おやぢの部屋2
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マーラーのカップリングは「未完成」?
 そして(と言われても、サイトの「禁断」だけを見ている人には何の事だかわからないでしょうが)、「娚の一生」も無事BDに保存することが出来ました。いやあ、とても素敵な映画でしたね。何よりも、ロケ地がとても豊かな自然の中で、心が洗われるようなシーンが満載でした。お祭りのシーンなどは、なにかのオマージュといった感じでした。
 そんな現世から隔絶されたようなところで展開される年の差ラブストーリー、榮倉奈々は、かなり陰のある主人公を見事に演じていました。この人、いつの間にかとても幅の広い演技ができるようになっていたんですね。もうこうなると「大女優」じゃないですか。わたし的にはここまで成長してくれなくても、ただかわいいだけでよかったのですがね。もちろん、ここまで立派になってくれたんですから、何も言うことはありません。
 正直、この映画での彼女を見ていると、「かわいい」とか「美しい」と言った対象ではなく、もっと深いところでの魅力が発散されているのではないでしょうか。つまり、ただ美しいだけの人には絶対にできないような表情で、魅力を伝えてくれるのですね。こういうタイプの人は、年をとってもその魅力が衰えることはないのではないでしょうか。
 映像とともに、素晴らしいと思ったのが音楽です。よくある、演技の稚拙さを音楽によって助けてしょうもないシーンを感動的なものに仕上げる、というようなことはなく、あるのかないのかわからないほどにほんわかと存在している、というたたずまいがとても心地よかったですね。でも、残念なことに、最後のシーンになったらヴォーカルが思い切りかぶってきて、それまでのここでの音楽の在り方が全否定されてしまいました。もしかしたら、それまでの音楽はただの気まぐれで、別に狙ったものではなかったのかもしれませんね。やはり、この世界では音楽に関してはまだまだ「勘違い」が横行しています。
 もう一つ残念だったのは、最初に彼女が自転車を運転していた時に、道路の右側を走っていたことです。この映画が公開された時点で、それは立派な違反行為、こういうところに無神経なのは、許せません。あと、榮倉奈々にタバコは喫わせてほしくなかったですね。
 あと、「離婚が成立したから結婚しよう」と言いにやってきた不倫相手が、向井理だったのは笑えますね。なんたって、そのあと、この二人はテレビドラマで夫婦になるのですからね。ま、そういう見方は「反則」ですけどね。
 ドラマと言えば、嵐の二宮くんが主演の「坊っちゃん」も、CGなどはすごかったですね。でも、松山の中学生が標準語をしゃべっているのは絶対にまずいのでは。「『なめし』と『なもし』はちがうぞなもし」というセリフが、この小説のキーワードなのに。
 そんな楽しいお正月も終わって、いつもの仕事や練習が始まりました。職場ではこの時期大量に送られてきた会費納入の振替用紙の集計が待っているのですが、何回やっても金額が合いません。毎年やっていてこんなことはなかったので、明日もう1回最初からチェックをし直すつもりです。その差額がわずかだったとしても、それを払った人にとっては重大なことですからね。
 ニューフィルも、ブルックナーをほぼ初見に近い状態で合奏です。一応1回はやっていたのに、その間にクリスマスコンサートが入ったので、もうすっかり忘れていたみたいですね。もう、これがニューフィルか、と思えるほどのひどさでしたが、これがあと2か月もするとしっかりした形になるのですから、すごいですね。そんな仕上がりの様子をつぶさに味わえるのが、アマチュアの面白さです。
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by jurassic_oyaji | 2016-01-06 09:48 | Comments(0)
Jurassic Awards 2015

今年も「おやぢの部屋2」をご覧いただいて、ありがとうございました。年末恒例の「ジュラシック・アウォード」の発表の日がやってきました。例によって、部門ごとの今年のエントリー数の集計と前年との比較です。
  • 第1位:合唱(今年51/昨年51)→
  • 第2位:オーケストラ(42/49)→
  • 第3位:現代音楽(21/6)↑3
  • 第4位:フルート(19/19)↓1
  • 第5位:オペラ(14/13)→
  • 第6位:書籍(9/18)↓2
現代音楽がこんなに増えたのは、なぜなのでしょう。おそらく、「現代音楽」というくくり自体が変わってきているのでしょう。
■合唱部門
今年も多くの合唱曲を聴きましたが、とびぬけて印象に残るというようなものはほとんどありませんでした。そんな中で、久しぶりにブルックナーのモテット集が2種類もリリースされたことが、とてもうれしいことでした。その、3月のファーガソン盤と12月のショート盤は、ともにスケールの大きいブルックナー像を示していたことで、それぞれに大きな感動を与えれくれました。
