おやぢの部屋2
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SACDはハイレゾになりそこねました
 新しい年も明け、朝早くから初売りなどに駆け回る日々が続いています。年々プレゼントなどがしょぼくなっていると感じるのは、錯覚でしょうか?
 今年もいろいろな音楽を演奏したり聴いたりするという私の日々も続いていくことでしょう。生の演奏を聴く機会をできるだけ増やしたいとは思っているのですが、それはなかなか難しいかもしれませんね。何より、仙台にちゃんとしたコンサートホールが出来るには最短でもあと10年はかかると言われていますから、それだったらきちんとしたホールのある東京などに行った方がいいに決まってます。そうなるとかなりの時間とお金がかかりますから、そう頻繁に、というわけにはいきませんよね。仙台は本当にいいところなのですが、コンサートの環境は最悪です。
 その点、CDなどの録音媒体は、そのような環境には左右されませんから、ガンガン聴きまくることになるでしょう。ノーマルCDの他に、ハイレゾ音源のSACD、BD-A、そして配信の音源と、今まで聴いてきたもののほかに、去年の末からはサラウンド音源が加わりましたから、楽しみも増えてきました。
 そんな中で、こんなSACDが出たという情報が伝わってきました。
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 このアイテム、最初は2009年にESOTERICからSACDが出て、そのあと2012年に本家のUNIVERSALからBD-Aが出たんでしたね。さらに、今では配信データも入手できるようになっています。ただ、ちょっと気になるのは、この配信データのフォーマットが「24bit/44.1kHz」になっていることです。確か、BD-Aが出た時には「24bit/48kHz」だということだったはずなのですがね。ただ、これは実際にそのように表記されていたわけではないので、もしかしたら誤った情報だったのかもしれません。ネットではよくあることです。
 いずれにしても、そんな、あまり「ハイレゾ」っぽくないフォーマットなのは、これまでのSACDやBD-Aで使われていたデータは、マスターテープそのものではなく、まだあまり劣化が進んでいない頃、その時期の最高のフォーマットでデジタル化されたものだったからです。しかし、今回のSACDはあくまでアナログ・テープから直接DSDにトランスファーしてあるので、それらよりも良い音だということが強調されています。ところが、そのテープというのは、もちろんマスターテープではなく(それはもう劣化が進んでいて、今の時点では使い物にならないそうです)、かつてLPを日本でプレスしていた頃に、日本のメーカーにDECCAでカッティングされたメタル・マスターが送られて来た時にそのバックアップとして一緒に送られてきたマスターテープのコピーなのだというのですよ。それが、なぜか今まで行方不明だったものが「発見」されたというのですね。しかも、それは劣化はしていなかった、と。
 確かに、本当にそんなものがあったのなら、それは画期的なことで、こんな、SACD2枚組で14,040円(税込)などというぼったくりも甚だしい価格でも購入していたかもしれませんが、どう考えても、そんなことがあるわけはありません。まず、そのバックアップ用のテープというものがどういうものかというのは、こちらに書いたように、そのようなテープからカッティングされたLPと、オリジナルのマスターテープからカッティングされたLPを聴けばだれでもその違いが分かるほどお粗末な音のものだからです。
 さらに、それをDSDにトランスファーしたものをSACDとしてリリースしたのも、問題があります。常々、SACDよりも明らかにBD-Aの方が良い音が聴けることを実感していたのですが、それを裏付ける事実を最近知ることが出来ました。DSDというのは原理的に大量の高周波ノイズを発生するもので、それを除くために、SACDで使われている2.8MHzDSDでは、30kHz以上の帯域をカットしているのだそうです。つまり、この場合、PCMのサンプリング周波数だと60kHz相当の周波数までしかカバーできないことになりますから、これではまっとうなハイレゾ(96kHz以上)とは言えませんよね。このカットする周波数は、サンプリング周波数を上げることによってさらに広域にシフトするので、5.6MHzDSDでやっとハイレゾらしくなるのですよ。これは確かに、SACDは何か物足りないな、と思っていた私の感覚と見事に一致しています。やはり、SACDの開発者は、その規格を作る時に、取り返しのつかない過ちを犯していたのですね。
 そんなわけですから、こんなSACDには、何の価値も見出すことはできません。
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by jurassic_oyaji | 2018-01-03 22:17 | 禁断 | Comments(0)
あけましておめでとうございます
 あけましておめでとうございます。今年もサイト、ブログ、Facebookをよろしくお願いいたします。
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 もう、この年になってくると、新しいことへの挑戦というよりは、これまで積み上げてきたものをいかにクオリティを落とさずに維持するか、という、ある意味ネガティブな姿勢に変わっていくものです。とはいっても、そんな一見消極的に見えることでも、続けてさえいればいつの間にかレベルが上がっているかな、と感じることが出来たのが、この数年間です。そんな、自分を甘やかす姿勢を、今年も貫いていきたいものです。
