おやぢの部屋2
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テーマ曲のサビは「パフ」ですし
 今日はお盆なので出勤、ラジオをつけていると、さる製薬会社がスポンサーの番組が流れてきました。声優の山寺さん(仙台市出身)がDJの番組ですが、ひとしきり前説があった後に、そのスポンサーのCMが始まりました。オーケストラを使った重厚な音楽がバックに流れていますが、そのメロディがなんか気になりました。とても甘ったるく、いかにも製薬会社らしい癒されるメロディなのですが、なんか別のシチュエーションで聴いたことがあるんですよ。しばらくして、これは、往年のヒット曲、カスケーズが1962年にリリースした「Rythm of the Rain」のメロディではないかと気が付きました。邦題は「悲しき雨音」、毎年梅雨の季節になるとラジオなどではよく流れる、永遠の名曲です。では、実際にそれを聴いてみてください。こちらから音源がリンクしてあります。最初がCM音楽、続いて「悲しき雨音」です。
 CMにはアウフタクトが入っていますが、それ以降のメロディは全く同じですよね。あとは、最後のフレーズだけは別物ですね。しかし、これはおそらくCMを作った人はこの「元ネタ」を全く知らなかったのではないか、という気がします。いくらなんでもこんな有名な曲のメロディをそのまま使うなんて、まっとうな作曲家だったらありえませんからね。もちろん、「パロディ」で使ったという可能性もあるでしょうが、この場合はそこに意味を見出すことなんてできませんから。そもそも製薬会社と「雨音」なんて、なんの関連性もありませんから、たまたま思いついたきれいなメロディを素直に使っただけのことなのでしょう。
 ただ、作った人はそうでなくても、例えばこの会社の関係者などで、このことに気が付いた人はいなかったのでしょうかね。もし私が社員だったら、こんな恥ずかしいことは即刻やめるために「稟議書」にハンコをもらおうと奔走しますけどね。「ツカポン」みたいに。
 でも、全く同じメロディなのに、こうして並べて聴いてみると全然雰囲気が違ってきますね。メロディ、というか、「音列」には、それ自体ではあまり意味は持たない(持てない)ということなのでしょうか。全く同じ音列でも、テンポや和声、オーケストレーションが変わってくると、実はそれが同じ音列だったことすら気が付かない、ということもあるのですよ。
 そんなことが、今練習しているエルガーの交響曲第1番では起こっているのだ、ということを、この間の藤岡さんのブログで初めて知りました。「かいほうげん」に載せようと思って許諾をもらったのも、それをみんなにも知ってもらいたいと思ったからなんですけどね。もちろん、これはエルガー・マニアの間では有名な話だったようで、そんな一人に聞いてみたらちゃんと知ってましたけどね。ですから、橘さんから、この間の練習の時にバラされたら、あのコンテンツはボツになってしまうな、と心配していたのですが、さいわいそれには触れていなかったので一安心です。
 それは、第2楽章と第3楽章の始まってすぐのところです。第2楽章のファースト・ヴァイオリンで出てくる、おそらくとても苦労されているであろうフレーズが、こちらです。
 一応、音源もこちらで聴けます。
 そして、こちらが第3楽章の頭。音源はこちらです。
 どうです。両方とも、「音列」は全く同じですよね。それが、こんなまったく異なる形で聴こえてくるのですから、ちょっとすごいことですよね。
 ですから、朝ドラのBGMが、「世界に国からこんにちは」や「故郷を離るる歌」にメロディがとてもよく似ていても、それは決して宮川さんがそれらの曲をマネしたのではなく、そもそもそんな曲は聴いたことがなかったからなのですから、そっとしておいてあげてくださいね。いずれにしても、恥をかくのは宮川さんご本人なのですから。
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by jurassic_oyaji | 2017-08-13 22:38 | 禁断 | Comments(0)
BETWEEN THE SEASONS
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Henning Kraggerud(Vn)/
Arctic Philharmonic Chamber Orchestra
SIMAX/PSC1356


ヴィヴァルディの「四季」は、もちろんイタリア・バロックの傑作ですから、イタリアの団体の演奏がまず「お手本」のようなものにはなっていたのでしょう。「イ・ムジチ」とか「イ・ソリスティ・ヴェネティ」といった名前のアンサンブルが、「の一番」に挙げられるはずです。しかし、そんな時代はそれほど長くは続きませんでした。やがてピリオド楽器(オリジナル楽器)の時代がやってくると、そのようなムーヴメントには後れを取ったイタリア勢に代わって、イギリスとかオランダのピリオド勢が、大手を振ってのし上がってくることになりました。もちろん、その頃には元のヴァイオリン協奏曲の形すら解体された編曲なども登場してきます。さらには、「クラシック」というジャンルを超えたところでの勝負まで始まります。DJリミックスの「四季」などというものも登場しましたね。