■オーケストラ部門
生誕150年ということで多くのアイテムがリリースされたシベリウスですが、なんといってもリントゥの最新の映像による交響曲全集が、映像ならではの情報量の大きさで圧倒されました。これを「大賞」にしたいと思います。この部門での次点として、クリュイタンスのベートーヴェンの交響曲全集のSACDによる復刻盤を挙げさせて下さい。半世紀以上前の録音が見事に生々しい音によってよみがえっています。
■現代音楽部門
昨年の悲願だったペンデレツキの自作自演による交響曲全集をやっと聴くことが出来ました。これが部門賞です。唯一「8番」の改訂版が聴けるということと、「1番」でさりげなく行っている改訂が大きなポイントです。もちろん、それは音楽としてのクオリティが高いからではなく、それによって作曲家の心根までもがまざまざと露呈されているからにほかなりません。
■フルート部門
なんと言っても、ウィーン・フィルの首席奏者カール=ハインツ・シュッツが録音したモーツァルトの「フルート四重奏曲」を部門賞に挙げないわけにはいきません。ここでは、単に彼が卓越したフルーティストであるだけでなく、ピリオド楽器の登場で演奏様式がガタガタになってしまったこの時代の音楽に、モダン楽器としてとるべき一つの回答が得られているというあたりにも、重要な意義を認めることが出来ます。
■オペラ部門
ヤーコブスの「後宮」は、相変わらずの一本芯が通った制作態度が、今のレコード業界に喝を入れてくれるものでした。次点は待望久しい「炎の天使」のリイシュー盤です。
■書籍部門
バッハの「ロ短調ミサ」の、全く新しい資料に基づく原典版が出現したこととともに、それがいとも簡単に入手できるような状況であることに感謝したいものです。ブルックナーの「交響曲第7番」のコールス版などは、いつになったら普通に買えるようになるのでしょう。「戦火のシンフォニー/レニングラード封鎖345日目の真実」も、今年は何かと縁があったということで次点に。

ということで、某「レコード・アカデミー賞」とは全くかぶっていないというのが、ささやかな誇りです。来年も、たくさんのレコードを紹介していきます。
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by jurassic_oyaji | 2015-12-31 21:36 | Comments(2)
運行停止
 けさ、停電がありました。朝の8時半ごろでしょうかね、電気ストーブを点けながらPCをいじる傍ら、録りためたオペラをBDに焼くという作業を行っていました。そうしたら、いきなり「パチン」というような音がして、ストーブが停まってテレビの画面が消えてしまったんですね。でもPCは何ともなかったので、一瞬何事もなかったような気になってしまいましたよ。ラップトップですから、電源が切れてもPCに変化はないんですよね。でも、私の部屋以外でもちょっと暗かったので点けていたリビングの照明も消えていますし、テレビも点かないので、これは停電に間違いありません。
 そこで、まずはブレーカーの点検です。しかし、それは異常がなく、落ちた形跡はありません。ということは、マンション全体の停電なのかもしれませんから、それを確認するためにエレベーターを見てみようと外に出てみたら、2件先のドアが開いて、中から出てきた人が「停電でしょうか?」などと聞いてきましたから、これは間違いなくマンションの大元が停電したのでしょう。そういうことであれば、私に打つ手はありません。管理人が気が付いて、しかるべきところに連絡を取って、ほどなく復旧するはずです。
 しかし、なかなか「復旧」はされません。そうなってくると、まず水道が止まってしまいます。ポンプの電源が止まるので、上まで水が来なくなるんですよね。ですから、トイレなども1回は使えますが、2回目からは運行することができなくなってしまうのです(ミスタイプではありません。気を使っただけです)。こんなに長い停電は震災以来ですから、ちょっと不安になってしまいますね。
 幸い、PCは使えるので、ネット検索を続けようとしたところで、それも電気が来ていないとダメなことに気が付きました。マンションなのでVDSLからルーターにつないでいるのですが、そのどちらも「電気で動く」機械なんですよね。これは、ちょうど地図検索をしていてストリートビューを使おうと思ったら、人形をぶら下げてブラブラさせても道路の青い線が出てこないので、やっと気が付いたのでした。
 結局、停電は1時間ぐらい続きました。その間は何もすることがないので、きのう送られてきた日産のカレンダーについてきたペーパークラフトでも作ってみようかと思いました。今年のカレンダーはリーフがテーマになっていて、そのペーパークラフトが一緒に付いてきたのですよ。それにはもうすでにミシン目が入っていて、簡単に作れそうだったので、どうせヒマだからと作り始めたのですが、それをやっている途中で電気が来てしまいましたね。でも、あとで続きを行い、完成させました。

