おやぢの部屋2
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2015年 10月 07日 ( 2 )
仙台フィル宇和島ライブ 2015
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佐藤久成(Vn)
宇野功芳/
仙台フィルハーモニー管弦楽団
SAKURA/SAKURA-5




仙台を本拠地に活躍しているプロオーケストラの仙台フィルは、これまでに山下一史や山田和樹などの、正式な指揮者の元で録音を行ったCDを何枚かリリースしています。そんな中で、なんとあの宇野功芳氏が指揮をしたCDが出たということを知りました。いちおう先月末に発売になったようですが、仙台フィルの公式サイトやFacebookページでは全く何のお知らせもなかったので、これはどういう素性のものなのかは大変気になります。何しろ宇野功芳氏ですからね。もちろん氏がプロのオーケストラの指揮をして、それをCDにしていることは知っていましたが、なんでその相手が仙台フィルだったのでしょう。しかも四国の宇和島での録音とは。
録音されたのは今年の4月11日ということなので、最近は事細かにオーケストラの活動状況を報告してくれている仙台フィルのFacebookページでタイムラインをさかのぼってみると、確かに彼らが宇和島に行ってコンサートを行った時のレポートがありました。宇和島というのは、かつての仙台藩主だった伊達家の、いわば「分家」といった感じで、伊達家によって興された街ですから、仙台市とは深い縁がありました。今年は、その宇和島伊達藩が出来てから400年と、宇和島市と仙台市が姉妹都市となってから40年が経った年にあたるのだそうで、その記念式典の一環として仙台フィルが呼ばれたそうなのです。そのレポートの写真からは、多くの宇和島市民に温かく迎えられている仙台フィルと、宇和島市の観光を楽しむ団員の様子が生き生きとうかがえました。
ただ、そのコンサートの様子は、それほど詳しくは報じられてはいません。写真も協奏曲が終わった時のソリストのものしかなく、指揮者の写真はおろか、名前すらどこにも紹介されてはいないのです。少なくとも、そこからは「すばらしい指揮者とのすばらしい演奏会が体験できた」という空気は全く感じることはできませんでした。これはいったいどういうことを意味するのでしょう。
このコンサートがなぜ宇野氏と、ヴァイオリニストの佐藤久成氏を迎えて行われ、録音までされたのかは、その仕掛け人である、演奏会場の宇和島市立南予文化会館の館長、宇神幸男氏のライナーノーツによって知ることが出来ます。宇神氏と言えば、宇野氏を「師と崇めて」いる音楽評論家として有名ですし、音楽をテーマにした小説も書いていますが、「本職」はこういうポストの方だったのですね。
それによると、2013年に同じ会場で佐藤氏のリサイタルが開催された時に、宇野氏がトークで参加するためにこんな遠くまでやってきたことが、今回の演奏会、そして録音のきっかけだったのだそうです。

このCDはAmazonで簡単に入手できました。一応オープン価格ということでしたが、ここでは税込3,780円、とても立派な価格設定ですね。届いたCDの帯を見ると、このように「DSD」とか「超高品位録音」などという文字が躍っていますから、疑いもなくSACDだと思っていました。それならこの価格は納得です。ところが、よく見てみるとこれはただのCD、録音の時のスペックが5.6DSDだったというだけの話でした。見事に騙されましたが、それよりも「超高品位録音」という言葉がとても引っかかります。「録音」が「品位」などという曖昧なファクターに支配されるなどということがあるのでしょうか。
実際に聴いてみると、それはごく当たり前の、例えば「生録」を趣味としているアマチュアが録音したようなとても素直なものでした。なにしろ編集も何もしていない一発勝負ですから、予期せぬノイズなどが派手に入っていますが、それは一つの「記録」としてはとても興奮を誘われるものでした。そこからは、佐藤、宇野各氏のやりたいことがストレートに伝わってきます。それはまさに両氏の「品位」までをもつぶさに感じさせてくれるものでした。

CD Artwork © Office AMS
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by jurassic_oyaji | 2015-10-07 22:02 | オーケストラ | Comments(0)
演奏会のプログラムのゲラが出来てきました
 ニューフィルの指揮者練習が終わったばかりの通常練習、本番まで今日を含めてあと2日しかありません。普通だとこういう練習には弦楽器のエキストラの方は参加されないのですが、今日は数人いましたね。指揮練の後の練習は、大幅に人数が減ってがっかりすることが多いのですが、今日はそんなことはありません。なんか、いよいよ本番、という気になってきますね。
 まずは「モルダウ」から、私はピッコロで最後の方にしか出番がないので、さっきいただいたばかりのプログラムのゲラをチェックです。実は、もうきのうの時点でほぼ版下は出来上がっていて、それがメールで届いていたのですが、まずはそこにいろいろ注文を付けて、その結果出来上がった「ほぼ決定版」というのを、渡されたのでした。私が指摘したところも見事に直っていましたね。いや、それはほんとに些細な部分なのですが、私としてはこういうところでちょっと「本物」と違っているものがあったりすると、ものすごく気になってしまうものですから、無理を言って直していただきました。こんなところにばかり目が行くのは本当に嫌になりますが、もしかしたら私以上にこういうことにこだわっている人が、コンサートを聴きに来ないとも限りませんからね。でも、おそらくニューフィルの中には、こんなことでクレームをつける人なんて、ほかにはいないでしょうね。でも、それをきちんと直してくれていたのですから感激です。
 今回のプログラムでは、60回記念ということで、創立時からの定期演奏会の曲目を一覧表にしてあります。その原稿は私が作ったので、別にチェックする必要はないかな、とも思ったのですが、「モルダウ」はあちこちで細かいところを注意されつつ進んでいますから、私の出番まではまだかなり時間がかかりそうなので、一応そこにも目を通してみることにしました。そうしたら、やはり気になるところが出てきてしまいましたね。つまり、自分で作ったものにいちゃもんを付けたくなってきたのですよ。どうしようもありませんね。そんなところが10箇所ほど見つかったので、そこをチェックしてOさんに渡したら、嫌な顔一つせずに、ちゃんと直してくれることになりました。お手数かけて、本当に申し訳ありませんでした。
 やっと出番が来て、そこで酸欠してしまいそうにピッコロの高音をたっぷり吹いた後は、なんと「レニングラード」を全曲通すということになっていましたよ。80分、ノンストップでやってみる、というのですね。この前の指揮者練習でも楽章ごとに通すというのはやっていたので、まあ何とかなるでしょう。最近は、全体をきっちり見通せるようになりましたから、フルートはかなり休みが多いことが再確認されました。その代り、ほんとに瞬発的に難しいソロをやらなければいけない場面があるので、油断が出来ません。要は、休みが多いからと言っても、決してその間に緊張感をなくすことは許されない、ということですね。
 私の場合は、とにかく3楽章のソロまでは気が気ではありません。何とか、リラックスした状態でそこまで持っていくために、いろんなことをやってみました。そして、そこさえ終わってしまえば、あとはそんなに苦労せずに最後まで行ける、という見通しも立ちました。ただ、やはり全曲を通すと、周りがどんどん集中力をなくしていくのがよく分かります。そもそもそういう曲なのですから、まあ演奏が終わったらぐったりしてしまうことでしょうね。このところ体調が最悪でしたが、本番のころにはずっと元気になっているはずですから、たぶん途中で倒れたりすることはないでしょう。
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by jurassic_oyaji | 2015-10-07 00:08 | 禁断 | Comments(0)