おやぢの部屋2
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ハードケースは紙を折るときに役に立ちます
 数日前から、CLASSICAさんのブログで、CDのソフトケースに関してのレポートが連載されています。普通のハードケースというのはけっこうな厚みがありますから、CDが増えてくるとその収納がだんだん困難になってくる、というのは、この方にとっては切実な問題なのでしょう。いや、これは他人事ではなく、私にとっても最近とみに切実さを増している案件です。この間大きな棚を導入して、これでしばらくはもつな、と思っていたのに、相変わらず部分的にもう隙間がなくなって、空いているところに移動させて場所をつくらなければいけないような事態が頻出していますからね。
 ですから、最近では真剣にCDの処分を考えるようになりました。もう物理的に棚を置く空間がなくなっているのですから、それ以外の選択肢はない、と思ったのですよね。具体的に選別を始めてみようかな、と思い始めた矢先に、このブログを見て、うん、この手があったか、と納得してしまいましたね。すでに、映像の方では録画したディスクは全て不織布の袋に入れただけで保管していますから、今のところそんなに困るようなことはありません。それと同じことを、CDでもやればいいという話なんですよね。
 ただ、市販のCDにはブックレットとかインレイさらにものによっては日本の代理店が作った「帯」なども付いていますから、それもきちんと保存するとなると、ただの袋では役に立たないんですよね。それが、このブログに紹介している商品だときっちり解決出来てしまうんですよ。それをAmazonで確認してから、100枚まとめて購入してしまいました。
 まず手始めに、おそらく持っているCDの枚数は一番多いはずのNAXOSのアイテムで、試してみましょうか。これは、ほとんどが普通のハードケースですから、まずこれを「ソフト化」すれば、かなりスペースが空くはずですからね。
 これが、元の商品の形。「帯」は裏側はまるまるケースを覆う大きさです。
 ケース以外のすべてのパーツをバラバラにすると、こんな感じ、CD本体、ブックレット、インレイ、そして巨大な「帯」です。
 それらを全てこのケースに収納できます。
 そうすると、このように「帯」の背面がきちんと見出しとなって見えるようになります。帯がない時でも、インレイの折り返しがここに来ますから、やはり背文字が見えることになります。これは、重ねて棚にしまっておいても、なんとなく横から見えてきますから、とても便利です。
 左のハードケースに入っていたものが、右のようにこんなに薄くなりました。半分以下の厚さです。これは使えますね。
 空いてしまったケースは、捨てないで取っておこうと思います。これは箱に入れて物置にでも放り込んでおけばいいんですから、邪魔にはなりません。というのも、いつのことか分かりませんが、これらのCDが全く必要なくなる時、つまり持ち主がいなくなってしまった時には、また元のケースに戻さないと中古屋では買い取ってくれませんからね。
 そうなんですよ。いくらCDがあっても、私以外の人にとっては殆どクズ同然のものですから、あとに残された人はこんなものは困るだけです。せめて、ケースだけでもちゃんとしておけば、葬儀費用の足しにはなるんじゃないでしょうか。
 いや、そのころには、もはやCDなんて何の価値もないものになってしまっていて、それこそ本物の「ゴミ」になっているかもしれませんけどね。せめてそうなる前に売ってしまうのが、正しい「終活」ってやつでしょうか。
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by jurassic_oyaji | 2017-03-03 21:57 | 禁断 | Comments(0)
ミューザ川崎でも演奏しているオケです
 最近、私の「著作物」が他人の役に立つ、ということが重なりました。もちろん、「著作物」というのは、私のサイトのコンテンツのことですけどね。それぞれ、直接「使わせていただけませんか?」という連絡をいただいたのですが、こちらとしては何の問題もないので快諾したというものです。それの出来上がったものが、相次いで送られてきました。
 左は、さるクラシック音楽の愛好家のサークルの方からです。定期的に仲間が集まってCDやDVDを一緒に鑑賞するという会を行っているというのですが、その時に使うCDの解説文を、私のサイトから使わせてほしい、ということでした。
 そのCDというのは、2番目に書いてあるホフマンのフルート協奏曲です。よくぞこんな曲を取り上げてくださったものだ、と思いますが、そんな珍しい曲の解説なんて、確かにそうそう見つかるわけがありませんね。原文はこちらですが、もう16年以上前に書いたものでした。改めて読んでみると、あの頃とはいろいろ状況が変わってしまっていることが痛感されます。でも、一度ネットに出してしまったものですから、そんな感傷に浸っているわけにはいきません。それなりの価値を見出された方がいるのなら、なんだって提供するのが当たり前です。
 そして、右側の方はもう14年も前に、ニューフィルでマーラーの5番を末廣さんで演奏した時の前プロ、「リュッケルトの5つの歌曲」の歌詞の対訳です。プログラムに載せるために私が訳したもの、現物はこちらですね。なにも参考にしないで、女性が歌っているのだから、と、軽い気持ちで女性言葉、というか、ギャル語に近い感じで作ったら、さるマーラーの専門家には顰蹙を食らいましたね。でも、このプログラムを送って下さった方によれば、「対訳が良かった」という感想が寄せられていたというので、ホッとしています。