 去年の締めくくりに、久しぶりにテレビで「N響の第9」を見てみました。ネットの記事や、実際に聴いていた人の話などで、「今年のピッコロはすごい」という声を何度も聞いていたものですから。いや、正確には「ピッコロには笑えた」という言い方だったかもしれませんが、それだったらなおさら気になってしまうじゃないですか。それと、今回、知り合いのフルーティストで、ニューフィルの指揮者練習の時に代吹きをやってくれて一緒に吹いたことがある人が、エキストラとして出演する、という情報もあったものですから。
 そのエキストラのパートが「2アシ」だということで、木管楽器は「倍管」だということは分かっていました。普通、そういう編成だとピッコロはその「2アシ」の人が吹くものですが、N響の場合はピッコロのオーソリティの菅原さんが担当していました。つまり、フルートパートは5人という、まるでマーラーの「9番」のような人数になっていました。同じ事情がファゴットの場合、終楽章だけコントラファゴットが加わるという事情があるのですが、そこでは2アシの人が持ち替えてコントラを吹いていましたけどね。つまり、木管のパートは全部で17人、その中で一人だけ、ピッコロの菅原さんだけが、1楽章から3楽章までの間は、何もしないで座っているだけだ、ということになります。でも、そんなことを言えば、合唱団員だって、同じことですけどね。
 今年の指揮者はエッシェンバッハ、もはやすっかり「巨匠」という風貌に変わっていましたね。そして、その音楽の作り方も、まさに「巨匠」のそれでした。最近のベートーヴェンの演奏は、ピリオド楽器、ピリオド奏法が幅を利かせていますから、そもそも「倍管」で演奏することなどはまさに「時代錯誤」と言えそうなやり方なのですが、最近はそんな動きの反動として、こんなN響みたいなことも起こっています。実際、ここでのエッシェンバッハの演奏を聴いていると、とても人間的な息吹が感じられますからね。
 そうなると、どんな楽譜を使っているのか気になります。私が聴いた限りでは、いくらそんな「懐古的」な演奏ではあっても、楽譜に関しては最近の原典版が使われているようでした。第4楽章のマーチが終わったあとのオケだけの長い間奏が終わろうかという時に現れるホルンのフレーズが、ベーレンライター版で初めて提唱された不規則な形になっていましたからね。この楽章で、テーマのオブリガートとして最初に出てくるファゴットのリズムも、微妙にベーレンライター版っぽかったですし、「vor Gott!」のフェルマータも、オーケストラがガンガンなってましたから、そこをオケだけディミヌエンドにしているブライトコプフ新版ではありえません。ただ、厳密なベーレンライター版でもないような。
 ですから、いかにエッシェンバッハが「巨匠的」だからといっても、それは、原典版やピリオド・ブームを乗り越えたところにある「ネオ巨匠」ということになるのではないでしょうか。
 ピッコロに関しては、楽譜の問題だけでは済まないところがあります。フルートもそうですが、ベートーヴェンの時代の楽器では高い音が出ないので、本当は高い音が欲しいところを楽器の性能に合わせて低く直してある個所がたくさんあるのですよ。ですから、現代のオーケストラのピッコロ奏者は、そんなところをきちんと「高く」吹いたりします。弦楽器の人数も増えていますから、それは妥当な判断です。
 ですから、私が今まで聴いたときには、菅原さんは以前からピッコロのパートで1オクターブ下げて書いたのでは、と思えるところは全部「高く」演奏していましたね。私も、この間の角田第9では、ちょっと無理なところはそのまま吹きましたが、極力「高く」吹いていました。ただ、マーチの最後だけは、合唱とのバランスを考慮して意図的に「下げ」ましたけど。
 菅原さんの場合、それだけでは済まず、なんと最後の「D」の音まで、1オクターブ高く吹いていた、という噂がありました。こんな音、私では絶対に出せません。ただ、私が地デジをサラウンドで聴いた時には、それは確認できませんでしたね。きちんとNHKの録音を聴いてみると、かなりワンポイント的な録りかたなので、それぞれの楽器は幾分ぼやけて聴こえます。ピッコロも、最後は他の楽器に隠れて聴こえなかった可能性があります。放送された日と別の日に実際に聴いた人の話では「ちょっと低めだけど確かに高い『D』が聴こえた」ということですから、吹いてはいたのでしょうね。
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by jurassic_oyaji | 2018-01-01 20:59 | 禁断 | Comments(0)
ついでに、私の料金も見直し
 年も押し迫ったというのに、愚妻はケータイの修理のためのスケジュールを入れてしまいました。7年使ったガラケーのバッテリーがもうダメになったようで、フル充電してもすぐ電源が切れてしまうというのですね。ですから、バッテリーさえ交換すれば簡単に治ると思ってショップに行ってみたら、「もうこのバッテリーは製造されていません」と言われてしまいましたよ。ひどい話ですね。でも、機種は違っても新しいガラケーに交換することはできるのだそうです。そして、もう一つの選択肢が「スマホに機種変更」というやつでした。愚妻はすっかり乗せられて「今さらガラケー」ということになって、「らくらくスマホ」というのに替えてしまいましたよ。
