おやぢの部屋2
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奏楽堂
 行ってきました。奏楽堂。上野駅の公園口を降りて、文化会館の脇の道を歩いている時の暑いことといったら、尋常ではありません。あとで聞いたら、なんでも、この日は今シーズンの最高気温を記録したのだそうですね。とても広い上野公園、ところどころに木陰などがありますが、そんなところを通っても暑さは全く変わらないというのが、東京の凄さです。
 いい加減バテたころに、その建物は現れました。元は芸大の敷地の中にあった日本最古のコンサートホールが、今では隣接した公園の中で文化財として保存されているだけではなく、実際にこうしてコンサートまで開かれているのです。私たちを迎えてくれたのは、入り口横の植え込みの中の滝廉太郎さんでした。
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 こんな「文化財」ですから、絶対にエアコンなどは入っていないだろうという予想は、有り難いことに見事に外れてくれました。建物を入った瞬間、ヒヤッとした冷気に包まれて、今までの暑さから解放されたのには安心です。その秘密がこれ。
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 控室に入っても、エアコンらしきものが見つからなかったのですが、この、往年のスチームヒーターの中から、確かに冷気が吹き出してくるのですよ。これが「文化財」たる所以でしょうか。昔のものを極力変えないで、最新のハイテクを導入するという姿勢には感激です。
 そして、これが、2階のホールです。もちろん冷房完備、これだったら歌っていても快適なことでしょう。
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 ステージ正面には、、パイプオルガンがあります。外にあるパイプの間からのぞいてみたら、こんなパイプが見えました。
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 合唱のリハーサルです。総勢90人。森ミドリさんの話では、史上最多の演奏者なのだそうです。でも、ステージの広さは充分ありました。客席で聴いていると、輪郭のはっきりした、それでいて暖かい音に聞こえます。
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 コンサートが始まる頃には、建物の外側がライトアップされます。公園の緑の中で浮き上がって見えるこのホールは、幻想的な面持ちをたたえていました。
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 そして、演奏が始まります。実は、控室もそうだったのですが、人が沢山入ってくると冷房は殆ど効果がなくなってしまっていました。確かにこの「ストーブ」は頑張っていてはくれたのですが、そこまでの能力はなかったのでしょう。それは、ホールの中も同じことでした。リハーサルの時は肌寒いほどだったものが、ここに200人以上の人が入ると(合唱が入ると、300人を超えました)、とても「涼しい」というわけには行かなくなってしまいます。大汗をかいて、それでも、このホールの、無駄な残響のない素直な響きの中で、とても気持ちよく歌うことが出来ました。時折、セミの声も聞こえてきましたし。
 お客さんは、すぐ目の前にいるという感じです。終わってから、演奏曲の作詞家、安野さん(矢印)も恥ずかしそうに立ち上がって下さいました。
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 オペラシティとはまた違った、ちょっと得難い体験、こんなことが出来るのも「コール青葉」に参加しているからです。
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by jurassic_oyaji | 2008-07-27 00:00 | 禁断 | Comments(0)