ただ、どのように外見が変わっていても、この作品の中に流れるイタリアならではの晴れ上がった空のような明るい開放感は、決して失われることはありませんでした。凍てつくような「冬」の描写でも、そこにはすぐにやってくる「春」の予感さえ感じられたものです。
という、世の中の一般的な「四季」事情(これは、あくまで「個人的な感想」です)を根底から覆すような「四季」が現れました。演奏しているのはその名も「北極フィル」というノルウェーの団体、ソロ・ヴァイオリンと指揮を担当しているのも、同じくノルウェー生まれのヘンニング・クラッゲルードです。
2009年にノルウェーに創設された「北極(アークティック)・フィルハーモニック」という組織は、演奏するシチュエーションによって様々な形態をとるという、フレキシブルな団体です。通常のシンフォニー・オーケストラのレパートリーを演奏するのが、「アークティック・フィルハーモニック交響楽団」で、指揮者はクリスティアン・リンドベリです。それが、20世紀以降の新しい音楽を演奏する時には「アークティック・フィルハーモニック・シンフォニエッタ」となり、芸術監督のエイヴィン・ビウロが指揮をします。さらに、クラッゲルードが芸術監督を務めているのが、この「アークティック・フィルハーモニック室内管弦楽団」です。彼は2012年にこのポストに就任、2020年まではその契約が継続しているのだそうです。さらに、オペラのピットに入る時には「アークティック・オペラ」と名前を変えます。
そんな、「北極」のオーケストラが、「もし、ヴィヴァルディが北極で『四季』を作ったら」というコンセプトで演奏したのが、ここで聴かれる「四季」なのだ、というのであれば、この異様にデフォルメされたヴィヴァルディの音楽にも、それほど驚くことはないでしょう。クラッゲルードたちは、隙あらばそんな冷え冷えとした描写をフレーズの中に込めようと、手ぐすねを引いていたに違いありません。その結果出来上がったものは、絶対に「北極」の人にしかできないとても新鮮な魅力に満ちていました。「春」の第3楽章の頭でいきなり聴こえてくるハーディ・ガーディ風のドローンなどは、そんな要素のほんの一例にすぎません。
それだけで、充分にインパクトのある演奏を成し遂げているというのに、クラッゲルードは4つのヴァイオリン協奏曲の後に自作を挿入するという愚行(これが、タイトルの由来)で、全てを台無しにしてしまいました。彼は作曲家としても200曲以上の作品を持ち、多くの団体からの委嘱も引きを切らないという売れっ子なのですが、ここで演奏されている4つの作品は、どれもまるでグリーグのような寂寥感が漂うかのように見えて、その実単に甘ったるいだけの、まるでテレビドラマのバックで流れるような陳腐な音楽なのですから。「冬」の後に演奏されている「復活祭の生贄」という曲などは、ラテン語の歌詞が付いた合唱バージョンもあるそうですが、とてもそんな敬虔なものとは思えません。

CD Artwork © Grappa Musikkforlag AS

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by jurassic_oyaji | 2017-08-12 20:42 | 禁断 | Comments(0)
パクチーの乗った唐揚げはちょっと、でしたが
 この前、大量の飲み物を自販機用に購入した写真を載せましたが、これが大量に売れ残ってしまいそうな予感がしてなりません。お盆だというのに、この寒さは何なのでしょう。雨まで降ってますしね。
 ですから、おとといの職場のイベントで、「暑くなくて楽だった」みたいなことを言ってましたが、来た人を集計してみるといつもの年よりかなり少なくなっていましたね。やはり、雨をおしてまでやってこようという人は少ないのでしょうか。確かに、受付をやっていてもいつものように人が押しかけて対応が滞る、という場面はほとんどありませんでしたからね。おそらく、それで丁寧にチェックが出来たのでしょう、きのうその時に受け取った会費などの集計をしてみたら、現金とぴったり同じ額になっていましたね。これは、非常に稀なこと。普通は、お金を受け取った時のチェックがどうしても行き届かないことがあっていくらかの誤差が出るのは避けられませんでしたからね。
 その勢いで、いつものように、イベントに来た人にだけ配っていた会報を、残りの顧客に発送するために、あて名シールの印刷を行いました。それがほぼ1000人分だったので、シール貼りはきのう中には終わらず、今日になって残りのシールを貼って、発送する、という段取りになっていました。
 ところが、けさ早く、思いがけない自体が勃発。ちょっとした書類に私のハンコを押して届けなければいけなくなってしまいました。それから職場に戻って残りの郵便物を仕上げて、それの集荷を手配、そのあとは、変な祝日が出来てしまったために、来客の対応をする人がいなくなってしまう、という事態になっていたので、そのアシスタントをお昼までやっていました。そこに、本来のスタッフが戻ってきたので、それから私は指揮者練習に向かいます。