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 やはり、まわりの人はみんなスマホになっているので、肩身が狭かったみたいですね。そうやって、みんな料金の高いスマホに流れていくのです。でも、この「らくらくスマホ」は、OSはアンドロイドなのだそうで、普通の人でも結構使えそうなんですね。でも、iPhoneとはいろんなところで「思想」が違うみたいで、なかなか興味があります。
 さて、本年最後の「禁断」なので、恒例の今年のコンサートです。私が出演した今年のコンサートからは、ついに合唱がなくなりました。それでも、大変な曲が並んだために、いつものオーケストラのスケジュールだけで本当に手一杯、という感じでしたね。
  • 3月12日(日):杜の都合奏団(楽楽楽ホール)
    ウェーバーの「オベロン序曲」、サン・サーンスの「ヴァイオリン協奏曲第3番」、ブラームスの「交響曲第1番」という、この合奏団らしからぬノーマルなプログラムのせいでしょうか、今までより少し広めの会場になったのに、たくさんのお客さんにいらしていただけました。前半は2番とピッコロ、後半は1番、けっこうピッコロが大変で、なんとか吹ききりましたが楽器の限界も感じてしまいました。ブラームスはとても気持ちよく吹けましたね。
  • 4月23日(日):仙台ニューフィル定期(名取市文化会館))
    初めての名取での演奏会だったので、集客には不安があったのですが、宣伝活動の甲斐あってか(自画自賛)、満員のお客さんが集まりました。「フィガロ」、「運命」、「新世界」という超名曲というプログラムも喜ばれたのでしょう。私は「運命」のピッコロと「新世界」の1番を担当。本番2週間前に「ガラケー」から「スマホ」に替えたピッコロが大活躍でした。
  • 8月6日(日):杜の都合奏団(日立システムズホール仙台コンサートホール)
    「合奏団」から、フル・オーケストラに変身して、マーラーの「交響曲第5番」です。指揮者が仙台から離れてしまい、これが最後の演奏会になってしまうということで、多くのメンバーが集まり、この難曲に挑戦しました。結局、これだけでは終わらず、半年後にはさらに大曲での「フェアウェル・コンサート」が開催されることになりました。私のポジジョンは1番です。
  • 8月26日(土):ニューフィル・アンサンブル大会(戦災復興記念館ホール)
    ついに普通のホールに進出した、ニューフィルのアンサンブル大会です。私は、フルートパートの4人のメンバーでのアンサンブルと、昨年同様弦楽器と一緒モーツァルトのハ長調のフルート四重奏曲を演奏しました。
  • 10月15日(日):仙台ニューフィル定期(川内萩ホール)
    オール・エルガー・プログラムというマニアックな演奏会になりました。「威風堂々第4番」、「チェロ協奏曲」、「交響曲第1番」です。マーチの2番と交響曲の1番を吹きました。
  • 12月10日(日):角田第9(かくだ田園ホール)
    毎年の恒例行事ですが、角田の合唱団は指導者やソリストを一新していました。合唱は見違えるように立派になっていましたね。でも、2日連続で角田まで往復というのは、ちょっと辛いものがあります。

 「出る」方ではなく「聴く」方では、東京で新しいホールを2か所体験できました。まずは、1月28日(土)に行った新国立劇場です。今まで一度は行ってみたいとずっと思っていたのですが、やっと行けました。それに味を占めて、6月4日(日)には、「ジークフリート」まで見てしまいました。もう1ヵ所はクラシックではありませんが7月16日(日)に行ったミュージカルの専門ホール「シアターオーブ」です。まあ、ここはもう行かなくてもいいかな、という感じ、ホールはともかく、カンパニーのレベルが低すぎ。
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by jurassic_oyaji | 2017-12-30 21:46 | 禁断 | Comments(0)
本物のホールを使ってました
 雪が降りましたね。同じ東北地方でも日本海側の県では今年はものすごい積雪なのに、太平洋側ではそれほどでもなくて、そんなニュースを見るたびに心苦しく思っていましたから、やっと降ってくれたな、という感じでしょうか。ただ、朝出かける時には車には結構な雪が積もってはいたものの、道路の雪は殆ど融けていたので、大したことはないと思ってました。職場までの急な坂道も楽々登れましたからね。
 でも、職場の駐車場は、新雪がたっぷり積もっていましたね。これが車で踏み固められて凍ったりすると大変なので、まずは雪かきです。そのうち、なんだか空が明るくなって青空まで見えてきましたから、そのまま融けてしまうんだと思いましたね。天気予報でも午後には雪はやむようなことを言ってましたからね。
 しばらく部屋にこもって、今年のニューフィルの最後の仕事、1月に行われる団員総会のための資料作りに励みます。新しく入団した人、諸事情で退団した人と、今年もたくさんの人が出たり入ったりしてましたね。つまり、「私の前を、多くの人が通り過ぎる」といった情景ですね。「上を・・・」じゃないですよ。
 それも仕上がったので窓の外を見ると、なんと大吹雪のよう。いつの間にかまた雪が降り始めていたではありませんか。もうしっかり降ってきて、結局もう1回雪かきをしなければいけませんでしたよ。その頃は、もう地面が凍り始めていましたね。帰りに坂道を降りるときは、ちょっと怖かったですね。でも、e-Powerの場合、ブレーキを踏まなくても坂の途中で完全に停まれることが分かって、安心しました。これが昨日でなくてよかったですよ。昨日はここで木管の分奏をやっていたので、終わってからこんな状態だったらかなり怖かったでしょうね。今年最後のニューフィルが分奏、しかもかなり欠席者がいたので、何ともさびしい練習でした。エアコンを全開にしても部屋がなかなか暖まらなくて、寒かったせいもあるのでしょう。
