おやぢの部屋2
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2009年 07月 26日 ( 1 )
七夕おどり
 2日連続で、ものすごい雷に見舞われた仙台市です。雷が鳴れば梅雨は明けると言いますが、まだまだそんな気配はありません。もしかしたら、梅雨明けしないうちに東北のお祭りシーズンに突入してしまうのかもしれませんね。
 もちろん、東北の夏祭りと言えば仙台七夕に決まってます。全国から観光客が集まって、とても自分たちの街とは思えないほどの変貌を遂げてしまうこのお祭り、しかし、企業の名前ばかりがでかでかと目立つ吹き流しの中を歩いていると、そこにはいつに変わらぬ懐かしい歌が流れているのですから、ちょっとしたノスタルジーをかき立てられ、このお祭りが細々と昔のままの面影を残していることを感じることが出来ます。その歌というのが、島倉千代子が歌っている「七夕おどり」という曲です。と言ってみても、そんなタイトルなど、今調べてやっとそうなのか、と思ったほどで、曲を作った人やタイトルなども忘れられても人々の間で歌い継がれているという、ほとんど「パブリック・ドメイン」と化した扱いを受けているのではないでしょうか。「PD」であれば、その歌詞をネットで公開してもなんの問題もないはず、ちょっとうろ覚えですが書いてみましょうか。 
♪晴れて楽しい 星空見れば
青葉城下は 笛太鼓 笛太鼓
年に一度の 七夕祭り
キンキンキラキラ お星様も嬉しそう
笹に花咲く 街飾り

 つまり、なにも見なくても即座にこんな歌詞が出てくるというあたりが、「PD」たる所以です(いや、本当は丘灯至夫作詞、遠藤実作曲というれっきとした著作物、著作権協会あたりの関係者がご覧になっていたら、見なかったふりをして下さい)。
 実は、この曲が作られたときに私はすでに物心付いていたものでしたから、まわりの大人たちが「島倉千代子なんて、メランコリックすぎる」とか言っていたことも未だにおぼえています。それこそ学校でもこの曲の「振り」を、全校生徒が学ばさせられたというような思い出も残っています。「振り」って、要するに「盆踊り」ですがね。そう、七夕だけではなく、この曲は町内の盆踊りでのメイン・レパートリーでもあったのです。というか、盆踊りを使ってヘビー・ローテーションを展開しようという、今の音楽業界顔負けのプロモーションが行われて、仙台市民であれば誰1人として知らない人はない、というほどの認知度を確保してしまったのがこの曲なのですよ。今思えば、これはとてつもないことですね。もっとも、「き」で始まるあの曲には到底及びませんが。
 いや、実はそんな「認知度」に乗っかって、この曲を再度ヒットさせようと目論んでいる人たちがいます。島倉千代子のトラックを若手演歌歌手が歌い、それに地元ラッパーがからんでヒップ・ホップに仕上げたという、おぞましいものです。どうせやるなら島倉千代子そのものをサンプリングした方がずっといいと思うのに、わざわざ「新人」に歌わせるあたりに、なんとも露骨な「商売」を感じてしまいます。いや、きちんとオリジナル通りに歌ってさえくれればなんの問題もないのですが、「♪笛太鼓 笛太鼓」を「♪ふえだいこ ふえだいこ」と歌っているのにはがっかりです。罪滅ぼしに、さっきの「き」で始まる曲をヒップ・ホップにしてみたら?そういえば、あの曲の著作権って・・・。
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by jurassic_oyaji | 2009-07-26 20:36 | 禁断 | Comments(0)