 こんな風に、きちんとクレジットを印刷してくれました。
 プログラムには、指揮者のサインまで入っていました。井﨑さんですね。このオケの常任指揮者なんだそうです。「またニューフィルとご一緒したい」とおっしゃっていた、というのが、送って下さった方からの伝言です。
 これを送ってくるときに、「宅急便で送りました」と言っていたので、プログラムだけだったら郵便でいいのにな、と思っていたら、一緒にお菓子まで送ってくれていました。こういうご丁寧な対応には、本当に救われます。ネットの情報などは無断でコピーして当たり前、みたいな風潮がありますからね。やはり、それなりの誠意は必要だと痛感させられました。
 ただ、中にはこんな情報が拡散されてはまずいだろうといういい加減なものもありますから、そういうものに対しては、毅然たる態度で接することも必要ですね。○ング○ンターやナ○ソ○のCDインフォなんて、読むたびにそう思ってしまいます。
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by jurassic_oyaji | 2017-03-01 22:11 | 禁断 | Comments(0)
これが完結編ですって
 「さくら野」が自己破産ですってね。私にとっては「丸光」の方が通りがいいんですけど。学生時代、ここで真夜中のアルバイトをしたことがありましたね。商品の入れ替えかなんかだったんですけど、その時に使っていた階段がまだあるみたいですから、もう相当昔に建った建物なんでしょうね。あんだけ広い敷地なんですから、この際立て替えて、それこそ立派なコンサートホールなんかが入るぐらいの建物を作ればいいと思いませんか?駅前にコンサートホールなんて、素敵ですね。金沢とか川崎で出来たことが、仙台に出来ないはずはありません。とはいっても、行政の長がその方面に何の関心もないのですから、まず無理でしょうけどね。
 ただ、ニュースでは、この敷地は地権者が入り組んでいて、再開発が難しいのだそうですね。たしかに、裏側に回ると、なんだか雑然としたお店なんかがあるみたいですね。かつては、「八重洲書房」というマニアックな本屋さんなんかもあって、ある時期通い詰めていたこともありました。もうなくなってしまったようですけど。今は、どんな本でも簡単に買えるようになっていますが、それは知らなければ買えませんよね。でも、こういう本屋さんに行けば、何かしら面白そうなものが見つかったりするんですよね。あとは、古本屋さんも少なくなりましたね。
 鎌倉に今でも営業をしている古本屋さん、という設定のお店が出てくるのが、「ビブリア古書堂の事件手帖」というシリーズですが、その第7巻がやっと出ました。本当に首を長くして待っていたんですよね。いろいろネットで調べたりすると、かなり執筆に手間取っているようなことが書いてありましたから、まだまだ先のことだろうな、とは思っていました。ですから、いきなり新聞にでかでかと広告が出ていたのには、びっくりしましたね。逆に、こんなにメジャーだったのか、と思ってしまいました。それこそ、本屋さんに行っても、これを置いてないお店の方が多かったような気がしますから。
 ただ、待っていたのは事実ですが、最初のうちはとても面白かったこのシリーズが、最後の方になってくるとなんだか話があまりに入り組んできて、ちょっと入っていきづらくなっていました。私は、ですが。第6巻などは、人間の続き柄なども頭に入らないで、結局なんか消化不良で読み終わった、という印象がありました。ですから、果たしてこれが楽しめるかどうかは、あまり自信はありませんでした。
 確かに、最初のあたりはやたら「今までの説明」が続きます。これを初めて読む人のためでしょうが、もうこの時点でなんだかわけがわからなくなりそう。でも、そんなところを超えると、急に物語が軽やかに流れるようになってきました。こうなったらもうしめたもの、最後まで一気に読めてしまいましたよ。こんな読み方が出来たのは久しぶりのこと、本当に面白かったんですね。
 ネタバレはまずいので、細かいことは一切書きませんが、なによりも昔の本の作られ方が面白かったですね。それと、同じ本でも版によって違いがあるなんてあたりは、「版マニア」の私にはたまりません。ただ、最後の仕掛けは、私は終わりまで読まなくても分かってしまいました。というか、これは文章で書かれても理解できない部分がありますから、困りますよね。現物を見れば分かるような気がするのですが。
 もちろん、これは推理小説なのですが、その周りを彩る主人公の物語がほんとに素敵ですね。栞子さんの喜んだ姿、私もうれしくなってきます。
 この帯にもあるように、映画化が決まったようですね。アニメはともかく、実写ではだれが彼女を演じるのかがとても気になります。以前テレビドラマでは剛力彩芽が演じたそうですが、もし映画でも彼女だったら絶対に見ないでしょうね。こんなミスキャスト、誰が考え出したんだか。かといって、とっさに思いつくような適役の人はいませんね。なんせ、現実にもうこの人しかいない、という人に出会ってしまっていますからね。強いて挙げれば、その人に良く似ているPerfumeの樫野有香さんでしょうか。でも、彼女、お芝居なんか出来たかな?