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 おととい録画で見たのは、「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」でした。元題は「Florence Foster Jenkins」という、主人公のフルネームだけなのに、相変わらずおせっかいでセンスのない邦題です。まあ、我々だったら彼女のことはよく知っていますが、一般の人にはほとんどなじみのない名前だからかもしれませんが。「我々」というのはおこがましい言い方ですが、クラシック・ファンでこの名前を知らない人はまずモグリでしょう。というかだいぶ前に筋金入りのクラシック・ファンに、「なんでそんな名前知ってるの」と言われて、いたく傷ついたことがありましたからね。その人の場合は、ごく限られた人しか知らないと思っていたことが、私のようなシロートでも知っていることが分かって、逆にプライドを傷つけられたのかもしれませんけどね。
 ということで、そういう名前の超オンチの癖にレコードを出したりカーネギーホールでリサイタルを開いたりしていたあの女性を主人公にした映画です。
 おそらく、これはかなり史実に忠実に作られているのでしょう。彼女が録音したレーベルまできちんと押さえていましたからね。その上で、たぶん史実とはかなり異なる心情やエピソードを交えて、「感動的」な物語に仕上げている、といったものなのでしょう。「アマデウス」ほどのデタラメではないものの、思想としては通じるものがあるのではないでしょうか。
 ですから、ここには彼女の専属伴奏者だったピアニストも実名で登場しています。リアル彼女の録音を聴いていて、いつも感心しているのが、その伴奏者の演奏だったりしますから。彼は、完全に彼女のデタラメな歌にきっちり寄り添って、完璧な伴奏を弾いているように聴こえますからね。そんな彼の姿が「動いて」見えるのですから、これは感激ものです。しかも、ここではそれを演じている人(サイモン・ヘルバーグ)が、実際に演奏しているんですよね。確かに、彼はちゃんとした音楽家でした。これだけで、映画そのものに確かなリアリティが生まれていましたね。もちろん、メリル・ストリープも、「本物」をしっかり聴いて完璧にコピーしていたように見えました。それだけで十分です。あとの、夫の存在などは、余計なもののようにさえ思えます。彼は、邦題のような「夢」なんか見てはいなかったのではないでしょうか。
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by jurassic_oyaji | 2017-12-27 21:57 | 禁断 | Comments(0)
お昼ご飯も15分で済ませました
 杜の都合奏団が、最後のコンサートを目指しての活動を開始しました。正式なチラシも出来上がってきましたね。
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 「フェアウェル・コンサート」ということで、泣いても笑ってもこれ以上は続けないぞ、という決意が込められたタイトルになっています。これまでなかなかに大変な曲を、かなりの短時間で仕上げていたので、まさに集中力の塊のようなコンサートになっていましたね。そんな得難い体験も、これで終わってしまいます。
 今回も3月の本番へ向けて10回ほどの練習日が設けられていますが、その最初の日が今日、なんと、クリスマス・イブの日なんですよね。それも、朝の9時から夕方4時までという長丁場です。そんな日に家庭も顧みず練習に参加する人は、はっきり言ってヘンタイです。ですから、フルート・パートの5人のうちの4人までは、午前の部には不参加という、「ノーマル」な対応でした。つまり、たった一人の「ヘンタイ」である私だけが、午前中に行われた最初の大初見大会に出席した、ということです。
 そう、まずは、参加者は期待できないものの、取り合えずマーラーの「交響曲第9番」を全曲止まらないで最後まで初見で通して観ようというのが、今日の午前中の練習の趣旨だったのでした。そこに集まったのは、弦楽器はやはり少な目でしたが、木管などはきちんと必要なメンバーは揃っていましたよ。フルートは私だけですが、この曲の場合ユニゾンが非常に多いので、なんとか間に合います。まあ、ピッコロがいれば完璧だったのですが、それは仕方がありません。
 私は、この曲はニューフィルでやったことはありますが、その時は2番のパートでしたから、1番を吹くのは初めてです。それなりに下準備をしていたので、まあボロが出るところはあまりありませんでしたが、個人的にはまだまだやりきれていないところが見つかったので、これからの練習の目標が見つかりました。なんせ第3楽章は初めから本番のテンポでやったので、それにきちんとついていくにはもうちょっと頑張らないといけません。
 弦楽器も、初見でこれだけ弾けるのだったら、きっと練習を重ねれば素晴らしい演奏が出来上がるのではないでしょうか。
 それにしても、第3楽章と第4楽章に出てくる「ホワイト・クリスマス」のメロディは、なんとタイミングの良いことでしょう。知ってます?あの有名なメロディが、マーラーの交響曲の中にちりばめられているのですよ。いや、実際に作られたのはアービング・バーリンの方が後ですけどね。
