おやぢの部屋2
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7700万ユーロだったものが、7億8900万ユーロに
 大型練習も終わりですね。外で遊んでばかりいないで、たまっていた録画を見るのにも、少し時間を使わないと。そこで、BSでON AIRされた直後にちょっとだけ見てみた「エルプ・フィルハーモニー」のドキュメンタリーをきちんと見ることにしました。もうおなじみでしょうが、今年の1月にハンブルクに完成した新しいコンサートホールがこの「エルプ・フィルハーモニー」です。エルベ川の河畔に建っているので「エルプ」なんですね。
 なにしろ、ものすごく大規模なホールで、ホール・マニアである私にとってはよだれが出るようなすごいものですが、それが出来るまでにはかなりの困難があった、という噂は聞いていました。それを、実際に計画が始まった時点からずっと追いかけていたスタッフがいて、その10年以上に渡る記録が、詳細にまとめられているのです。つまり、計画から完成までに「10年以上」かかってしまったということですね。いくら大きなホールだから言って、これは建設期間としてはあまりに長すぎます。
 これは、作っている途中で様々な問題が発生して、工事を中断せざるを得ないような状況に陥ってしまったからです。それに伴って建設費も当初の見積もりのなんと10倍もかかってしまったというのですから、これは最悪の事態ですね。ただ「素晴らしいホールが出来た」と手放しで喜ぶわけにはいかないでしょう。
 でも、現実にこういうことが起こったということは、これからこういうものを作るときにもそんなことが起きる可能性は十分にある、ということですよね。この国でも、すでに、さる国家的な事業の建設に関しても、同じようなスキャンダルは騒がれていましたからね。
 仙台市あたりでも、音楽ホールを建てようという動きはあるようですが、果たして担当している方々にこれほどの覚悟があるのかどうかは、とても疑問です。

これが完成したホールの中。

そして、外観をバックにドキュメンタリーのタイトル。

続いて、スタッフのクレジット。

豊田さんの仕事ぶりが、克明に紹介されています。

建物のもとの姿。

中身をくりぬいて、外壁だけを残します。

その上に、ガラスの外壁の建物を乗せます。

多くの市民の反対運動もありました。

 「世界最高の音楽ホールを作ろう」と言い出したのは一個人、それに行政や市民団体も賛同して、プロジェクトは動き出したのですが、外壁のガラスや内装材を作るのにもものすごい経費が掛かっている上に、建設を始めてから強度に問題が出てきたり、ホールの部分を組み立てるのに予想していなかった手間がかかったりして、予算はどんどん増えていきます。責任を巡って裁判まで起こされるという事態になったというのですから、どうしようもありませんね。良識ある市民から反対の声が上がったのは当然のことだったのでしょう。
 もし、本気で仙台市に音楽ホールを作ろうとしている人がいるのであれば、これは「反面教師」として必見の映像です。
 それでもホールは完成し、盛大にオープニング・コンサートが開催されました。その模様も放送されました。これは、前半と後半がそれぞれ、いくつかの曲をエンドレスに演奏するというユニークなもの、オーケストラの現代曲の後にルネサンスの合唱曲が客席で歌われていたりしました。前半の最後には、メシアンの「トゥーランガリラ」の最後の楽章が演奏されましたが、そこにこんなコメントが。
 私は昔からのファンで、普通は「トマ・ブロシュ」という、オンド・マルトノ奏者です。ただ、いくら見てもこのキーボードだけしか見えず、この楽器特有のスピーカー群が見つかりません。
 そこで、色んなアングルの映像をしっかり見直してみたら、こんなところにありました。グランドピアノの脇にブロシュと彼の楽器がありました。
 その部分を拡大してみると、このあたりにキーボードがまとめて配置されていることが分かります。ブロシュの後ろにあるのがスピーカーなのでしょうが、なんかしょぼいですね。彼の前にあるのはツィンバロン。この前に演奏された曲で使われていました。さらに上手寄りにあるのが、チェレスタとジュ・ドゥ・タンブルですね。
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by jurassic_oyaji | 2017-05-07 21:11 | 禁断 | Comments(0)
ザップル・レコード興亡記/伝説のビートルズ・レーベルの真実
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バリー・マイルズ著
野間けい子訳
河出書房新社刊
ISBN978-4-309-27818-6