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by jurassic_oyaji | 2017-02-27 22:15 | 禁断 | Comments(0)
脱稿しました
 「杜の都 合奏団」のコンサートの本番まであと2週間となってしまいました。演奏に関しては、まあいつもの調子で本番までには万全のコンディションを整えることは出来そうですが、私にはその前にやっておかなければいけないことがありました。この前にも書きましたが、それはプログラム用の原稿を書くことです。これが出来上がらないことには気がかりでしょうがないので、少し早目に仕上げて、さっきマエストロに送ったところです。この前のコンサートの打ち上げの時に、「本番前に読んでおきたかった」といううれしいことをおっしゃってくれた方がいたので、こちらに公開してみます。
 まだまだチケットには余裕がありますので、こんな曲を聴きに来ていただければ、とても嬉しいです。
 杜の都合奏団のコンサート、第6回目を迎えた今回はまるでコース料理のように、前菜(オードブル)は「序曲」、魚料理(ポワソン)は「協奏曲」、そして肉料理(ヴィアンドゥ)はボリュームたっぷりの「交響曲」の3品をお召し上がりください。もし興が乗れば、「アンコール」という名のデセールもご用意させていただきます。

ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
 カール・マリア・フォン・ウェーバーは「ドイツ国民オペラの創始者」と言われています。彼の業績は、たとえばモーツァルトの「魔笛」や「後宮からの逃走」のような、間にドイツ語のセリフを挟んで音楽が進行する「ジンクシュピール」という昔からある形は踏襲した上で、ドイツ的な素材を前面に出して代表作である「魔弾の射手」のようなオペラを作った、ということになるのでしょう。
 その「魔弾の射手」の成功はヨーロッパ中に知れ渡り、ロンドンのロイヤル・オペラ(コヴェントガーデン歌劇場)からも作曲の依頼が舞い込むようになりました。そこで、かの地で上演するために英語の台本によって作られたのが、ウェーバーの最後のオペラとなった「オベロン」です。「オベロン」というのは、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に登場する妖精の王として知られていますね。この物語にはパックなどの妖精も登場します。さらに、船が難破し、異国の海岸に打ち上げられるという、同じシェイクスピアの「テンペスト」のエピソードも付け加えられていますし、モーツァルトのそれこそ「魔笛」や「後宮」とよく似たプロットもあります。依頼から2年後の1826年にこのオペラは完成し、作曲家自身の指揮によって初演されました。しかし、ウェーバーはその直後、長らく患っていた結核のためイギリスで亡くなってしまいました。
 代表作である「魔弾の射手」でさえ、最近ではめったに上演されなくなっていますが、この「オベロン」も台本があまりにハチャメチャなこともあって、実際に取り上げるオペラハウスはほとんどありません。ただ、その序曲には、いかにもコンサートの幕開けにふさわしいワクワク感と甘美なメロディ、沸き立つようなクライマックスがぎっしり詰まっていて、オーケストラのコンサートには欠かせないものとなっています。
 最初のゆったりとした序奏の部分では、まずホルンが妖精の王オベロンをあらわす角笛のモティーフを演奏します。オペラの中では、オベロンがフランスの騎士ヒュオンに恋人探しを命じるときに、この角笛を「困ったときはこの角笛を吹いてわしを呼べ」と差し出します(まるで「魔笛」!)。その後にフルートとクラリネットで奏でられる細かい音符の煌めくようなモティーフは、妖精たちをあらわしたものです。それに続く金管の荘厳なファンファーレはオペラの終幕、ヒュオンが国王となるシーンで鳴り響く音楽です。
「ジャン」という全合奏をきっかけに軽やかなテンポの主部になると、そこでまずヴァイオリンによって低音から高音までめまぐるしく動き回るテーマが出てきます。これは、バグダッドの宮殿から恋人のレイザを救い出したヒュオンと、それぞれの従者のファティマとシェラスミンという4人の登場人物が船に乗って逃げようと歌う「暗く青い海の上Over the dark blue waters」という四重唱の中間部に現れるものです。そのあと、対照的にクラリネットで甘く歌われるのが、ヒュオンがレイザを思って歌う「少年時代から戦場で鍛えてきたFrom boyhood trained in tented field! 」というアリアの、やはり中間部分から取られたモティーフです。そして、最後に出てくるのが、レイザが乗っていた船が嵐で難破したあとに歌う「海よ、巨大な怪物よOcean! thou mighty monster」という、これだけは独立して演奏される機会も多いアリアの最後の部分に出てくる、まさにロマン派特有の倚音(非和声音)を多用した勇壮なテーマです。さらに、後半には主部の最初のテーマに、妖精パックが歌う「空気と大地と海の聖霊よSpirits of air, and earth and sea!」という歌の中の付点音符のモティーフが絡み付きます。

サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
 フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲は全部で3曲あります。20代のころに作られた2曲の協奏曲は、「第2番」と呼ばれている協奏曲の方がまず1858年に作られましたが、初演されたのは1880年と、ずいぶん後になってしまいました。これは、若さの息吹きにあふれたすがすがしい作品、ハープの伴奏で歌われる第2楽章のテーマの美しさには魅了されます。「第1番」は、1859年に作られた、楽章が1つしかないラプソディ風の作品で、やはりキャッチーなテーマには惹きつけられます。