 午後からは、会場を変えて細かい練習です。ここで、フルートはフルメンバーが揃いました。やはり、きちんとユニゾンになると、吹いていて楽ですね。そして、マーラーの前半が終わったところで、あとは前曲のヨハン・シュトラウスです。こういう曲をやるのは久しぶりなので、なんか新鮮ですね。
 そんな、とても楽しい練習に丸1日出るために、この時期の毎年の恒例行事である年賀状の印刷はきのうのうちに終わらせておきました。全部出来上がって、今朝投函してきましたよ。このあたりは、毎年繰り返される綱渡りです。
 この年賀状、なぜかハガキの値上げがあったのに、これだけは今まで通りだったんですね。まあ、年に一度のおめでたい行事ですから、特別にサービスしてくれたのでしょうかね。いやいや、そうではなく、ただでさえ年賀状を出す人が減っているのに、値上げでこれ以上少なくなることは避けたいという、単なる「朝知恵」だったのでしょう。ですから、「サービス」だったら絶対にありえないこんなコメントを年賀状に印刷することになるのです。
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 こんなみみっちいコメントを載せなければいけないのだったら、最初から普通に62円で販売すればいいじゃないですか。1月8日を過ぎたって、年賀状を出す人はいるんですからね
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by jurassic_oyaji | 2017-12-24 22:35 | 禁断 | Comments(2)
愛があれば、年の瀬なんて
 角田で「第9」を演奏してきたのは先々週の土日でした。そのあと、この様子が地元の新聞(自宅ではとってません)には必ず掲載されるので、毎朝職場でチェックしていました。去年は確か、演奏会の2日後の新聞に載っていたので、そのあたりは見落としがないようにしっかり見ていましたよ。でも、毎日そんな風にチェックしていても、とうとう金曜日になるまでに「角田第九」の見出しを見つけることはできませんでした。ということは、もう今年はこの行事を取り上げるのはやめることになったのだな、と、あきらめましたよ。いくらなんでも1週間以上もたってから載せたって何の意味もありませんからね。
 ところが、今週になって、角田第九のFacebookページに、あの演奏会の記事の写真がアップされたではありませんか。「月曜日の新聞」とありましたから、もう私はチェックをやめたころですね。あわてて古新聞の山をひっくり返して記事をスキャンしましたよ。この写真は「かいほうげん」に欠かせませんからね。
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 さっそくこれもニューフィルの公式Facebookにアップしました。
 この記事を見ると、「角田に年の瀬」という見出しになっていましたね。1週間前ではさすがに「年の瀬」という感じはしなかったので、もしかしたらこの見出しが先にあって、それを使ってもおかしくない時まで掲載を延ばしていた、なんてことは考えられないでしょうかね。うがった見方ですが。
 いずれにしても、「年の瀬」などという言葉を聴くと、もう今年も終わりだという気になってしまいますね。まだ年賀状も書いていないというのに。
 ただ、私あたりはこの言葉には別の意味で反応してしまいます。そこで、この見出しでもこんな風にしたくなってしまいました。
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 こうすると、この写真が全く別の意味を持ってくるから、面白いですね。子ども合唱団と、その前にいるニューフィルのメンバーにはかなりの「年の差」がありますし、後ろにいる合唱団の皆さん(特に男声)だったらもっと「年の差」があることになりますからね。
 この写真を、今度は「友達」以外には見ることが出来ない私のFacebookにアップしたら、その「友達」から、「大人の合唱団は楽譜を見ているのに子どもたちは暗譜なのは、『年の差』だね」みたいなコメントが寄せられました。そうか、私は気が付かなかったけど、そんな意味合いだってこの見出しからは受け取ることが出来たんですね。
 まあ、我々のようなオーケストラでは、「暗譜」で演奏することはまずありませんから、年をとったとしてもそんなことで「差」が付くことはありません。とはいっても、実際には「暗譜」に近い状態にまで持っていかないと、満足の行く演奏はできません。楽譜は見るけれど、そこからは自動的に指が動いてその音符が吹けるようになる、というのが理想ですね。そこに行くまでの時間が、やはり昔よりは長くなっているな、という感じはあります。というか、きちんと合奏で吹けるように準備をするには、かなり早い段階から譜読みを始めることが必要になってきました。
 そんな個人練習の成果は、ニューフィルの今度の定期演奏会の曲ではしっかり表れていましたね。まあ、たまに落ちることはありますが、とりあえず合奏に支障があるような事態にはなりませんでした。そうなると、次はあさってから始まる「杜の都合」ですね。これなんかはそれこそ楽譜を渡される前から、昔使った楽譜を使ってさらい始めていましたから、なんとかなるはずなのですが、なにしろ初練習の日がクリスマスですから、出席者はそんなにいないことが予想されていますから、どうなることやら。
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by jurassic_oyaji | 2017-12-22 21:24 | 禁断 | Comments(0)
スタッドレスだと、燃費は3割減