 今回の橘さんとの2回目の指揮者練習は、午前中から予定されていました。うまい具合に午前の部は私が乗らない協奏曲だけだったので、午後に来ていればよかったのですが、最初のマーチには間に合いそうもなかったので、代奏はすでにお願いしてありました。それでも、乗り番の交響曲は、1時15分から始まる予定なので、それまでには若林の文化センターに着いていなければいけません。
 そんなタイトなスケジュールは分かっていたので、お昼ご飯はすでに買ってありました。ホールの駐車場に着いたのがすでに12時半を過ぎていたので、そのまま車の中でお昼を食べて、ホールへ行ったらまだマーチの練習中でしたから、まずはその写真を撮ります。
 客席の後ろとか、ステージの奥などいろんなところから撮っていたらもう汗だく。そんな汗も引かないうちに、交響曲が始まります。考えてみたら、今日までの3日間、私は全く楽器に触れていませんでした。それどころではない忙しさだったんですね。最初のうちは、ブレスがなかなか伸びなくて、苦労していましたね。
 橘さんの練習は、いつもながらの充実したもの、きちんと磨き上げられたところと、できないところが露わになって、課題がはっきりしたところとがはっきりする、というものでした。でも。「この前よりはよくなってますね」とは言われましたけどね。
 そのあとは、この間は時間がなくてできなかった、指揮者を囲む飲み会です。会場は東口の「土風炉」、私は初めてのところです。とりあえずメニューにジンジャーエールがあったので、私はそれを頼みましたが、これが今までこういうところで出てきたのとは全然違います。メニューを見ると、なんだか自家製のようですね。確かに、生姜の切り身などが入ってますね。これがおいしくて、4杯ぐらい飲んでしまったでしょうか。こういう飲み放題では、注文を取りに店員さんが近くに来た時に、飲み物を頼むのでしょうが、今日は、一人の店員さんが、わざわざ私のところに来て、「ご注文はありませんか?」と聞いてくるんですね。こんなのは初めてです。なんか、うれしくなってしまいます。ですから、その人にカメラを渡して、集合写真を撮ってもらいましたよ。

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by jurassic_oyaji | 2017-08-11 23:37 | 禁断 | Comments(0)
元ネタはアルチンボルド展
 当初、新しい「かいほうげん」は8月の半ばごろには出せるような気がしていました。しかし、練習のスケジュールをよくよく確認してみると、15日の火曜日はお休みになっていましたね。一応13日から15日は「お盆」ですので、その中の日ということで、休日になる人が多いでしょうから練習も休みましょう、という発想ですね。私の実感としては、もはや15日はお盆は終わっているので、何も休まなくてもよいのでは、という気がしますが、世間一般の「お盆休み」には逆らえません。しかし、最近では「山の日」という意味不明の休日が8月11日に制定されてしまったので、実質的にはその日から「お盆」が始まることになり、15日頃にはもはや「お盆」でお墓参りに行く人もいなくなってしまうんですよね。
 ということで、この日あたりに「かいほうげん」を発行しようという目論見はもろくも崩れ去ってしまった結果、そのあとに行われる「アンサンブル大会」の後でなければ発行できないということになってしまいました。ですから、当然その中にはこのイベントのコンテンツも入ることになりますから、もはや紙面はほとんど埋まってしまっていたのですね。そうなると、前回取り上げた「湯治場のオランダ人」のネタは、今回は使わなくても済む。ということになります。まあ、これはストックしておけば、いつかは使うことがあるでしょう。
 その他にも、演奏会のチラシが出来たので、それを使った「作品」も用意してありますから、これは載せられるでしょう。一応「仙台駅」と「上野公園」の2パターンが出来ているのですが、前にご紹介した「仙台駅」はいまいちインパクトがないので、使うのは「上野公園」バージョンになるでしょうね。こういうのです。
 これは、細かいところですが看板の下の植木にまできちんと神経を通わせて、よりリアル感が高まるようにしたつもりです。初出はFacebookですが、これを見て「東京にいらっしゃっていたのですか?」と書き込んでくれた方がいましたからね。
 しかし、このような人工的なものではなく、何の加工もしていない自然の営みの中に、びっくりするような造形が潜んでいることがあります。もうすでに「山の日」を待たずにお盆に突入している私の職場では、その行事が行われて受付のために待機していたのですが、そばにある庭の植木を見ていたら、それが突然子供の顔に見えてきましたよ。
 すごいのは、最初私が見えていた顔の他に、もう一つの顔も見えていた、ということです。これも初出はFacebookですが、そのコメントでなんだか私が思っていたのと違うな、と思っていたら、よく見たら確かにそういう顔もあったんですよ。
 しかし、この毎年の行事の時には、きまって猛暑に襲われて大変な思いをするのですが、今年は逆に寒いぐらいでしたね。まあ、この方が参加する人にとっては楽でしょうから、ありがたいのですが、これでそのまま本格的なお盆に突入したりしたら、なんだか間抜けなことになってしまいそうですね。お盆ぐらいは暑くないと。
 つまり、毎年のこの期間の状況を見て、先週は自販機用の飲み物をこのぐらい用意していたのですよ。去年も同じぐらい注文してあったのに、最後には「綾鷹」が足らなくなってしまいましたからね。