 ただ、いずれの曲も、それから20年以上経って円熟度を増した作曲家の手になるこの「第3番」の堂々たる佇まいの前には、影が薄くなってしまいます。実際、今では彼のヴァイオリン協奏曲と言えばこの曲しか頭に浮かばない人がほとんどなのではないでしょうか。作曲されたのは1880年、「1番」と同じくサラサーテに献呈されており、当然彼のソロによって初演されています。この曲は、どの部分を切ってみても、魅力にあふれたメロディで出来ているといういかにもサン=サーンスらしい音楽です。
 第1楽章では、神秘的な弦楽器のトレモロに乗ってソロ・ヴァイオリンが奏でるちょっと暗めでインパクトのあるテーマが、全体を支配しています。しばらくして現れる、夢見るような美しいテーマとの対比も絶品です。
 第2楽章では、波打つゴンドラのような6/8拍子のバルカローレ(舟唄)のリズムに乗って歌われるテーマがとても魅力的です。これが最初に出てくる時はソロ・ヴァイオリンで始まり、それがファースト・ヴァイオリン、オーボエと受け継がれ、さらにフルートが締めくくるというパターンですが、その後は担当楽器が替わって別の味わいも楽しめます。やがて、ゴンドラの漕ぎ手が歌うようなこぶしのきいたフレーズも現れ、ソロ・ヴァイオリンのフラジオレットとクラリネットとのユニゾンの夢見るような響きの中で終わりを迎えます。
 第3楽章の冒頭は、さっきの「こぶし」を用いたソロ・ヴァイオリンの序奏で始まります。やがて、軽快なテンポのタランテラのリズムに乗って現れるテーマはとってもおしゃれ。そして、その後にソロ・ヴァイオリンで現れる流れるようなテーマと、しばらくしてから弱音器を付けた弦楽器によって奏でられる、まるでオルガンのような敬虔なテーマが、入れ代わり立ち代わり登場して、この華麗な楽章を盛り上げます。

ブラームス:交響曲第1番
 サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲が作られるちょっと前の1876年、ヨハネス・ブラームスが43歳の時に作られたのが、彼の最初の交響曲でした。ブラームスの交響曲は、ベートーヴェンのあとにドイツ、オーストリアで作られたシューベルト、メンデルスゾーン、シューマンたちの「新しい」交響曲よりもずっとベートーヴェンの流れと精神を正当に継承した、その意味では「古い」形の交響曲と言えるでしょう。だからこそ、同じ時代の「最新鋭」の音楽であったワーグナーやブルックナーにはついていけなかった人たちには、歓迎されることになったのです。しかし、ブラームスは決して懐古趣味で「古い」音楽を目指したわけではありません。形は伝統的ではあっても、そこで繰り広げられる音楽の中には未来を予見するようなものを見出すことだってできるのです。
 第1楽章は、まず、ティンパニの重苦しい連打に乗って、ハ短調という、ベートーヴェンが交響曲第5番で使った暗い調で始まります。ヴァイオリンが奏でる半音進行を交えたテーマは、かなり印象的。しかし、そのあと管楽器で出てくるモティーフは、さらに意表をつくものでした。それはなんと「減7度」の下降音、つまりそれは、1オクターブの中の12の半音を三等分した時に出来る4つの音の中の音程です。そして、そのあとはその半音下でやはり「減7度」が出現します。その結果、ここにはブラームスが意識したかどうかは分かりませんが、それからしばらくして出現する「12音音楽」、つまりすべての半音を平等に扱う「無調」のテイストが色濃く漂うことになるのです。これは、まさに時代を先取りした音楽です。それと同時に、偉大なベートーヴェンからの引用もあちこちで見られます。この楽章の中ほどで弦楽器に「タタタン」というリズムが何回か出てきますが、それはやがて「タタタター」という、あまりにも有名な交響曲第5番のテーマのリズムに変わり、それが縦横にさまざまの形で出現することになります。さらに、もう少しすると、ベートーヴェンの交響曲第6番(田園)の第4楽章の嵐の部分から、第5楽章の羊飼いの歌に移る場面の「ソラソファミ」というモティーフも聴こえてきますよ。
 第2楽章は、流れるような三拍子に乗って、穏やかな音楽が聴こえてきます。その間を縫って、オーボエやクラリネットが華麗なソロを聴かせてくれるのにもご注目、弦楽器と管楽器とが絶妙の掛け合いを見せる中、ヴァイオリンのソロに乗って静かに曲は終わります。
 第3楽章では、最初にクラリネットで奏でられるテーマがちょっと不思議なリズムになっています。古典的な曲では、大体4小節がテーマの単位になっていて、その単位が繰り返されて音楽が作られることが多いのですが、ここではそのテーマが5小節で出来ているために、最後の1小節でちょっとした「字余り」感があるのですね。それを、わがマエストロは前半は2/4拍子が2小節、後半は3/4拍子が2小節、ということで見事に解決しました。でも、そうなるとこれは「変拍子」になるので、いずれにしても古典音楽からは脱却した手法です。中間部には、「タタター」という、やはりベートーヴェンのリズムが現れます。
 最後の楽章は、長い導入の部分がとてもドラマティック。始まってしばらくは第1楽章のような重苦しい短調の部分が続きますが、ティンパニのロールを合図に突然霧が晴れたように曲は長調に変わります。その瞬間、聴こえてくるのがホルンのテーマです。その、まるでアルプスの山々に響き渡るような雄大なテーマは、ブラームスが実際にスイスで聴いたアルプホルンが奏でていたメロディだったのだそうです(彼は、これを採譜して歌詞をつけ、密かに想いを寄せていたクララ・シューマンの誕生日に贈っています)。このテーマはそのままフルートに受け継がれます。そして次の瞬間、トロンボーンとファゴットのコラールによって、「神」が現れます。さらにもう一度アルプホルンのメロディが出た後にテンポが変わって、やっと主部に入ります。ここでのテーマはなんとものどかな唱歌風のもの、後半がベートーヴェンの交響曲第9番の最後の楽章に現れる「歓喜の歌」とそっくりです。もちろん、これはしっかりブラームスのベートーヴェンに対するオマージュが込められてのことなのでしょう。曲の最後ではまた「神」が出現、壮大に全曲を締めくくります。

