おやぢの部屋2
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川上音二郎
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 WOWOWは、映画ばかりではなく、演劇にも手をかけている局です。この間などは井上ひさしの新作をやってくれましたし、その前は「薮原検校」などという、渋い名作も舞台の中継をしてくれました。しかし、何と言っても最も多くの舞台を見せてくれているのは三谷幸喜でしょうね。いつだかは、なんと「生中継」までしていましたからね。実は、朝日新聞には、毎週土曜日に彼のエッセイが連載されています。そこではもちろん、最新の仕事のことなどを公開してくれるわけですから、そこで色々取り上げていた裏話などを読んだ、ほんのすぐあとに、その実際の舞台を見ることが出来るという、これは「朝日」と「WOWOW」の両方の契約者のみの特権です。
 そんな、最新の作品「おそれを知らぬ川上音二郎一座」が、放送されました。日比谷の芸術座がリニューアルオープンして、名前も「シアター・クリエ」と変わった劇場のこけら落としとして、去年の末に上演されたものです。朝日のエッセイでは出演者たちの1人1人が、稽古や本番でどんなことをやっていたか、詳しく述べられていましたから、楽しみです。特に、主演のユースケ・サンタマリアなどは、かなり大きな失敗をやったようなことが書かれていましたし。
 その作品は、なかなかバラエティに富んで楽しいものでした。中でも後半に出てくる劇中劇では、まず客席に現れたキャストが、「これはアメリカで上演されているのだから、お客さんもアメリカ人になりきってくれ」みたいなことを言っているのがおかしいですね。バルコニーの人に向かって、「後ろの袋にカツラが入っているから、それをかぶるように」とかね。ですから、そこで見ているものは、まっとうな劇中劇を期待することになります。ところが、その中で微妙に本筋のプロットが混ざってきますから、その交錯感がたまりません。三谷は、こういうシチュエーションを作るのは、本当に上手ですね。
 しかし、ユースケ・サンタマリアは、やはり完全なミスキャストでした。多くのセリフを憶えて喋るだけで精一杯、それは殆ど棒読みに近く、感情を込めることなど殆ど不可能です。笑わせるためのツボがあちこちに用意されているのですが、そういうところで丁寧に合間を測るというようなことがまったくできていないようなのですよ。
 そんな役者のミスに影響されたのでもないのでしょうが、放送スタッフもエンドロールでとんでもないミスをやらかしてしまいました。
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 「2008年12月」ですって。未来の話になってしまいますね。
 まあ、こんな初歩的なミスは、色んなところにありますよね。CDの曲目なども探してみればいくらでも見つかります。ですから、見つかる前にこんなものを付けてよこすのは、考えてみれば良心的なことなのかもしれませんね。
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by jurassic_oyaji | 2008-03-28 21:34 | 禁断 | Comments(0)