 この写真も初出はFacebookです。
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by jurassic_oyaji | 2017-08-09 22:10 | 禁断 | Comments(0)
ファイナル・コンサート
 杜の都合奏団のラスト・コンサートが終わりました。マエストロに言わせれば、私は、この団体の創立の時に多大な尽力をした、ということになっていますから、まあ、感慨深いものはあります。いや、本当はそんなたいそうなものではなく、ただ誘われたから参加しただけなんですが、そのあとはCDを作ったりプログラム・ノーツを書いたり、確かにそういう意味での「尽力」はあったかもしれませんね。でも、基本的にここではニューフィルとはちょっと違った形で演奏に参加できたのは、とてもうれしかったですね。ある意味、自由なことをやらせてもらえたということでしょうか。まあ、私だけの感想ですけど、ここに参加したことで、技術的に間違いなくスキルがアップしたという実感はありますね。特に、音についてはかなり自信が持てるようになったのではないでしょうか。
 さまざまな事情で、管楽器のメンバーは毎回変わっていました。特にオーボエは、いつも別の人でしたね。そして、今回も、初めてご一緒する人だったのですが、この人が、私がこの団体やニューフィルで一緒に吹いてきたオーボエ奏者の誰とも違う、特別のオーラを持っていました。音もきれいだし、何より自分のピッチやフレージング、アクセントなどに自信をもって吹いている、というのがまざまざと伝わってくるのです。まるで真剣勝負を挑まれているような感じで、私としては圧倒されてその人に付けざるを得なくなっていました。それが、何回かやっているうちに、ちょっとした快感に変わってきたのですね。私が彼に付けようとすると、彼の方でもそれを受け止めてくれるような感触があるのです。本番あたりは、もうオーボエとフルートが一体化したような瞬間を何度も味わいました。こんなことは、私がオーケストラに入って初めての経験です。
 ただ、練習の間、直接話をしたことはまずありませんでした。私もそうですが、なんか他人を寄せ付けないような雰囲気があったんですよね。それが、本番の前に私が「よろしくお願いします」といったら、会釈をしてくれて、コンサートの最後には握手まで求めてきましたよ。打ち上げでも、彼はとっても饒舌でした。今までの印象とガラリと変わっていましたね。そして、こわごわと私と一緒に吹いたときの感想を聞いてみたら、「きっちり合わせてくれて、とても吹きやすかった」ですって。彼がもしかしたらそう感じていたのではないか、というのを、私は演奏している時にはっきり感じていましたから、それが単なる社交辞令でなかったことは明らかです。もしかしたら、全然口をきかなくても、演奏しているだけでお互いの気持ちが通じ合えてしまったのかもしれません。ちょっとこれは忘れられない体験になったかも。こんな経験が出来たのですから、ここは本当に素晴らしい団体でした。
 そんなことがあった今回のコンサート、お客さんは338人だったそうです。800人収容のホールですから少ないような気もしますが、殆どのお客さんは中央の通路から後に座っていましたから、ステージからだと弦楽器の陰になって前半分は見えないので、結構一杯入っているように見えましたね。
 実際はこんな感じ。
 私は、序曲の時は降り番だったので、写真を撮っていたのでした。入場の時は、こんな「サイトウ・キネン」スタイルです。
 これが全景、弦楽器は「ほぼ」16型の対向配置でした。
 この前、職場でのコンサートに出演された合唱団から、こんな豪華なお花が届いていました。

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by jurassic_oyaji | 2017-08-06 23:23 | 禁断 | Comments(0)
パート譜もダウンロードできます
 そろそろ次の「かいほうげん」のネタを考えなければいけない時期になってきました。そんな時に、どこからともなくネタの元がやってくるというのがいつものパターンです。まずは、今度の定期のメイン、エルガーの「交響曲第1番」を先日東京で指揮をした藤岡幸夫さんが、ご自身のブログにその曲についていろいろ書いていたものを、直接交渉して転載の許諾をいただきました。これで3ページ分のコンテンツが出来上がりました。
 もう一つ、これは「かいほうげん」に使えるかどうかは微妙ですが、ちょっと私好みのネタが見つかったので、忘れないうちに書いておきますね。
 さるレーベルのFacebookに久しぶりに行ってみたら、鼻持ちならないマニアックなスタッフがヒンデミットのことを書き込んでいました。そこで紹介していたのが、彼の弦楽四重奏のための「Ouvertüre zum "Fliegenden Holländer" wie sie eine schlechte Kurkapelle morgens um 7 am Brunnen vom Blatt spielt」という曲です。聴いたことがある人もいるかもしれませんが、ワーグナーの「オランダ人」序曲を、へたくそな楽団が演奏しているという想定で編曲した、とても愉快な曲です。もちろん、ドイツ語でそのままタイトルを書いたのでは誰も分かりませんから、このスタッフは日本語のタイトルで紹介していました。それが、普通目にするのとはちょっと違っていたのですね。そこにあったのは