 そういえば、新しい新車が届いてから、丸1年経っていました。去年、「第9」に行った後で納車されたんですよね。モデルチェンジして発売されたのが11月でしたから、けっこう早い時期に買うことを決めていました。ですから、走っていても同じ車と出会うことは全くありませんでしたね。なんでも、その頃には車種別の売り上げでトップになったということなのですが、それでもやはり同じ車に出会う確率はそんなに多くはないのでしょうね。さすがに最近では、その効果が現れてきて、1日に何台も見かけるようになってきましたけどね。
 買う前は、燃費のことしか考えていなかったのですが、実際に乗ってみると運転感覚が今までの車とは違っていましたね。特に、すべての制御をアクセル・ペダルだけで出来るというのが、とても気に入りました。もしかしたら、こういうのはエンジン車に乗りなれている人には不評なのかもしれませんが、私にはとても楽に感じられました。結局、アクセルを緩めることでモーターが発電機に変わって充電を行い、それがブレーキをかける力になるということなので、無駄がありませんからね。
 もちろん、充電を行うためにエンジンを回しているのですから、ガソリンは使いますが、今まで乗っていたエンジン車(車種も同じ)に比べると、同じガソリンの量でほぼ2倍の距離を走れるようになっていましたね。ただ、ガソリン車だと長距離のドライブをすると燃費が良くなっていたのですが、それはほとんど変わりません。モーター自体は長距離でも使う電力はそんなに変わらないのでしょうね。
 ただ、最大の欠点は、ヒーターの効きが悪いことです。というか、暖まり始まるまでの時間が、ずっと長くなってしまいました。前は朝職場に行くときには、中間地点ぐらいから暖気が出てくるのですが、今ではちょうど職場についた頃にやっと暖まりはじめる、といった感じです。暖房の熱源はガソリンエンジンの熱なのですから、それだけエンジンが動いていないということになるのでしょうね。
 ただ、その割には、エンジンはしょっちゅう回っているという気がします。電気自動車だから静かだというイメージは、全く裏切られましたね。CMだと、いかにも「スコーン」と走っているようなイメージがありますが、あれはウソです。
 この間中大騒ぎだったリコールの問題も、この車には適用されていて、結局定期点検と一緒にその再点検をやってもらいました。部品を一旦分解して再度組み立てる、ということをやったのだそうです。それで、普通は夕方までには終わるのですが、その日はかなり遅くなってから車が届きましたね。そのあと、お詫びのしるしに1回分の点検費用がタダになるということで、振込先などを書かされたのですが、そのあとで届いたのは、「ご迷惑をおかけしました」という挨拶状だけで、「振り込みました」という通知はいつまで経っても届きません。どうなっているのでしょうね。
 あとは、雪道でどうなのか、という検証が残っています。去年はそんなに雪が降らなかったので、あんまりわからなかったんですよね。今年もこのあたりはそんなには降らないようなので、どうなるのでしょうか。
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 この間見てきた「鎌倉ものがたり」を原作で読んでみようと思ったのですが、なにしろ全34巻、351話ですから全部読んでいたら大変なことになってしまいます。そうしたら、なんと映画で使われていたエピソードだけを抜き出した本が出ているんですね。危うく買ってしまうところでしたが、Amazonにサンプルがあって、最初のあたりだけ読める中に、ちゃんと目次で出典がかいてあったので、そこだけ読むことが出来ましたよ。でも、中にはただキャラクターを引用しただけとか、やはりそれほどストーリーにまで大きく影響を与えたような話はありませんでしたね。堤真一のエピソードだって、原作の方がよっぽど「泣ける」エンディングでしたからね。
 とは言っても、やはりこの監督はこういうものの方が楽しいですね。某、クラシックファンの小説家の原作による映画は、どちらも本当につまらなかったですから。
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by jurassic_oyaji | 2017-12-21 00:09 | 禁断 | Comments(0)
黄泉の国がすごいですね
 「DESTINY 鎌倉ものがたり」を見てきました。これは、原作は全部読んでますから何をおいても見に行きたかったんですよね。というか、他の人の評価が出てくる前に見ておきたかったものですから。
 この映画が公開されたのは先週でした。その時には角田に行っていたので見ることはできませんでしたね。それから1週間、普通はかなりお客さんは少なくなっているはずなのに、直前にネットで空席をチェックしてみたら、2時間後の回がもう半分以上埋まっていましたね。私が好きな最後列などは1席しか空いてませんでしたよ。それから速攻地下鉄に乗って、息せき切って駅前の映画館の券売機にアクセスしたら、その席はまだ残ってましたね。ラッキー。
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 結局、中に入ってみたらほぼ満席になっていましたね。少し空いていたところも、予告編をやっている間に埋まってしまいましたから。やっぱり、あれだけ番宣をやっていれば、これぐらい入るのでしょう。