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by jurassic_oyaji | 2017-02-24 20:59 | 禁断 | Comments(0)
設定が出来なくてあきらめてしまう人もいるでしょうね
 我が家で使っているWIFIルーターは、光を導入した時に一緒にNTTからレンタルしたものでした。それが2004年の11月、それ以来何の疑問も抱かずに、12年以上使い続けてきました。これを入れた時には、設定がとても面倒くさく、とても私の手には負えなかったのでちゃんとサービスの人に来てもらって設定を行ってもらっていました。その時の様子を見ていると本当に大変そうだったので、こんなことは2度とやりたくないと思ったのも、使いつづけた要因だったんでしょうね。
 でも、それからルーターも進化して、最近のものは全部自動的に設定が出来るようになっているようでした。考えてみたら、そのルーターと、今では全く使っていませんが、そのころは「LANカード」というのをPCに入れないと、つながりませんでしたから、そのレンタル分も合わせると月額1200円も払っていたのですね。そんなんだったら、半年で新しいルーターを買えてしまいますから、だいぶ損をしていたような気がします。
 思い立ったら少しでも早くと、迷わずにamazonで最初にあったものを注文したら、きのう職場に届きました。それを開けて、まずはマニュアルを見て設定のシミュレーションです。いや、そんなことをするまでもなく、ざっと読んだ限りではいともあっさり出来てしまいそうでした。これだったら、練習が終わって夜遅く帰っても、それから5分もあれば設定は完了するはずですね。
 その前に、晩御飯を食べてから行かないといけませんから、久しぶりのフォレオのモスに行ってみました。冬場のお汁粉が目当て、それだけではちょっと足らないので、ポテトを付けようと思いますが、ちょっと塩分は控えめにしている身、できれば塩をかけないでもらいたかったので、店員さんに「塩、抜いてもらえますか?」と恐る恐る聞いてみたら、あっさり「塩なしですね、かしこまりました」ですって。レシートを見てみたら、
 こんな感じ、ちゃんとレシートのフォーマットに含まれているんですね。つまり、こういう注文があることは、しっかり想定されているのですよ。出てきたら、こんなシールまで貼ってありました。
 楽しい練習が終わって家に帰り、そのまま着替えもしないでルーターの入れ替え作業を始めます。VDSLモデムはそのまま使いますから、そこにつながっているLANケーブルを外し、新しいルーターにつなぎ、電源を入れます。PCを開いて、SSIDを探すと目指すルーターのものがあったのでそれを指定、パスワードも分かっていたのでそれを入れたら、見事にルーターとはつながりました。しかし、ブラウザを開いても、インターネットにはつながっていません。そういえば、マニュアルにはインターネットが開かない時にはどうのこうの、という説明があったような。そんな場合は想定していませんから、もうパニックです。どうやら、その先にはプロバイダーの情報を入れてやるという作業が、私の場合は必要だったのですね。そういうプロバイダーからの資料は職場に置いてありますから、どうにもなりません。かろうじてパスワードだけは覚えていたので、それを頼りに設定してみたのですが、全然だめです。こうなったら、次の日に職場から資料を持って帰るまでは作業はお預けですね。
 でも、念のため、光を入れた時の資料はあったので見てみたら、そのプロバイダーの情報がありました。というか、それはそこのサイトにしっかり表示してあったものでした。ですから、落ち着いてサイトを調べてみればそれは簡単に入手できたのですよ。それに気が付いたのはもう夜も更けるころですから、もう寝てしまい、今朝、再挑戦。そうしたら、そのプロバイダーの情報を記入するページがなかなか出てきません。それでも、なんとかそこを見つけて、設定が終わり、「接続に成功しました」という表示が出た時はうれしかったですね。というか、こんなに苦労するとは思っていませんでしたよ。
 やっぱり、12年間の技術の進歩は著しかったようで、写真のダウンロードなどは見違えるように早くなりましたね。
 右が新しいルーター。真ん中がモデムで左の大きいのが前のルーターです。これがなくなって、やっとスッキリしました。邪魔なものはさっさと片づけないと。今日、解約の電話をしたら、そのうち引き上げ用の「荷造りパック」が届くそうです。もちろん着払いの伝票も付いています。
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by jurassic_oyaji | 2017-02-22 21:34 | 禁断 | Comments(0)
あまりにモロで・・・
 WOWOWで「もう」あの映画をやってました。ついこの間、この地方ではかなり評判になった映画です。
 なんせ、すぐ近くの町がモデル、というか、実際にあったと言われる話が元になっていますから、盛り上がるのは当たり前でしたね。私も、機会があったら映画館で見てみたいと思っていましたからね。でも、それをBSで見てしまったら、映画館に行かなくてよかったな、と思ってしまいました。
 とにかく、お話自体は面白いはずなのに、それが画面からは全然伝わってこないのですよ。あまりにも「いい人」しか出てこないとか、予定調和があまりにも多いとか、ドラマとしての盛り上がりがほとんど感じられませんでしたね。なんか、話題性だけ先走りして、肝心のことが何もできてないな、という感じです。
 でも、羽生クンはよかったですね。あんなにセリフや芝居があったのに、全然見劣りがしませんでした。というか、まわりの「プロ」があまりにふがいないのでこんなシロートがかえって素敵に見えてしまったのでしょうね。本間ちゃんも出ていたらしいのですが、こちらは全く気づきませんでした。
 こちらの録画を見ていたら、11時を過ぎていました。しまった、達郎の番組があったんだ。と、あわててラジコを立ち上げてみると、そんな番組はやっていないような感じでした。
