいので、一抹の不安はあったのですがあたっていてよかった、よかった。
 でも、こんな風に「ドラマに出演していた団員も演奏します」みたいなことを宣伝して、一体何になるというのでしょうね。よく考えてみると、これはかなりおかしいことなのではないのでしょうか。このオーケストラが行うコンサートは、別に茂木さんが出てきておしゃべりをするような「のだめコンサート」ではないはず、いくらドラマで芝居をしていた団員がいたところで、彼らはそのコンサートでドラマの中のセリフを喋ったりはしないはずでしょうから(さらに、あのセリフは吹き替えでしたし)。
 お客さんにしても、こういう広告を見てチケットを買う気になった人というのは、いったい何しにコンサートへ行くことになるのでしょう。この3人のテレビで顔を知った団員が実際に演奏しているところを見て、それで満足するというのでしょうか。それだと、殆ど、芸能人を見に行く感覚ですね。大体、プロの音楽家が、そういう目的で来るお客さんを相手にするということに、抵抗を感じることはないのでしょうかね。
 実は、このツアーではどうやら彼らは仙台にもやってくるようなのです。まだ正式な告知は出ていないようなので、曲目などは分からないのですが、そこに仙台在住のピアニストと声楽家2人が出演することになっているのだそうです。この広告でも、ブーニンはコンチェルトだけではなく1人でソナタも弾くようですが、いったい仙台ではその3人はどんなことをやることになっているのでしょうか。いずれにしてもこのツアー、クラシックのコンサートの殻を破ったものであることは確かなようです。だからそれがどうしたんだ、という程度のどうでもいいような破り方ではありますが。
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by jurassic_oyaji | 2008-02-20 00:05 | 禁断 | Comments(0)