 結構、カーブなどが忠実に再現できるように作られていて、その分接着面が多くなりますが、それにもめげず丁寧に作業を進めていったら、思いのほかリアリティのあるものが出来上がりました。
 実は、日産ではだいぶ前からこんなペーパークラフトが自社のサイトからダウンロードできるようにしていたのですね。こちらがそうです。PDFをダウンロードして厚めの紙にプリントすれば、それがペーパークラフトの原紙になってしまうのです。ただ、これにはミシン目は入っていなくて、カッターで切り抜かなければいけませんがね。
 幸い、BDのダビングは最後まで終わっていましたし、大部分の家電はそのまま使えるようになっていましたが、VHSのデッキと、旧式の留守電だけは時間設定を再度行わなければいけませんでした。VHSのデッキに触ったのなんて、何年ぶりだったでしょう。
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by jurassic_oyaji | 2015-11-14 21:16 | Comments(0)
カウフマンのCDがトイレットペーパーになるところでした
 「シルバー・ウィーク」は終わりましたが、まだ「お彼岸」は続いているということに気づいている人は、どのぐらいいるのでしょうか。「中日」がきのうの23日でしたから、その前後3日間が「お彼岸」、だから、今年は26日の土曜日まではお彼岸なのですよ。
 もちろん、そのような年間行事を正しく把握している人は少なくはなく、昨日も今日もお墓参りの人の数は、決して多いとは言えませんがそれなりのものがありました。職場もまだ「お彼岸シフト」を解除してはいません。
 そんな、いわば「お祭り」の中でも、定期的なごみの収集は行われます。きのうは紙類の収集の日だったので、自販機用の飲み物のケースがこのところ山積みになっていましたからまとめて出すことにしました。ついでに、私のところに送られてきた宅配便などのケースだった段ボールも一緒に出すことにしましょう。CDとか書籍などは、昔はちゃんとした箱に入って送られてきましたが、最近では封筒のような薄っぺらな段ボールに挟まれているものが多いですね。回収日は月2回ですが、その間にはかなりの量がたまっています。自宅に送ってもらうより、職場の方が確実なのでいつもこちらを送り先にしてもらっています。CDなどはほぼ100%通販ですからね。机の上には前の日に届いたCD入りの段ボールもまだ開けられずに置いてありましたし。
 それらをまとめて紐で結わえると、かなりの大きさになりましたね。もう出している人もいたので、同じ場所に置いておきます。ひと仕事終わったので、きのう届いたCDを開けてみようと思ったのですが、さっきまであったはずの段ボールの包みがありません。もうお分かりでしょうが、回収用の段ボールと一緒にしてしまったのですね。さっき置いたところに行って調べたら、やはり中にまだ開封していない段ボールがありましたよ。気付いてよかったですね。もしこのまま持って行かれたら、どうなっていたのでしょう。おそらく、先方では紙以外のものが入っていないか調べるはずですから、その時に気づいて、連絡があるはずだ、とは思いますが、そんな保証もありませんしね。
 連休が終わるとともに、嵐騒動も終わったことでしょう。きのうごく一部分を生中継していたので見てみたら、ものすごいことをやっていたのですね。あれだけのことをその場で出来るわけはありませんから、当然現地でのリハーサルなどもあったはず。いったいいつごろから準備が始まっていたのでしょう。あと、気になるのはメンバーの宿泊先ですが、いろいろ噂が飛び交う中で「ウェスティン」ではなかったことが、さる筋からの情報で明らかになりました。ということは、やはり大本命のロイヤルパークホテルだったのでしょうかね。
 不思議なことに、40万人もの観客がいたというのに、私のまわりで実際に行ったという人には、だれも出会えていません。せいぜい4000人程度の山下達郎でも、何人かは知り合いが行っていたりするのですが。まあ、客層が違うと言ってしまえばそれまでなのでしょうが、せっかく宮城県で開催されたというのに、なんだかその地元の人たちはあまり行っていないのではないかという気がするのですが、どうでしょう。あるいは、当然行きたかったのに行けなかったとか。なんか、当初はそういう趣旨のイベントではなかったような気がするのですがね。
 そんなちょっと不思議な状況を弁護するかのように出現したのが、例の「経済効果」という忌まわしい言葉です。これさえ出しておけば、どんな不条理なことでも許せるのだと思っているのでしょうね。相葉くんたちは、そんなもののためではなく、純粋に被災地の人たちを励ますために宮城県にやってきたのだ、と、思いたいものです。仮にそれが真っ赤なウソだったとしても、信じることは大切です。
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by jurassic_oyaji | 2015-09-24 23:52 | Comments(0)