 もう、最初に主役のキャストが発表された時から、この二人には違和感がありました。いや、どちらも素敵な役者なのですが、原作のイメージとはあまりにもかけ離れていたものですから。キャスティングと同様、ストーリーも原作の世界とは見事に乖離したものでした。結局「三丁目の夕日」とおなじことで、この監督の作るものは原作はあくまで設定の参考ということからスタートして、ストーリーは殆ど別物になっているのですね。まあ、あの作品の世界をそのまま映像で表現することは最初から無理だと分かっているのですから、それは当たり前のことで、ここでは全く別物として味わうという姿勢が大切なのでしょう。とりあえず、原作にあったエピソードで感動的な逸話が前半に用意されていましたしね。
 と、あきらめがつけば、これほど面白い映画もありません。後半はまさにこの監督の独壇場ですから、壮大なVFXを思う存分楽しめましたよ。そして、それまでの伏線がここで見事につながっているのも、さすがの手腕です。
 他のキャストも「三丁目」がらみの人が多かったですね。でも、三浦友和は顔を見ても全然分からなくて、どこかで聴いたことのある声だと思ってやっとわかりました。それと、天頭鬼の声は絶対に吉田鉱太郎だと思ったのですが、違ってましたね。
 音楽は、もちろん佐藤直紀。もはや、彼が作った「三丁目」のテーマは、ほとんど「昭和時代」のライトモティーフとして至る所で流れるようになっていますね。今回は、もろ「ハリー・ポッター」のテイストを持たせていたので、それも原作の世界との逸脱が感じられた一因なのでしょう。メイン・テーマのクリシェが、かなり陳腐ですね。その音楽は、ピッコロが出てくるのですが、およそピッコロとは思えないようなサウンドに仕上がっていました。そんな、やはり勘違いの多いサウンドしか聴けないのは残念です。これも、いずれWOWOWで放送されるでしょうから、その時には自宅の音で再チェックです。
 前回、我が家ではSACDのサラウンドの再生はまだ出来ないようなことを書きましたが、あれから調べてみたら、最初のBDレコーダーを買った時に、BD-ROMの再生が出来なくなったので、一番安いSONYのBDプレーヤーをサブとして買ってあったのですが、それがなんとSACDのサラウンドに対応していたのですよ。それは、もうHDMIケーブルをつなぐだけで、簡単にサラウンドが実現してしまいました。長年SACDを聴いていますが、それが私のサラウンド初体験です。
 でも、今ではSONYでもこの価格帯ではもはや対応している製品はなくなっていますし、他のメーカーには全然ありませんから、もはやSACDサラウンドはすっかり見放されてしまっているんですね。つまり、BDレコーダーでアナログ音声出力がなくなってしまっていたので、仕方なくAVアンプを導入したら、そこで初めて聴けたSACDサラウンドは、すっかり過去のものになっていたという、皮肉な結末だったのでした。
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by jurassic_oyaji | 2017-12-17 22:18 | 禁断 | Comments(0)
宇宙空間にワイヤーが
 サラウンドで録画したBDを見るのは、私の新しい習慣となりつつなります。これで見ると(聴くと)、ストーリーは全然つまらない映画でも、全く別の魅力を発揮するようになるから、不思議です。確かに、昔映画館でそれがつまらないと思った時には、もっぱら音響を楽しんでいたような気がしますからね。いくらつまらなくても、これがあればわざわざ映画館まで来た価値があるとまで思っていました。それが、自宅でもほぼ同規模のものが実現できるようになったのですから、これだったらもう映画館に行く必要もないかな、とも考えてしまいます。いや、実際は映画館の音はでかいだけでクオリティはそんなによくはありませんから、自宅の方が繊細さから言ったら私にとっては優れていると思えてしまいます。なにしろ、隣や前の人を気にしたりすることは全くありませんからね。
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 そんな、もっぱら音だけを楽しむために見たのが「パッセンジャー」です。これも、予告編などを見ても全く見る気はおきなかったのですが、ある時たまたまかけたWOWOWシネマでこれが流れていて、その音がサラウンド的にとてもすごかったので、これはきちんと見てみようと別の放送時間に録画しておいたんですよね。
 そのサウンドは期待通りで、とても満足しました。ストーリーの方もまあまあ楽しめます。5000人を乗せて地球外のコロニーに向かう宇宙船の中だけで物語が進むので、画面にはその宇宙船の内外しか出てきません。そこで繰り広げられるのは、目的地に着くまでの間は人口冬眠で眠っていなければいけないものが、小惑星の衝突で発生したエラーで予定より「90年」前に起きてしまった男の物語です。食料などには不自由しないものの、なにしろ、他の乗客はみんな冬眠中ですから、それが1年も続くとさびしくなって、冬眠していた女を作為的に目覚めさせてしまうのです。
 そうなれば、やることは一つだけ、というラブストーリーが展開されることになるのですが、もちろんそれだけでは済むわけはなく、さまざまな事件が起こって最後は・・・。
 その恋人たちは、宇宙服を着て外に出てデート、というしゃれたことをやったりします。無重力の宇宙空間での、文字通りのランデブー、楽しかったでしょうね。でも、演じる方は大変で、ワイヤーで吊り下げられながら、そも無重力のような演技をさせられるのですからたまったものではないでしょう。もちろん、映画を見ている人はそんなことなんかはまったく気づかずに、ロマンティックな宇宙遊泳を見ることになるのです。
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 ところが、そのシーンで、バックが真っ暗なところから明るい星雲になった時、その、決して見えてはいけないワイヤーがしっかり見えてしまっているのですよ。しかも二人分。