「ザップル・レコード」というのは、あのビートルズがその後期に様々なビジョンを実現させるために起こした会社「アップル」の中に作られた実験的なレーベルのことです。「アップル」に関してはこれまでに膨大な文献が登場していて、その実態はほぼ明らかになっていますが、「ザップル」についての詳細な資料はあまりなかったところに、そのマネージャーを任され、実質的なレーベルの責任者だったバリー・マイルズが自ら著した「手記」が発表されました。最初にイギリスで出版されたのは2015年、その時のタイトルは「The Zapple Diaries」でしたが、翌年アメリカで出版された時には、「The Rise and Fall of the Last Beatles Label」というサブタイトルが付いていました。それが2017年2月には早くも日本語訳が登場してしまいました。
これはまさに「日記」、著者のマイルズが、「ザップル」が出来てから消滅するまでの、その日その日に起こったことをざっくりと書き綴ったものですが、そこに、その後の文献からの引用が多数挿入されているのが「記録」としての価値を上げています。日本で出版されたものには、その出版元もきちんと併記されているのも、とても親切。
このレーベルの最も近いところにいた人の書いたものですから、事実関係は詳細を極めていますが、それは殆どマイルズの本来のフィールドである文学的な仕事に関するもので、正直それほどの興味はわきません。ただ、その隙間を埋めるかのようにちりばめられた、「ザ・ボーイズ」(ビートルズのメンバーたちを、彼はそのように読んでいます)のエピソードは、かなり新鮮なものでした。ポールにしてもジョージにしても、とにかくお金に関してはやたら気前がいいのですね。
ジョンに関しては、ヨーコとの絡みが赤裸々に語られています。そこで暴露されるのが、ジョンの「アヴァン・ギャルド」に対するスタンスです。世間一般の受け止め方では彼はそのような芸術に理解を持っている人とされているのでしょうが、実際には彼は「アヴァン・ギャルド」への関心もスキルも全くなかったことが、ここでは明らかにされています。それは単に、ヨーコへの憧れのようなものだったのでしょう。
そのヨーコの「バックバンド」として参加した時に、彼が行ったパフォーマンスに関しての言及には、笑えます。彼は、ヨーコの「前衛的」なパフォーマンス(実体は、ただ意味のない悲鳴を上げていただけ)に合わせて、ギターアンプの前にギターを持って行ってジミ・ヘンドリックスのような(ですらない)ハウリングを出していただけだったというのですからね。
そんなものをA面に収録したアルバムが、1969年5月にザップルから最初にリリースされた「Life with the Lions」(Zapple 01)でした。そして、同時に「Zapple 02」という品番でリリースされたのが、ジョージの「Electronic Sound」というアルバムです。実は、このアルバムに関する部分が、最も興味深く読めてしまいました。
日本盤は確か「ジョージ・ハリスン/電子音楽の世界」みたいな大げさなタイトルだったように記憶していますが、実体は、その頃発表され、あの冨田勲も購入した「モーグIII」というモジュラー・シンセサイザーを演奏していただけなのですがね。そんな、なぜジョージがこの「楽器」に興味を持ったか、そして、それを購入する顛末、さらには、このアルバムに収録されている「作品」の出自(半分は別の人が演奏したもの)などが、ここでは事細かに語られていますよ。
この時には、音を出すこともできなかったジョージは、後に「Abbey Road」の中の「Because」では、モーグIIIのソロを披露できるまでになっていたんですね。でも、この件については新たな検証が必要なのかもしれません。この本によると、ジョージ(・ハリスン)より先にジョージ・マーティンも同じシンセを購入していたそうですから。