「午前7時に村の井戸端で 二流楽団が初見で演奏する「さまよえるオランダ人」序曲」

 というものでした。私が知っているのには、「村の井戸端」なんて言葉はありませんでしたよ。それよりも、確か「湯治場」というのがどこかにあったような。
 調べてみると、これは、このサイトと関係の深いNMLでのCDの表記であることが分かりました。そのCDは手元にあったので、ブックレットを見てみると、英語では「Overture to "The Flying Dutchman" as Played at Sight by a Second-Rate Spa Orchestra at the Village Well at 7 O'Clock in the Morning」ですから、「Spa」という言葉が入っていますよ。だったらやっぱり「湯治場」じゃないですか。いったいどこから「村の井戸端」を引っ張り出してきたのでしょうね。あっ、「Village Well」か。だとしたら、ここはいったいどういう地形の場所なんでしょうね。
 実は、私はこの珍しい曲のCDをもう1枚持ってます。それは、この曲の楽譜が出版された直後にリリースされたもので、世界初録音でした。

WERGO/6197-2(1991)
 そのブックレットの英訳だと「The Overture to the "Flying Dutchman" as Played at Sight by a Second-Rate Concert Orchestra at the Village Well at 7 O'Clock in the Morning」、ここには「Spa」はないですね。
 実は、ニューフィルとも2回共演された指揮者の下野さんは、こういう曲が大好きで、2011年7月19日に、サントリーホールで読売日本交響楽団を指揮して、これを弦楽合奏用に直して演奏していました。その時のタイトルは
「〈さまよえるオランダ人〉への序曲 ~下手くそな宮廷楽団が朝7時に湯治場で初見をした~」
 ですから、やはり「湯治場」系ですよね。なんでも、この時にはこのホールのオルガンの前に「読響温泉」という看板が立っていて、メンバーは頭に手拭いを乗せたり、うちわを持ったりして登場したのだとか。ただ、ここでは「宮廷楽団」となってますね。そんな格式の高い楽団が湯治場なんかに来るでしょうか。
 こういう混乱を一掃するために、私は原点のドイツ語に帰って考えてみることにしました。まず「Kurkapelle」という単語。「Kur」は「クアハウス」などに使われる言葉で、「保養所」の意味ですが、もう一つ、「宮廷」という意味もあります。下野さんはこちらを取ったのでしょうね。しかし、NMLで「井戸」と訳した「Brunnen」という単語には、まさに「湯治場」という意味があるので、それだったら「保養所」とリンクできますよ。つまり、演奏しているのは「湯治場の保養楽団」ですね。そこで、私の「定訳」はこうなります。
「朝の7時に、湯治場の二流の保養楽団が初見で演奏しているような、『さまよえるオランダ人』の序曲」
 どうです。もう、その情景が目に浮かびませんか?観光客を相手に適当な演奏をして生活している楽団が、何を思ったのか早起きをして、「オランダ人」を初見で演奏しているんですよ。これが「森の井戸端」だったら、具体的なイメージが全く浮かんできませんよね。
 まさかと思ったのですが、この曲の楽譜は、IMSLPで見ることが出来ます。
 とりあえず最初のページを見ただけで、これはきっちり作為的に「へたさ」を演出していることが分かります。オリジナルはD-Aの空虚5度なのに、ここではその上にそれぞれ長7度の「ずれた」音が入っていますからね。このあとは、ユニゾンになるはずの同じ音型を音符1個分だけずらしたりして、とても「初見」では演奏することはできない「難曲」です。ヒンデミットという人は、こういうものを作って喜んでいたんですね。
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by jurassic_oyaji | 2017-08-04 22:58 | 禁断 | Comments(0)
一色正和も・・・
 「鎌倉ものがたり」の新刊が出るという案内がAmazonに出ていたので、予約注文していたら、それが間違いなく届きました。いや、間違いなく届くのは当たり前のことなので、別に驚くようなことはないのですが、なんせ、最近同じところでひどい目に遭ったものですから。
 それは、厳密にはAmazonではなく、マーケットプレイスという、いわば「店子」みたいなところなのですが、もう店頭では買うことが出来なくなった化粧品を(私が使うんじゃないですよ)そこでは扱っていたので、今まで何度か利用していました。ただ、注文した時に、Amazonではなく、そのお店から直接メールが来て、「ただ今欠品しておりますが、入り次第送らせていただきます。もしキャンセルする時にはご連絡ください」ということを伝えられました。まあ、急いで使うものでもなかったので、キャンセルはしないで待っていましたが、入荷予定日を過ぎても一向に連絡がありません。もうその時点でAmazonの配送状況の通知は使えなくなっていたので、何の情報も入ってきません。それがあまりに遅いので、とうとう今使っているその化粧品がなくなりそうになってしまい、「どうしてくれるのよっ!」という厳しい追及が始まっていましたね。