MOZART/Die Entfürung aus dem Sarail
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Diana Damrau, Annna Prohaska(Sop)
Roland Villazón, Paul Schweinester(Ten)
Franz-Josef Serig(Bas), Thomas Quasthoff
Yannik Nézet-Séguin/
Chamber Orchestra of Europe
DG/00289 479 4064




DGで進行中のモーツァルトのオペラ選集の録音は、「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」と来ていたので、次は「フィガロ」かな、と思っていたら、あっさり予想を裏切って「後宮」が出てきました。このシリーズは、バーデン・バーデンで毎年7月に行われていたコンサート形式のライブ録音を順次リリースするというやり方でCDが作られていたものが、前作までは2011年の次は2012年と、きちんと1年ごとに録音されていたのに、今回は2014年の録音、この間にいったい何があったというのでしょう。
当初の計画では指揮者は何人かの人が立てられる、というものだったように記憶していますが、ここまではすべてネゼ=セガンの指揮によるものになっています。こうなったら、最後まで彼に任せることになるのでしょうか。確かに彼の演奏はとてもユニークなものですから、ここで別の指揮者に引き継がれたとしたら、せっかくの選集の位置づけがあまり意味にないものになってきそうですね。まあ、現在のレコード業界の状況では、そもそも選集(7作品と言われていましたね)が完成するという保証すらないわけですが。
そのネゼ=セガンのユニークさは、外面的なところではオーケストラに通奏低音としてフォルテピアノが参加しているという点です。オペラ・ブッファであればレシタティーヴォ・セッコで使われますから何の違和感もないのですが、今回の「後宮」のようなジンクシュピールでこれを使うというのはとても珍しいことではないでしょうか。少なくとも今までの録音やライブで出会ったことは皆無です。しかし、ここでのフォルテピアノ(演奏しているのはこちらでジョシュア・スミスと共演していた、副指揮者でチェンバリストのジョニー・ヴィニクール)の、ここぞというところで現れて見事に音楽に華を与えるセンスの良さには、感服です。そういえば、5番の合唱の前に聴きなれないマーチが入っていましたね。
いつもながらの、ネゼ=セガンの独特のモーツァルト節も全開、時には不必要なほどオケを歌わせているのはちょっと煩わしく感じられることもありますが、それによってこの聴きなれたオペラがとても新鮮に感じられるような新たな発見があるのは、うれしい体験です。たとえば、11番のコンスタンツェのアリアの中でのコンチェルタンテの表情づけなどは、かなりショッキング。
キャストの中にもう引退したはずのクヴァストホフの名前がありましたが、それがセリムの役だったので納得です。これはセリフだけのロールですからね。しかもコンサート形式ですから・・・。
ソリストに関しては、まず、最も期待していたダムラウ(コンスタンツェ)がちょっと、だったのが、非常に残念でした。なにか、今まで聴いてきた彼女には見られない慎重な姿勢が多く見られることに失望されました。コロラトゥーラなどで、いかにもな段取りが感じられてしまうのですよね。これを見せてはだめだろう、みたいな。もはや下り坂に向かって、あらゆる意味で「守り」に入ってきた、ということなのでしょうか。
それを帳消しにしてくれたのが、ブロンデのプロハスカです。こちらはまさに「旬」、やっていることがすべて良い方に作用するという勢いがあります。8番のアリアでは何回も繰り返されるメロディの装飾を、全部違うものにするという余裕まで見せていましたね。同じく若手のシュヴァイネスター(ペドリッロ)も伸びのある声で楽しみな人です。そして、ワーグナーでおなじみのゼーリッヒのオスミンも、完璧です。ちょっと理知的すぎるかもしれませんが。
もちろん、ヴィリャゾンがベルモンテでモーツァルト好きを満足させられるわけはありません。誰しもが、とてもおぞましいものを聴いたと感じることでしょう。もうこのシリーズからは外れてほしいものです。

CD Artwork © Deutsche Grammophon GmbH
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by jurassic_oyaji | 2015-07-15 10:40 | Comments(0)
特急「ひばり」の思い出は、忘れられません