 確かに、先週この時間に「夜」の「サンデーソングブック」をやります、という予告があったはずなのに、と思って聴き始めると、それは確かに、その時に予告していたような怪しげな音楽でした。プレイリストを開くと、「鈴木敏夫」とか「ジブリ」とは全く無縁なタイトルですから、これはダミーだったのでしょうね。なんせ、タイムフリーもやらないということでしたから、あくまで「深夜」にリアルタイムで聴くしかないのでした。
 その曲目の、ラジコでの表示がこちらです。
 機会があったら、検索してみたらいいんじゃないでしょうか。「ピエール~」なんて、まさに「R-18」ですね。そう、これは、達郎の番組でたまにやっている「珍盤奇盤特集」の、「深夜放送」バージョンだったのですよ。ですから、もちろんタイムフリーなんかにできるわけはありませんね。
 でも、まあ、これは言ってみれば中学生レベルの楽しみ、という感じはしませんか?いい大人がこんなものでニヤニヤしているなんて、ただのえろおやじですよ。私だって嫌いじゃありませんが、正直途中で飽きてしまい、最後まで聴かないで寝てしまいましたからね。夕べの映画とラジオは、どちらも中身の薄いものでした。
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by jurassic_oyaji | 2017-02-20 21:31 | 禁断 | Comments(0)
全曲盤はオリジナルの英語版
 前回のニューフィルのFacebookの「いいね!」の400人目のキリ番は、私の知っている方でした。こんだけ人数が増えてくると、もう私の知り合いの範疇を超えてしまっているので、最近はまず知人にお目にかかることはないのですが、こんなところでお名前を目にするとは。コール青葉の最後の本番、あと1ヶ月ですね。頑張ってください。
 私も、「杜の都 合奏団」のコンサートが、本番の日まで、もう1ヶ月を切ってしまいました。すでに「禁断」ではそのポスターをご紹介してあったのですが、それははるか昔、ほぼ3か月前のことでした。実は、私もいったいいつ出したのかわからなくて、バックナンバーを見直してしまいましたよ。あんまり早く宣伝を始めるとみんな忘れてしまうものなんですね。ですから、ここでもう一回ポスターをアップさせてください。
 前にもちょっと書きましたが、今回は会場が楽楽楽ホールですので、今までのパトナよりかなり広くなっています。ぜひたくさんの人にいらっしゃって欲しいものです。曲目もご覧のように「名曲」が揃っていますから。
 それで、いつものことなのですが、このコンサートのプログラムのための解説文を頼まれています。それも、頼まれたのはだいぶ前のことなのですが、今週あたりからやっと腰を上げて書き始めることにしてみました。暇な時に少しずつ書き溜めて、今の時点でほぼ8割ぐらいは出来上がったでしょうか。一応ゴールは見えてきたので、まずは一安心です。
 でも、私が書くんですから、ありきたりのものにはしたくないというのはいつもまず考えることです。リサーチは徹底的に行いました。序曲の「オベロン」なんかでも、おそらくこれの全曲を聴いた人などはいないだろうという前提で、それなら全曲を聴いてやろうと、まず思いました。そうしたら、いろいろな発見がありましたね。つまり、単にプログラムノーツを書くだけではなく、もっとほかのことにも生かせるような発見がたくさんあった、ということです。その結果、どんな解説を見ても絶対に書いていないネタを披露することが出来そうです。というか、スコアの解説文も含めて、なんていい加減なことがネットにはあふれているなあ、と改めて痛感です。
 ところで、このコンサートのメインはブラームスの1番なんですが、それの第4楽章に「森のくまさん」のテーマが使われていることに最近気が付きました。あの「ソド~シドラ~ソ」という有名なテーマの後半が展開された形なのでしょうが、それが断片的にチラチラ現れていたと思ったら、練習記号の「M」で、いきなり管楽器がトゥッティで「ある~ひ~」とやるんですよね(ヤンソンス/BR響だと11:53付近)。それを受ける弦楽器の「ジャカジャカ、ジャカジャカ、ジャン」というのが、熊さんに驚いて逃げる女の子の様子なんですよ。分かりますか?
 こんな風に、思いもよらないところで似てるものというのはたくさんありますが、指揮者の末廣さんと小林薫さんがよく似てる、というのは、ずっと前から思っていました。その小林さんが出演していたWOWOWのドラマが終わりました。そこでの小林さんも、やはり末廣さんそっくりでしたね。顔だけではなく、ちょっとした仕草までとてもよく似てるんですよ。歩く時の後姿、なんてのもそっくりでした。このドラマでの小林さんはかなり悲惨な役どころでしたが、もっと明るい役で出てくるときでもやっぱり似ていますから、演技に関係なく、本質的に似ているということになりますね。ただ、その証拠に、と思って画像を検索してみたのですけど、どうもスティル写真だとあんまり似てませんね。やっぱりこれは動いているところを見てみないと、その似てる感じは伝わらないのかもしれませんね。
 でも、「森のくまさん」は、全く同じものですから、すぐわかるはず。そういえば、この歌ののカバーでちょっと騒がれた人がいましたが、さっきの「オベロン」を調べている時に、その方のお父さんが書いた文章に遭遇してしまいました。ご存知でしょうが、「レコ芸」にCD評を書かれている方です。
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by jurassic_oyaji | 2017-02-17 21:52 | 禁断 | Comments(0)
キリ番はだれでしょう