 仕方がないので、少し値段は高いのですが、別のところから1本だけ買ってみたら、それはすぐに届いたので、とりあえずは追及は免れるようになりました。そして、待望の「出荷しました」という連絡が入りました。どうやら詐欺まがいのものではなかったので、まずは一安心。それは西濃運輸で届くそうで、そこの追跡コードもちゃんと知らせてくれました。検索すると確かに発送はされているようですね
 しかし、それからがまたイライラが続く日々が始まります。その検索を見ていても、一向に先に進まないのですね。結局、発送から10日近く経って、やっと現物が届いたときには、もうどうでもいいような気になっていましたね。最終的に、注文してから届くまで1ヶ月かかってしまったことになります。もうここに注文するのはやめましょうね。
 ところが、届いた荷物の伝票を見ると、またまたおかしなことが分かりました。
 なんと、出荷日が、私が注文した日ではありませんか。その時点ではまだ品物は「欠品」していたのですから、こんな伝票が作れるわけがないじゃないですか。この「インフィニティビューティー」という会社は、限りなく疑惑に包まれています。
 ですから、「鎌倉ものがたり」がごくまっとうな配送で届いたので、少し驚いたというわけです。
 ただ、その帯を見た時には本当に驚きましたね。
 なんと、このマンガが実写で映画になるのだそうですよ。まあ、監督が同じ作者の「三丁目の夕日」を映画化させて大ヒットを飛ばした人ですから、予想は出来たことですがね。さらに、こちらの方がよりSF的な要素は多くなっていますから、監督の本領発揮となるはずですし。
 映画のサイトでは、もうトレーラーも流れていたのでさっそく見てみました。うーん、これだけでは分かりませんが、このマンガの世界(こういう時に「世界観」と言う人を、私は軽蔑します)とはかなり違うような気が。なによりも、亜希子ちゃん役の高畑充希にはかなりの違和感がありますね。いや、彼女は大好きな女優さんですけど、彼女には亜希子の持っている天然なところがないんですよね。彼女が天然を演じているのが、まさに今やっている「カホコ」なんですが、そこには悲壮感が漂ってはいませんか?亜希子にそういうものがあってはだめなんですよ。
 なんせ、このマンガは全巻そろえていますから、まさに30年以上の付き合いなんですよ。「三丁目」以後の作品がことごとく駄作だった監督に、その大切なものを壊されてしまうのが、たまりません。ぐらい言っておけば、実物を見た時にはそんなにがっかりしないでしょう。結局絶対見ることになりますからね。
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by jurassic_oyaji | 2017-08-02 21:05 | 禁断 | Comments(0)
パウエルでしょうね
 今日は午後からコンサートに行く予定があったので、その前にちょっと仙台駅まで行って、今飾ってある七夕の吹き流しを撮ってきました。あと1週間もすれば撤去されてしまいますから、撮れる時に撮っておかないと。もちろん、それは、今度のニューフィルの演奏会のチラシを貼りつけるためです。もう、恒例行事になりつつありますね。
 でも、実際に見てみると、前の「嵐」ほどはピッタリとハマるような部分がありませんでした。ちょっとこの吹流しでは、相性が悪いようです。でも、1個だけ何とかなりそうなのがあったので、それにニューフィルと、その前の「杜の都」の両方を貼り付けて、こんなのに仕上げてみました。
 ただ、相対的にあまりにも小さくなってしまったので、これではよく分からないでしょうから、赤枠の中を拡大しておきましょう。

 とりあえず作ったものをFacebookにはアップしたのですが、いかにもやっつけ仕事で精度がいまいちで納得できなかったので、これはもう少し手を入れています。これだったら「かいほうげん」にも対応できるでしょう。
 そして、午後には、萩ホールまで行ってきました。知り合いがたくさん所属しているさる合唱団がバッハの「マニフィカート」を演奏するというのですが、そのチラシには
 と、「BWV243a」で、しかも「挿入歌付き」とありますね(でも、やはり「マニフィカト」にはなじめません)。となると、これは第1稿の変ホ長調版ではありませんか。現行のニ長調版は「BWV243」ですからね。まだ、第1稿は生では聴いたことがないので、これはぜひ聴きたいと思っていました。ですから、同じ日にあったフルートのコンサートも行きたかったのですが、やはりこちらの方になってしまいました(Sさん、ごめんなさい)。
 でも、当日のプログラムには
 これが、今回の版の正しい表記ですね。基本は現行版で、第1稿の挿入歌だけ「移調」して歌う、という形です。確か、おそらくヘルムート・リリンクが最初に録音した時には、この形だったはずです。もっとも、2回目に録音した時にはちゃんとした「第1稿」で演奏していましたけどね。まあ、オーケストラもモダン楽器ですし、そこまでこだわることはないのでしょう。でも、私としては8曲目の「Deposuit」で、イントロのヴァイオリンが1オクターブ低く始まるのも聴いてみたかったような。