 この週末は、あちこちで関係者の参加するコンサートが行われていたのですが、合唱もオケも、行くことはできませんでした。なんせ、「アラジン」のチケットを買った時には、まだそういう予定はチェックできるほどのものではありませんでしたからね。でも、パリンカの場合は青文コンサートホールで入場者数が900人ですってね。ホールに入りきらないお客さんはロビーでモニターを見ていたのだとか、すごいですね。次の日は市民響とシンフォニエッタが重なっていたので、どっちに行っても恨まれたでしょうし。
 ということで、私の場合は「おと休」パスの消化にいそしんだ週末でした。きのうは、念願の鉄道博物館に行ってきましたよ。いつも新幹線で東京に行くときに、大宮の手前でその建物が見えるので、いつかは行きたいと思ってました。
 鉄道博物館に行くには、大宮駅で「ニューシャトル」に乗り換えるのが一番便利。こんな大々的な表示がありますから、間違えることはありません。実は、私は2005年にやはりニューシャトルに乗りに来たことがあったのですが、その時はこんな立派な表示はまだありませんでした。そのあと、2007年に開通したんですからね。その時は、いかにもマイナーな乗り物、といった感じ、車体は汚いし、何より駅舎がほんとにみすぼらしいのにはがっかりしましたが、いまは、鉄道博物館駅に関してはそんなことは全くありませんでした。というか、2005年の時には別の駅名でしたからね。
 入場券を買うのではなく、スイカで直接入場するというシステム、さすがJRですね。そういうのを記念に集めている人のために、出る時にスタンプ用紙が渡されました。
 「博物館」とは言っても、自由に中に入ってみることができる車両がたくさんあったのには、感激です。
 こんな車両、これは乗務員室ですが、確か同じ形でトイレになっているのもあったはず、このあたりは実際に本物に乗ったことがありますからもうたまりません。
 こんな、木製の椅子が向い合せになっているのが標準のレイアウトという列車は、小さいころの定番でしたね。
 そして、なんと特急「ひばり」ですよ。しばらく大宮に住んでいましたから、仙台に帰ってくるときにはいつもこれに乗ってましたね。
 ちゃんと「仙台行」って書いてありますし。
 ちょっと硬めのシート、今の新幹線より大きな窓は、とても快適でしたね。
 これがごみ箱。指定席が取れなかった時なんか、ここに座っていたこともありましたね。
 これは水飲み場です。右に折りたたんだ紙コップが入っていて、それを広げてコップにして水をくむんですよね。よく冷えた水だったような気がしますが、本当はどうだったんでしょう。
 そんな、「鉄道」というよりは、それにまつわる思い出がぎっしり詰まった博物館、とても楽しめました。最後はちょうど時間になったので、2階からターンテーブルが回るのをしっかり眺めてしまいましたよ。もう少しすると、増築されるそうですね。その時は、また来てみたいものです。
 今日になったらなんだかいやなニュースが。ネットには顔写真まで掲載されてましたね。明日の練習や、そのあとの選曲会議では、どんな話がでるのでしょう。
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by jurassic_oyaji | 2015-06-29 22:09 | Comments(0)
〇井さんのコンサートが売れ残り
 うちでとっている朝日新聞には、こんな広告が連日のように載っています。ゲルギエフの指揮するミュンヘン・フィルの東京でのコンサートの広告です。東京だけで何回か開かれるコンサートの中で、ピアノ協奏曲が入っていないプログラムのこの日だけが、なかなか売れないようですね。つまり、この一連のコンサートの目玉は、そこで協奏曲を共演する某人気ピアニストだったのですよ。その人のリサイタルなどはもう発売と同時に売り切れてしまうという、超売れっ子ですから、プログラムにピアノ協奏曲が入っている日の分はかなり高額なチケットにもかかわらずすぐに売り切れたようですね。ただ、オケだけの日はほんの少しお安くなっていたようですが、こんな風にいつまで経っても在庫の山、という状態が続いているのです。最近は世界中からほんとに超一流の指揮者やオーケストラが毎日のようにやってきてコンサートを行う、というのが今の東京ですから、私から見たらかなりすごい顔ぶれではあっても、やはりなかなか売れないようになってしまっているのでしょうね。それで、主催者はそのピアニストをカップリングすれば売れるだろうと考えて、こんなコンサートを企画し、それは確かにピアニストがらみのところではうまくいったものが、オケ単品では完全な誤算となって売れ残った、という状況なのでしょう。
 なんて、よそのことを笑ってはいられないのが、この「事件」の困ったところです。実は、このオーケストラは「ピアニスト付き」で、なんと、外国のオーケストラなんかは決して寄り付かないド田舎の仙台でもコンサートを開くのですよ。最初それを知った時には、これは大変なことになったと思いましたね。ただでさえ、外国のオーケストラに飢えているこの地で、あの人気ピアニストまでがくっついてくるとなると、もうチケットなんかは絶対に手に入らないと、本気で思ってしまいました。ですから、本番は11月ですが、チケットの先行発売があるという2月末には、電話予約をしてしまいましたよ。でも、なんかあまり手ごたえがなくて、電話は一発でかかってしまって簡単にチケットも手に入ってしまったのには、ちょっと拍子抜けしてしまいましたね。しかも、座席が前から3列目なんてとんでもないところでしたからね。まあ、そういう発想なんでしょう。あくまでお目当てはピアニストですから、そのお姿がよく見える舞台に近い席が、「いい席」と認識されているのですからね。