 きのうのニュースで、「内田光子がグラミー賞を受賞」と言ってましたね。そのあとで「クラシックの最優秀ボーカル・アルバム」と付け加えていましたが、てことは、内田光子は歌も歌っていたのでしょうか?いやいや、そんなことはありませんね。この「Best Classical Solo Vocal Album」というカテゴリーで受賞したのは、ソプラノのドロテア・レシュマンがシューマンとベルク歌曲を歌ったアルバム。内田光子はピアノ伴奏として参加していただけです。もちろん、レシュマンの歌を側面から支えたからこそ受賞したのでしょうが、この賞の趣旨としてはあくまで対象は「Solo Vocal」なわけですから、こんなに大騒ぎをするほどのものではないような気がするのですけどね。
 そのグラミー、数年前に五島みどりが受賞した時にはカテゴリーの数は82だったのですが、今回はそれが84になっていましたね。それだけ、新しいジャンルの音楽が出てきた、ということなのでしょうか。まあ「世界最大の音楽賞」とか言ってますが、たしかにカテゴリー数から言ったら、間違いなく「世界最大」でしょうね。
 この「Best Classical Solo Vocal Album」というのは80番目カテゴリーなのですが、その3つ前の77番目には「Best Choral Performance」というのがあって、そこで賞を取ったアルバムはこちらで聴いてました。内容的には空虚なアルバムでしたが、要は売れたかどうかが受賞の基準なのですから、こういうのがアメリカ人は好きなのでしょう。そして、ここでノミネートはされていても受賞は逃したものに私の大好きな「2L」のアルバムが入っていたのには、うれしくなりましたね。こちらの方がペンデレツキよりはずっと中身は充実していると思うのですが、これが「グラミー賞」なのですから、仕方がありません。でも、この「2L」は、他の部門でも結構ノミネートはされているのですね。なんか、うれしくなってしまいます。
 とは言っても、しょせんクラシックの部門はこの賞の中では「ついでに設けた」というイメージは避けられません。そんな結果に一喜一憂して、ここでの受賞アルバムを大々的に売り出そうとしているクラシック・レーベルの姿ほど、哀れなものはありません。
 どんなにあがいても、ニューフィルがグラミーを取ることなどはあり得ないので、こちらは淡々と日頃の活動を積み重ねていくだけです。この間、今度の定期演奏会が行われる地域への宣伝活動の話が出たことを受けて、私は早速その具体的な作業に入りました。とは言っても、実際に手をかけたのはポスターチラシに「名取市文化センターでもチケットを取り扱っています」というシールを貼りつけたことだけですけどね。実は、これは職場で大量に24面のあて名シールがあったので、それを使わせていただきました。そもそもは、郵便物を「ゆうメール」で送るときに、封筒にハンコを押す代わりにシートにコピーして貼り付けるために、ネットで安売りをしていたものを買ってあったのですが、それももう貼付が必要な封筒が残り少なくなったので(これからは、印刷してもらいます)、かなり余ってしまったんですね。ですから、2枚プリントすれば、48枚のシールが出来ますから、ほぼ1袋分のチラシに貼ることができるのですよ。
 あとは、昔多賀城でやった時に、同じように学校に配った案内状が残っていたので、それに手を入れて招待券と一緒に封筒に入れて発送すれば、出来上がりです。ただ、多賀城ではそれをやっても集客は悲惨でしたから、今回もそれほどの効果はないかもしれませんが、まあ、きっと報われることはあるはずですから。
 そういえば、ニューフィルのFacebookページの「いいね!」が、現在399件、あと一人で400になりますよ。
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by jurassic_oyaji | 2017-02-15 22:39 | 禁断 | Comments(2)
「新世界」2楽章の木管コラールにはブレスが入ります
 先月の末から、毎週週末にはコンサートに行くということが3回続いてしまいました。まずは東京の新国で「カルメン」、次は楽楽楽ホールで「仙唱」、そしておとといはパトナホールで「オペ協」でした。オペ協って・・・。とりあえずみんなに合わせて4音節で略してしまいましたが、本当は「仙台オペラ協会」のことですね。
 会場に入ったら、いつも使っているこのホールの反響版が、真っ白い布に覆われていましたよ。前からこうでしたっけ?その下にはなんとも乙女チックなカーテンまでかかって、ステージにはおしゃれな生花スタンド、やはり「オペラ」だけあって夢のある演出ですね。
 ところが、客電が落ちて暗くなったら、その白い布の上にピンクに囲まれたハートが浮かび上がりました。そう言えば、このコンサートのタイトルは「ヴァレンタイン・コンサート」でしたね。オペラ協会の皆さんが、それぞれ親しみのある歌を歌う、というコンサートです。ニューフィルでご一緒した方もいましたね。これが、前の週に聴いたホールとは全然音が違うんですよ。ソリストだけではなく合唱の皆さんも、それぞれまるでマイクを付けているようにはっきりと声が聴こえてくるんですね。これがホールの音響というやつなんですね。それが、前の週の楽楽楽には全くありませんでした。もっと言うと、イズミティでは大ホールも小ホールも、そんなものは一切ありません。ですから、今度ドイツのちゃんとしたオーケストラが仙台にやってくるのですが、会場がここだと聞いて行くのをやめましたからね。あんなところで聴くぐらいなら、東京まで行った方がましです。
 そして、「オペ協」の次の日には、ニューフィルの最初の指揮者練習です。こちらの会場は、青年文化センターのシアターホール。ここはだいぶ前に使ったことがありましたが、やはりそんなに響くホールではなかったような印象がありますから、ちょっと不安です。私にしては珍しく、最初の練習からレコーダーを持ち込んで生録もやってみるつもりですから、できればいい音で録りたいのに。
 でも、練習が始まると、ここも十分に豊かな響きのホールだったことが分かりました。少なくとも楽楽楽よりはずっと響きます。指揮者の田中さんはいつものように伸び伸びとやらせてくれますから、なおさらリラックスして吹くことが出来ましたね。あとで録音を聴いてみたら、やはりとても素敵な音で録音されていました。