 いつものことながら、ここの合唱は素晴らしいですね。かなり人数が多いのに、それぞれのパートがとてもきれいにまとまっている上に、きっちり主張し合っています。真ん中にあったシュッツの「音楽による葬送」では、ソリストと合唱が交代に出てくるのですが、合唱の部分になると安心して聴いていられます。二重合唱も素晴らしかったですね。ただ、ソリストが色々で、素晴らしい人がいる半面、ちょっと、という人がいたりして。
 「マニフィカート」でも、その「ちょっと」の人がかなり耳障りでしたね。オーケストラは、こんなものなんでしょうか。お隣にトランペットを目当てに聴きにこられたNさんがいたのですが、家に急いで帰らなければいけなかったので、感想は聴きそびれました。1曲目のカンタータに入っていたホルンも、なんだか高音でかなり苦労していたような気がするのですが。それと、フルートのAさんは、前から木管でしたっけ。なんか、前と違うな、と感じたのは楽器のせいでしょうか。
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by jurassic_oyaji | 2017-07-30 21:42 | 禁断 | Comments(0)
タワレコのインストアライブを見に行きました
 最近、テレビに米倉涼子さんがよく出てますね。これは、もうすぐ「シカゴ」が始まるので、その番宣なのでしょう。実は、この間渋谷のシアター・オーブに行った時には、そのポスターがでかでかと貼ってありましたから、そういうのもあるんだな、と思っていました。彼女が5年前に単身ブロードウェイに乗り込んで、このミュージカルの主役をあちらの劇場で演じてきたことは知っていましたが、今年もそのキャストで再演があって、それをそのまま渋谷に持ってきたものが、来月から始まるということなのですね。ためしにチケットぴあで調べてみたら、すでに全公演が満席になっていて、1枚も買うことが出来ない状態になっていました。それだったら、別にこんなに宣伝することなんか必要ないと思うのですが、もうすでにテレビ出演のスケジュールが決まっていて、今さらキャンセルはできなかったのでしょうか。読みが甘かったんですね(逆の意味で)。
 でも、私が行った「ウェストサイド・ストーリー」では、間近になっても売れていなかったようですし、当日券もしっかり販売してましたから、やはりこれは「日本人が本場で成功している姿を日本で見てみたい」と思っている人がたくさんいた、ということなのでしょうね。私はこのミュージカルの映画版は見ましたが、正直そんなに面白いものではありませんでした。まあ、チケットが手に入った人は、楽しんできてください。
 考えてみたら、私がそこに行ってきたのはほんの2週間前だったんですね。なんか、ずっと前のことのような気がしてしょうがありません。仙台に帰ってきて、なんだか毎日忙しい思いをしていたせいでしょうか。いや、普通の仕事だけではなく、家族のことでもちょっとイレギュラーな時間がとられてしまうことがあったからかもしれませんね。いずれは辿る道なので、おろそかにはできませんから、真正面から立ち向かわないことには。
 渋谷に行った時には、お昼ご飯は同じ「ヒカリエ」の中にあるトンカツ屋さんで食べようと思っていました。実は、ここがオープンしてすぐぐらいに一人でここに来たことがあって、かつ丼が信じられないほどおいしかった記憶があるものですから、それをもう一度味わってみたかったんですよね。それで、念のためフロアマップで調べたら、まだちゃんとそのお店はあったので安心したのですが、そこで「酢重」も同じフロアにあることが分かりました。このお店は東京駅の新丸ビルにもあって、そこのサバの塩焼きは絶品だと聞いていて食べに行ったら、それは平日だけのメニューでがっかりした、ということがありましたが、こちらの方は普通にメニューにもあるみたいですから、それだったらそこに行こうと思いました。
 着いたのは開店直後だったのですが、すでに窓際の席は満席になっていましたね。まあ、別に渋谷駅周辺の乱立したビルを見てもしょうがありませんけど。ほんとに、このあたりは収拾がつかないほどみっともないことになっていますね。
 これが、目指すサバの塩焼き定食。身がとても柔らかでとても満足しました。ご飯とみそ汁のお代わりが出来るので、どちらももう1杯ずついただきました。アブラゲの味噌汁もいいですね。
 注文した後で店員さんがやって来て、「シアターオーブにいらっしゃいますか?」と聞いてきました。そういえば、ネットで調べた時に、チケットを見せるとレストランでサービスを受けられるようなことが書いてあったので、それをやってみようと思っていたのに、すっかり忘れていましたよ。聞かれなければ、せっかくのサービスが無駄になってしまうところでした。
 それで、食後に出てきたのがこのみつまめです。量は少ないですが、あっさりしていておいしかったですね。
 それからエレベーターで6階から11階まで登ったところがホールの入り口ですが、本当の入り口はそこからさらに2階分エスカレーターで登らなければいけません。