 しばらくして、一般発売も始まりましたが、まあ、もうチケットは手に入っているのでそれは全く興味はありませんでした。そして、発売されてからかなり経ってから、たまたまプレイガイドの近くに行ったので、果たしてどのぐらい売れたのか見てみました。そうしたら・・・
 いやあ、びっくりしましたねえ。チケットはほとんど売れていなかったのですよ。オーケストラを聴くにはベストだと思えるようなところでも、まだまだたくさん残っていましたよ。これは全くの予想外の展開、こんな事だったら、あせって先行で買う必要は全くなかったではありませんか。それよりもはるかにいい席が、こんな時期にまだまだ選び放題で残っているのですからね。
 やはり、売れなかった原因は、あまりのチケットの値段の高さでしょう。おそらく、その金額は、そのピアニストのコンサートだったら少しぐらい高くても行くわよ、というような熱心なファンでさえ、一線を越えてしまったと思えるほどのものだったのでしょう。物事には限度というものがあるのですね。主催者はそれを完全に読み誤っていました。ざまあみろ、です。
 それにしても、仙台ではちゃんとしたオーケストラを聴くことが出来ない、という状況は、どんどんひどくなっています。全国に「ちゃんとした」コンサートホールがたくさん出来ているのですから、わざわざそういうものが1つもない仙台でコンサートを開く理由はない、というのが、その原因なのは明らかです。一時盛り上がった、コンサートホールを作るという話はどうなったのでしょう。まあ、あれはかなり胡散臭い企画でしたから、実現できなくてよかったのかもしれませんが。
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by jurassic_oyaji | 2015-06-25 21:55 | Comments(0)
ヴァイナルってなに? EPってなに?
 最近は、「レコード」が再評価されているようですね。いや、今では「レコードってなに?」というような世代も増えていますから、そもそもこの言葉に対する説明が必要になってくる時代ですけど。もちろん、これは「record」という動詞が名詞として使われている言葉です。「記録する」という意味を持っていますが、このあたりの文脈では「音を記録する」、つまり「録音する」という意味に限定して使われます。その中でも、特に「音楽」を録音するときにもっぱら使われるのではないでしょうか。ですから、「recording」といえば、音楽を記録する作業のことになります。そのように記録されたものが、様々な工程を経て「音楽を再生する」物体に変わった時に、その物体は「レコード」と呼ばれることになります。
 しかし、歴史的には、「レコード」と呼ばれる物体は、平らな円盤に溝を掘って音の信号を刻んだ形で「記録」したものに限られています。同じ溝で記録するものでも、もっとも初期の形の円筒に記録するものは「シリンダー」とは呼ばれますが「レコード」とは呼ばれませんし、ごく最近(といっても、30年以上前)発明された、音の信号をデジタル・データに置き換えて、そのデータを「穴」として円盤に刻んだ「コンパクト・ディスク」も、やはり「レコード」と呼ばれることはありません。
 その「レコード」は、材質の違いにより、2つの種類に分けられます。初期のものは「シェラック」という天然成分の樹脂が使われていました。これが「SPレコード」です。78rpm(revolutions per minute/1分あたりの回転数)という高速で回転させるため、演奏時間が短く、割れやすい材質でした。
 それが、材質をポリ塩化ビニールとポリ酢酸ビニールの共重合体に代えることによって、音の溝を細くすることができ、低速の回転数でもSPレコードをしのぐ音質が確保でき、割れたりすることもないという革新的なレコードが誕生しました。その最初のものはSP(standard play)に対して「LP(long play)」と命名されています。それは、直径が12インチ(30㎝)、回転数が33 1/3rpmという規格でした。
 それに対して、競争会社が、直径が7インチ(17㎝)、回転数が45rpmという別の規格を提唱、それを「EP(extended play)」と称して、LPに対する覇権争いが始まります。これは、例えば後のVHS vs ベータのような、規格の独占を狙う不毛な戦いの始まりでした。幸いにも、LPとEPは、より長時間の演奏が可能なLPは「アルバム」、コンパクトなEPは「シングル」と、それぞれに適したフォーマットとして、共存することになります。この2つのフォーマットは、材質に由来する「ヴァイナル(vinyl=ビニール)という名称で統括されています。