 実は、この日は練習以外にいろんな仕事を抱えていました。まずは「かいほうげん」の配達。ステージのセッティングが終わって譜面台を立て終わったところで、その上に置いておきます。それから、この間袋に詰めたチラシとポスターも、こちらに運んであったので、それをステージの前に持ってきて、担当の人たちにそれぞれの配布先を書いた紙を配ります。そこで、「私、別のところも行けます」みたいな人も出てきたので、そのあたりも調整、これで、市内の市民センターにはもれなく行き渡ることになりました。
 そうしたら、「名取市内の中学校に配ったらどうでしょう」という人も現れました。現場の先生だった方ですので、その辺の事情に詳しいのでしょう、私も漠然と考えていたことを、「市内には5つの中学校があります」とまで言ってくれたので、さっそくその計画を採用させていただくことにしました。結局、中学校だけではなく高校にも配ったら、ということになって、次の日には「名取バージョン」のシールづくりに励むことになります。演奏も、ただの「名曲集」には終わらないぐらいの気迫で臨んでいますし、これだけの広報の力があれば、きっとお客さんもたくさん集まることでしょう。
 練習の後は、恒例の指揮者を囲んでの飲み会。いつものところで、私は「辛口ジンジャエール」飲み放題コースです。田中さんの、まさにこの世界で長く生きてきた方にしかわからないような「秘話」は、面白かったですね。というわけで、夕べは遅かったので「禁断」は今日にシフトです。別に、それで気をもむような人はいないでしょうから。休みがあると、こういう時楽ですね。
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by jurassic_oyaji | 2017-02-13 20:46 | 禁断 | Comments(0)
オペラシティは新国の隣
 今日は10日、ということは、市民センターなどの予約で、抽選に漏れたところにリベンジできるようになる日です。何のことだか、とお思いでしょうが、普段の練習などに市の施設を使うためには、ネットで予約が必要で、その応募が複数あれば当然そこで抽選が行われることになります。2か月先の予約の抽選結果が、毎月2日に発表になるんですよね。そこで当選したところは、それぞれ意志表示をして予約が確定することになるのですが、中には他と二股をかけて予約している人もいますから、両方とも当選したので要らなくなったものは先着順に取ることができるようになります。その申し込みが始まるのが毎月10日なんですよ。
 実は、ニューフィルの場合、その2か月先の予約で、落選してしまったものが2件ありました。まあ、それは練習に使うのではなく、ちょっとした仕事のために小さい部屋を借りる、というだけですので、最悪取れなくても別な日を探せばいいのですが、もしかしたらそんな放出物件になっていないかと思って、チェックしてみました。そうしたら、見事にそこは2日とも丸一日空っぽ、つまり、どの時間帯でも取れるようになっていましたよ。私もアカウントを持っているので、自分でそのまま予約も出来たのですが、ここは一応役割があるので、その担当者に「空いてますよ」とメールをしました。それを送信したのが、13:53。そうしたら、14:05に「取れました」というメールが来ました。よかったですね。でも、これで大丈夫、と時間を見たら、一つが朝の9時からとなっていました。私の感じではその日はお昼頃かな、と思っていたので、念のためその予約サイトに行ってみたら、9時から午後2時までの時間帯が埋まっているではありませんか。9時からというのが、うちでとったものですから、それを取る前に10時から午後2時までがすでにほかの団体に取られてしまっていたんですね。ですから、私がメールを出してほんの数分の間に、同じ場所取った人がいたということですね。なんという偶然でしょう。というか、9時から10時の間だけでも残しておいてくれてよかったですね。
 でも、この日は私も当番になっているので、お昼頃だったらそのまま別のところに練習に行けばいいのですが、これだとこの仕事をした後、一旦家に帰らないといけませんね。仕方がありません。
 そんなニューフィルの仕事の一つ、新しい「かいほうげん」も、無事に出来上がりました。今回は私が書いたものが6ページ分あって、それの校正にかなり時間を取られてしまいましたね。というか、印刷間際になってレイアウトをすっかり変えたくなったりして、もう大変でした。そのどさくさで、画像が入れ替わっていたことに印刷する時に気が付いて、またまたあわててしまいました。
 結局、印刷は予定通りに今日の午前中に全部終わったのですが、なんか心に引っ掛かるところがあったんですよね。もしかして、と、それに関することを調べてみたら、やはり私は間違ったことを書いていたことが分かってしまいました。いや、頭の中ではその概要はしっかり把握していたはずなのに、楽譜を見た時に別のことだと勘違いしてしまったんですよね。なんと恥ずかしい。でも、いまさら印刷しなおすなんてできませんから、ここは黙ってそのまま見ていただくしかありませんね。おそらく、途中で面倒くさくなってしまってそこのところまできちんと読んでもらえるかどうかも分かりませんから。
 でも、ペーパー版は仕方ないとしても、ネットにアップするのはきちんと直しておきたいので、それは正しいものに差し替えたPDFをすでにアップしてあります。興味があればこちらをごらんになってみてください。もちろん、こちらは直した方ですから、どこが間違っていたかなんてわかりませんね。みんなに配るのはあさっての指揮練の時になります。それを見れば、なんて馬鹿な間違いをしたのか、分かってしまいますけどね。
 実は、「かいほうげん」全体もすでにこちらにアップしてあります(こちらは要認証)。表紙に乗せた写真が、これ。

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by jurassic_oyaji | 2017-02-10 21:05 | 禁断 | Comments(0)