おやぢの部屋2
jurassic.exblog.jp
ブログトップ
2016年 10月 09日 ( 1 )
後半は楽譜を見ていたので、少しホッとしました
 きのうは、日帰りで東京まで小旅行、三鷹まで行ってきました。こんなところです。
 三鷹市芸術文化センター。「風のホール」という名前の中ホールと、「星のホール」という小ホールの2つのホールが入った施設です。「風のホール」は600人収容のシューボックス・タイプ、まわりにバルコニーの付いた音楽専用のホールですが、そこで大学の合唱団の後輩Pくんのリサイタルがあったので、聴きに行きました。Pくんは、私が以前東京まで通って参加していた、その合唱団のOBを中心にした合唱団の指揮者、音楽監督です。合唱指揮者として、その「コール青葉」という合唱団を率いて10年以上東京オペラシティのコンサートホールを満席にするコンサートを続けています。
 彼は、私の2学年下で、新入団員として大学の合唱団に入ってきた時には合唱のセンスとともに、その素人離れしたピアノの腕に驚かされてしまいました。確か、「枯れ木と太陽の歌」を練習していた時に、ちょこっとそのピアノ伴奏を頼まれて弾いたときには、「これはプロだ」と思ってしまいましたからね。それもそのはず、彼は5歳の時からピアノを始めて、一時は音大を目指していたのだそうです。
 でも、結局は普通の大学で私と同じ学部ですから全く音楽の専門とは縁のない道を選んだのですが、ピアノをやめることはなく、就職してもずっと弾き続けていたのだそうです。そして、数年前定年退職をしたのを機に、本格的なリサイタルをやることにしたのだそうです。それも、かなり難易度の高い曲をみっちり2時間演奏する、という、妥協のないものでした。
 今回は3回目となるリサイタルですが、その曲目はスカルラッティのソナタから5曲、バッハのパルティータ第6番、リストのハンガリー狂詩曲第2番、そしてベートーヴェンのピアノソナタ第17番「テンペスト」ほかという、ものすごいもの、もちろん全曲暗譜で演奏するという、どこに出しても恥ずかしくないフォーマットです。
 このホールに入る前には、こんなに長く広々とした廊下があります。とても落ち着いた雰囲気が、まず建物の中に入っただけで味わうことが出来ます。
 ホールは、見ただけで音の良さが分かるような、とても響きのよさそうな素材がふんだんに使われた内装です。本当はバルコニーに座って聴いてみたかったのですが、そこにはカメラなどが置いてあって一般のお客さんは入れないようになっていました。
 椅子もすべてのパーツが木製という、まるで工芸品のような手のかかったものでした。
 Pくんのピアノは、まさにそんな会場全体に響き渡っていました。完全にコントロールされたダイナミクスとニュアンス。それは、それぞれの音楽の持つ情感をとてもロマンティックに表現していました。彼は間違いなく、生涯続けてきたピアノを通して、多くのお客さんの心をつかむという夢をかなえていたのですね。
 実は私も、別のツールで音楽を伝えることができるように、少なからぬ精進をしているつもりでした。でも、それは彼が成し遂げたものには遠く及ばないことにも、気づかされてしまいますね。だから、もう少しだけ彼のレベルに近づけるようになりたいな、と、ほんの少し気持ちを引き締めることが出来ました。それが、ここまで聴きに行って得られた最大の収穫です。
 きのうの東京は雨模様、ちょっと肌寒いお天気でした。もちろん仙台も、帰ってきた時にはひんやりするほどでしたね。確実に冬の足跡が聴こえてきたので、今年は新しく暖かいコートを買ってみようと、今日は1日走り回っていました。そこでタピオにいったら、ミニチュア模型の展示会が開かれていました。こんなのなんか、すごいですね。
 でも、一番受けたのは、さりげなく書かれた「らくがき」です。「イタリヤ コンマ」って、誰も知らないでしょうね。

[PR]
by jurassic_oyaji | 2016-10-09 22:30 | 禁断 | Comments(0)