 このあたりの用語に関しては、誤解が多いのですが、このようにEPというのはあくまで7インチ/45rpmという規格のレコードに対する名称です。片面に7分以上の音楽が収録できますから、当初は「ミニアルバム」的な使い方が想定されていました。この流れで、現在のCDでも「ミニアルバム」的な収録時間の短いものを「EP」と呼ぶ習慣が、アメリカあたりではまだ残っています。ただ、レコードとしてのEPの用途が、以前のSP同様ほとんど片面に1曲だけを収録するものだったために、「シングル・レコード」という言い方が定着します。さらに、これはジュークボックスなどで使われるように中心の穴が大きく開けられていましたから、「ドーナツ盤」とも呼ばれていました。つまり、「シングル盤」と「ドーナツ盤」は同義語、そしてそれらは「EP」の一つの形態、というのが、用語としての正しい使い方です。
 もう一つ、混乱しているのが「12インチ」という呼び方です。実はLPには標準の12インチのほかに、少し小さめの10インチのものもありました。ですから、「12インチヴァイナル」と言った場合は単に「標準的なLP」という意味しかなかったのですが、最近になって少し事情が変わってきています。かつては存在していなかった「クラブDJ」の出現により需要が生じた、最も音がよい最外周だけに1曲だけを収録した、いわば「シングルLP」、さらには、もっと高音質の45rpmで演奏する「12インチEP」のことを特化して「12インチヴァイナル」、または単に「12インチ」と呼ぶ習慣が出来つつあるのです。
 「ヴァイナル」の再評価が高まっている昨今、このぐらいの基礎知識があれば、困りません。
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by jurassic_oyaji | 2015-06-13 22:17 | Comments(2)
「魔笛」序曲は、クレメンティのピアノソナタのパクリ
 ニューフィルの演奏会まであと2週間ですね。ここにきてFacebookでイベント招待を行った人から、参加される旨の連絡が入るようになってきました。おそらく、これを始めてから最高の申し込みになりそうな予感です。もちろん、「エイプリル・フール」で書いたように、マジでプレイガイドからは追加注文が来てますから、間違いなく今度の演奏会はたくさんのお客さんがいらっしゃることになるはずです。ですから、落ち着いて席を確保できるように、少し早めに会場にいらっしゃることをお勧めします。
 その時にお渡しするプログラムの制作も、快調に進んでいるようです。表紙を除いたページはほとんど完成しているみたいで、ゲラのPDFが送られてきましたからね。
 実は、そのプログラムに載せる曲目解説を、前もって団員に読んでもらおうと、本番の1週間前の指揮者練習の時に発行する予定で、その解説を掲載した新しい「かいほうげん」を準備しているところです。その解説、半分は私が書いたので原稿は手元にありますが、もう半分は別の人の担当なので、印刷担当のOさんにお願いして送ってもらいました。そうしたら、その量がハンパじゃありません。私のは3000字ぐらいだったのに、そっちは優に4000字を超えていましたからね。しかも、それを読んでみると、私の原稿の内容にも少し関係しているようなことが書いてあるではありませんか。私は、できるだけ簡素に仕上げるためにそういう細かいことは大幅にカットして仕上げたのですが、こちらにそういうことが書かれてあると、私の方もそれに対応したものがないことには、全体がちょっと間抜けなものになってしまいます。そこで、そんなことを含めて、原稿を少し書き直すことにして、その追加分をOさんに送りました。ちょっと長めですが、Oさんのスキルをもってすれば、それは楽々収まるはずですから。
 しかし、どうやらそれはあまりに無理な注文だったようで、「とても収まらないので1/3ぐらいに減らしてください」という、涙交じりのお願いが返ってきましたよ。実際の割り付けも送られてきましたが、確かに、もうパンパンに入れてもまだはみ出している、という感じでしたね。なんか、こういうのって、新聞記事の校正をやっている現場みたいでスリリングですね(そんなのを「出禁の女」でやってましたっけ)。
 私が担当したのは2曲なのですが、そうなるともう1曲の方も少し直したくなってきました。せっかくだから、その「魔笛序曲」に関するとっておきのネタを入れてみたくなったのですよ。ご存知かもしれませんが、この曲のテーマは別の作曲家のピアノソナタの最初のテーマをそのままパクったものなんですよね。