 公演が終わると、このエスカレーターは下りに変わります。そこにはお客さんが殺到するだろうと思ったので、少しでも早く出ようと最初のカーテンコールが終わったらすぐ席を立ったのですが、結局カーテンコールはそれしかなかったので、他のお客さんもすぐに出てきてしまって、それほどのアドヴァンテージはなかったですね。「劇団四季」だったら、延々とオケが演奏していたものですが。まあ、そんなあたりに、お客さんに対するサービス精神の違いを見てしまったんですね。なんか、なめられてるな、と。「シカゴ」ではどうなのでしょうか。
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by jurassic_oyaji | 2017-07-28 22:51 | 禁断 | Comments(2)
「涼宮城」が命取り
 先日の仙台市長選挙、私は正直言ってそれほど関心はありませんでした。というか、現職の市長と宮城県知事までが全面的に応援していて、経済界のバックもしっかりしているS候補には、いくら市民連合で現職の国会議員をかつぎだしても勝てないだろうと思っていましたからね。それが、よもや東京都議会議員選挙と同じ展開でK候補が勝ってしまうとは。
 ですから、選挙期間中もその運動の様子には全く無関心でした。それで、終わってからテレビでそういうものをゾロゾロ放映してくれたのでそれを見ていたら、県知事あたりはとんでもないことをやっていたんですね。なんか、自分の立場が分かっていないというか、あまりにも露骨な応援活動には完全に引いてしまいますね。そして、最近明らかになったのが、S候補が震災後に行った土地の不正取得問題です。なんでも、「半壊」になったビルを土地ごと買うことになって、ビルの解体費用を差し引いて売買契約を結んだのに、その契約を締結する直前までに売主に無断で再度調査を行って評価を「大規模半壊」にしてもらい、契約通りの価格で買った上に、解体は公費で行った、というのですから、これはヤバいですよね。こんな人がもしかしたら市長になっていたかもしれないなんて、ゾッとします。
 一応S候補は公約で「音楽ホールの建設」を謳っていました。ですから、それに釣られて投票してしまった人も私のまわりにはいたようですね。確かに、この人はそういう運動の一翼を担っていたような気はしますが、前にも書いたように、その全体像がいまいち見えてきていないところがありました。それこそ知り合いの音楽家たちが役員として名を連ねている団体とはどのような関係にあるのかは、いまだによく分かりません。そこにこんなことが明らかになってしまったのでは、ホールは出来たけれど、そこには得体のしれない金の亡者のスキャンダルが絡み付いていた、なんてことにもなりかねませんでしたよ。
 いろんな見方はあるかもしれませんが、今回の仙台市民の選択は、立派だったと思います。もちろん、私もK候補に投票しました。
 ただ、音楽ホールに関しては、確実に実現からは遠のくでしょうね。それとも、もうすぐ行われる県知事選挙では、現職の対立候補に、その方面に積極的な方を担ぎ上げるとか。今の知事は、おそらく壇蜜愛を貫いた結果、自滅してくれるでしょうからね。
 東京には、「2000人収容の音楽ホール」なんかいくらでもあります。ちょっと小さめですが、1600人収容で非常に良い音のする東京オペラシティのコンサートホールで毎年コンサートを行い、常に満員のお客さんを集めていた合唱団が、このたびそのラスト・コンサートをそこで開催しました。あいにく私はニューフィルの指揮練があったので行けなかったのですが、音楽監督のPさんからその時の模様を収録したCDが送られてきました。さっそくそれを聴いて、お礼のメールをPさんに送ったら、「ハイレゾもありますよ」という返事が来たので、もちろんお言葉に甘えてDLさせてもらいました。CDでは2枚組でしたが、そのデータは24/192のLPCM(.WAV)だったので、全部で8.5Gにもなりましたね。最初は自宅のWI-FIでやっていたのですが、とてつもなく時間がかかりそうなので、LANケーブルにしたらすぐDL出来ました。
 それをちゃんと聴くには、職場のシステムが必要なのですが、待ちきれなかったのでとりあえずPCでCDと聴き比べてみましたが、それでもきちんと違いが分かりましたね。ですから、翌日ちゃんとUSB-DACを通して聴いてみたら、もうその違いは歴然としていました。いや、CDでもかなりのクオリティで、市販のCDよりもはるかに良い音で聴こえていたのですが、ハイレゾは別物でした。CDで聴いてちょっと不満が感じられていたところが、ことごとく意味を持っていたことが分かるんですよね。
 最後のステージでは、このホールのオルガンも使われていました。その音が、CDでは電子オルガンのように聴こえていたものが、ハイレゾではきっちりパイプオルガンの音になっていた、と言えば、その違いがはっきりするでしょうね。エンジニアは小貝俊一さん、このコンサートの1回目から彼が録音を担当されています。すべてが「一流」でした。この合唱団は。
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by jurassic_oyaji | 2017-07-26 23:00 | 禁断 | Comments(0)