 私が気が付くぐらいですから、当然誰かは気が付くはずですよね。編集の段階であのハリウッドのスタッフがこんなことに気が付かなかった方が驚きです。でも、もしかしたらこれはそういうことをわざと見せる「コメディ」だったのかもしれませんね。
 サラウンドといえば、もちろん映画で体験できますが、それはオーディオの世界でもやはりBDで味わえます。ブルーレイ・オーディオというやつですね。これも、最初からサラウンドで録音してあるものは今までとは違った聴き方が出来るようになりました。そこで、もう一つのハイレゾ・ソースであるSACDでもしっかりサラウンドの音源が用意されているので、それを再生することはできないかと考えてみました。しかし、かつてはSACDのサラウンドにも対応していた「ユニバーサル・ディスク・プレーヤー」とか言っていたものが、最近は市場から姿を消してしまったような感じなのです。おそらく、今SACDのサラウンドを再生できる機械を作っているメーカーはほとんどなくなってしまったのではないでしょうか。私が職場で使っているOPPOのプレーヤーは、そんな数少ないモデル、いつかは、これにもAVアンプをつないで、サラウンドを体験してみたいものです。
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by jurassic_oyaji | 2017-12-15 21:34 | 禁断 | Comments(0)
管楽器は全員出席
 角田の「第9」が終わって、翌々日にはニューフィルの次の定期演奏会へ向けての練習が始まることになります。でも、その日は朝から雪が降り積もっていて、もしかしたら雪かきをしなければいけないような感じでしたから、私は長靴を履いて出勤です。でも、おそらく夕方までにはもう雪は融けていそうな降り方だったので、一応普通の靴も持っていきます。案の定、駐車場の車にはしっかり5センチぐらいの雪が積もっていましたが、道路はすでに雪はすっかりなくなっていて、職場への坂道も何の問題もありませんでしたし、駐車場もほとんど雪は融けていたので、長靴も必要なし、やっぱり普通の靴を持ってきて正解でした。長靴で練習に行ったりしたら、ちょっと恥ずかしかったでしょうね。
 でも、やっぱり夕方にはまだ少し雪もちらついていましたし、おそらくこのままだと道路も凍ったりするでしょうから、練習場での出席者の出足はちょっと鈍いようでした。私が音出ししようと席に座った時には、ヴァイオリンには1人しかいませんでしたからね。でも、次第にポツリポツリと集まってきました。入団希望者のような人もいましたね。
 と、ヴァイオリンの席から、いきなり「バキッ!」というような音が聴こえました。そっちを見ると、床の上に楽器が落ちていました。手が滑って落としてしまったのでしょうか。かなり大きな音がしたので、もしかしたら壊れてしまったのかもしれません。その楽器の持ち主は、楽器を拾い上げて手に持ったら、遠目には下を向いて涙ぐんでいるようでした。大変なことをしでかしてしまった、というような雰囲気が、体全体から漂ってきましたよ。周りの人も心配して声をかけたりしていますが、その人は泣きじゃくるだけです。
 でも、あとで聞いてみたら楽器には別に問題はなく(そのあと、ちゃんと弾いてました)、あまりの出来事で一瞬パニックに陥ったようですね。いや、私でもフルートやピッコロでそんなことが起こったら、とても冷静ではいられませんから、気持ちはよく分かります。
 その日の練習は、チャイコフスキーの5番と「火の鳥」、私は「火の鳥」は降り番なので、まずはチャイコフスキーのトップでだけ、ピッコロの出番はありません。この曲はもう本番で3回も吹いてますから、難なく吹けてしまうだろうと思っていたのですが、さらってみると意外と面倒なところがあって、思い出すまでに時間がかかりましたね。というか、そもそも私はこの曲はあまり好きではありません。パートを決める時にも、できれば「火の鳥」の方をやりたかったのですが、その願いはかないませんでした。とにかく、フルートは吹いていて面白いところが全然ないんですよね。今までやった他の交響曲、「1番」、「4番」、「6番」だそれぞれに吹きごたえがあるところがあるのですが、この「5番」はそれがありません。まあ、聴いていればそれなりに楽しめるのですが、演奏している時にはほとんど魅力が感じられないという(もちろん、フルート・パートだけですよ)珍しい曲です。
 休憩時間に委員会があって、雑談でこの前の「第9」の印象などが聴こえてきましたが、やはり私と同じことを感じていた人は多かったようですね。合唱はとても素晴らしかったんですけど、ソリストの何人かは・・・。
 後半の「火の鳥」は、もう帰ってもよかったのですが、どうせいつかは代吹きをやる時があるはずですから、その時のために一通り通すところを聴いてました。やはり大変な曲なので、交響曲のようにほぼ1回で通すというわけにはいきませんでしたが、やったことがある人も多かったので、けっこうちゃんと演奏出来てましたね。これだったら、本気でさらわないと。
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 今年中の合奏は、来週でもう終わりです。職場の方も年末のDMの発送準備で大わらわ。徐々にあわただしくなっていく気配です。
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by jurassic_oyaji | 2017-12-13 21:53 | 禁断 | Comments(0)