 そのことを加えて原稿を送ったついでに、Oさんにこの曲の音源が聴けるサイトを教えてあげました。そうしたら、Oさんもすっかりハマってしまったようで、「このURLをプログラムに載せましょうよ」と言い出しましたよ。さっき届いたゲラには、もうしっかりQRコードが印刷されていましたよ。ですから、スマホやケータイをプログラムにかざすと、この楽譜の2段目ぐらいまでがその場で聴けるようになります。ただ、これは会場の人が一斉にやりだしたら、かなりうるさいでしょうね。「ここでは聴かないでください」みたいな注意書きが必要かも。
 「かいほうげん」には、そんな最新の原稿を載せることが出来ました。そのほかに来年春の指揮者の篠崎さんの今までの写真などをまとめて2ページ分作ったりしたら、私が最初から作らなければいけない部分はほとんど完成してしまいました。あとは、お願いしている団員からの原稿さえ届けば完成です。
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by jurassic_oyaji | 2015-04-10 22:21 | Comments(0)
カルメンの主役はホセ
 きのうと今日は、ニューフィルのスプリングコンサートの指揮者、佐藤先生との初練習でした。とは言っても、この方はおそらくニューフィルとは最も多くの共演を果たしている指揮者なのではないでしょうか。つまり、毎年の角田の合唱団が手掛けている「第9」の演奏会のオーケストラをニューフィルが引き受けているものですから、その時の指揮者として先生とはもう20年近くのおつきあいとなるのですよ。そんな縁のある方なのに、なぜか定期演奏会に呼ぶ、ということはありませんでした。団員の中には、いつかちゃんとしたニューフィルの演奏会でも振ってほしいという人もいましたし、先生の方もひそかにそんな希望を持っていた、というようなことを回りまわって誰かから聞いたことがあります。ですから、今回の演奏会で指揮者としてお願したのは、まさに待望のことだったのでしょう。言ってみれば、いままでずるずると同棲生活をしていた男女が、晴れて入籍した、みたいなものでしょうか。
 そんな、おなじみの方ですから、もうお互いのやり口はよくわかっています。最初にあいさつをされた時も、「初めまして、佐藤です」なんてミエミエのウケ狙いで笑いを取ろうとしていましたし。
 練習の方も、隙あらば面白いことを言ってみようというタチですから、油断をしていると大笑いさせられてしまいます。今日なんかも、「カルメン」の楽譜は順不同なので、たくさんのスコアを持ってきていましたが、「カルタ」が終わった後で「次はシャンソン」と、「闘牛士の歌」を探し出したものですから、私が「次は、間奏曲」とつぶやいたら、「なんせ、乾燥注意報がでているからねえ」などと、意味不明の返し方をしていましたからね。ま、正直、間奏曲はきのうはピッチが合わなくてボロボロだったので、あんまりやりたくなかったのですけどね。
 油断ができないのは、本編の練習でも同じこと、止めて練習しているときに、こちらが準備が整うまで待ってなくてすぐスタートしたりしますから、よっぽど先を読んでスタンバイしていないと出遅れてしまいますね。でも、そんな疾走感あふれるやり方ですから、気を抜いたりできなくて、終わってみれば結構な疲労感が残りますね。そんだけ身を入れて練習させられた、ということなのでしょう。それは心地よい疲労感でした。
 今回は久しぶりにハイレゾのレコーダーを使って私の出番だけを録音してみました。でも、この会場は真ん中の通路の衝立の上が丸くなっているので、そこにレコーダーを置くと不安定になってしまいます。となると、椅子の上でしょうが、そうなるとその衝立がオケとマイクの間に入ってしまいますから、直接音が拾えなくなってしまいます。そこで、2列目の座席を立てて、その上にバッグを置いて、そこに乗せてみたら、何とか衝立の上にマイクが来るようになりました。その日はその位置でとてもいい音で録音できていました。しかし、2日目は、あまり深く考えずに座席を立てないで録ってしまったのですが、今聴いてみたら管楽器や打楽器はそんなに違わないのに、弦楽器が全然もやもやとした音になってしまっていました。これは完全なミス、きのうのだったら商品になりますが、今日のでは売れません。そんな数センチしか違わないところでこんなに音が違ってしまうなんて、それだけマイクのポジションというのは微妙なものなんですね。
 もう一つ、きのうはちょうどど真ん中に降り番の曲というスケジュールだったので、その間に望遠ズームを使って写真を撮ってみました。これは、本番でもこの曲は降り番で客席から写真を撮る予定ですから、そのためのリハーサルです。
 やはり、光学ズームだときれいですね。
 練習が終わったら、1時間かけて若林区役所付近から泉区役所付近までドライブ、フルートのクリニックを受けに行ったら、その場では直せないのでそのまま東京まで持って行ってもらうことになりました。ですから、火曜日は久しぶりにムラマツの登場です。
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by jurassic_oyaji | 2015-02-22 22:57 | Comments(0)