Book Artwork © Kawade Shobo Shinsha, Publishers

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by jurassic_oyaji | 2017-05-06 19:50 | 書籍 | Comments(0)
揚げたては本当においしいですね
 ゴールデンウィークの後半、きのうは、普通に近場へのドライブ、みたいな感じでした。ただ、「近場」とは言っても、何もなければ1時間ぐらいで着けるところに、3時間近くかかってしまうというのが、不条理というか憎らしいというか。向かったのはおなじみ定義山、まずは途中で走る48号線での渋滞は覚悟しなければいけません。これが、毎回の悩みの種です。ご存知でしょうが、この道はいつもニューフィルの練習に使う広瀬文化センターを過ぎたあたりで、急にそれまで2車線だったものが1車線に変わってしまいます。ですから、私のような「常連さん」は車線が減る前に左の車線に寄っておきます。そうすれば、車線の変わり目でそのまま走っていけますからね。ところが、この時期、そんなしきたりを知らない「一見さん」が、どんどん右の車線を走って先に行くのですよ。彼らは決してその先で右折するために真ん中の車線を走っているわけではなく、そのまま進んで合流点で強引に「割り込み」してくるのですよ。いつものことですが、これは本当に腹が立ちますね。ですから、私は無理やり入ってこようとする車は絶対に入れさせません。そんな不正な走り方をする奴は、いつまでも車線に入れずに立ち往生していればいいんですよ。
 でも、そんな抵抗も、押し寄せる無法者の大群には何の意味も持ちません。合流点の手前では、いつ果てるともしれない不毛の戦いが続けられているのです。
 そんな感じで、定義山に着いた頃には、もうお昼を回っていました。おそらく、名物の「三角定義」を買い求める人も、今がピークだったのでしょう。お店の前から続く長蛇の列は、今まで体験したほどのない長さになっていました。
 これは最後尾から撮った写真ですが、これはストリートビューで見ると、この矢印の範囲で列が出来ていたことになります。
 さいわい、席だけは嫁が先に確保していたのでそこに座って食べられることになっていましたが、そこで「お茶を買ってきて」と言われてしまいました。そこで、財布を持たされて自販機に向かいます。無事買い終わって席に座ろうとすると、突然財布がひとりでに口を開けて、内容物を吐き出してしまいました。なんてことでしょう。私は、テーブルの下に膝間づいて、カードやら小銭を拾わなければいけませんでした。向かいにはこんな場所にヒラヒラのスカートを穿いてやってくるバカップルの片割れが座っていますから、余計な動作をして痴漢と間違われることだけは避けなければいけませんでした。
 帰り道はそんなに混んではいなかったので、そのままさっきの合流点近くの花屋さんに寄って、名物のアイスを食べましょう。
 でも、私が買った時にはそんなに待たなかったのに、買い終わって後ろを見ると、ものすごい列が出来ていましたね。でも、これは仕方がありません。なんせ、ここのマスターはお客さんに対してとても丁寧な応対をしていますからね。お釣りを渡すときには、財布に入れて両手が自由になるまで待ってくれていますし、手渡しする時には一人一人に「休日をお楽しみください!」なんて声をかけていますからね。
 今日はどこへも行かないで、まだまだ残っていた仕事を片付けようと思っていました。ニューフィルの定期演奏会の写真の整理です。今回はすぐに写真は手元に集まったのですが、なかなか時間が取れなくて作業が出来ないでいました。それを連休中には仕上げようと思っていたのですが、まあ午前中やったところで見通しが立ったので、ちょっと息抜きにパフォーマンス広場に行って練習してきました。やはり連休のせいでしょうか、とても空いていて穴倉を独り占めしてエルガーやマーラーをさらっていると、普段は全く気にならないサックスが、信じられないようなばかでかい音で吹き始めたのには参りましたね。音ががでかいだけでなく、音程がものすごく悪いので、もう自分の練習に集中できなくなってしまいます。こういうのは迷惑ですね。そのうち、もっとでかい音でヒップホップが始まったので、帰ることにしました。
 結局、写真は時系列の確認が間違っていて、やり直さなければいけなくなりました。楽天は負けちゃうし、なんかさんざんでしたね。
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by jurassic_oyaji | 2017-05-05 21:29 | 禁断 | Comments(3)
Superfly 10th Anniversary Greatest Hits/"LOVE, PEACE & FIRE"
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Superfly
WARNER/WPCL-12621/3


今の音楽シーンでは、腐るほどのアーティストが日々新しい曲を垂れ流していますが、その大部分からは聴いていてなんの魅力も感じられません。それは彼(彼女)たちが、自分の楽器である「声」に関してとても無神経であることが、主たる原因です。いやしくも「声」で何か音楽的なメッセージを送ろうという、とても大切なことを志したのなら、それに見合うだけの修練は絶対に必要です。しかし、その修練の意味を勘違いしていて、小手先だけのテクニックにおぼれて決して他人には受け入れられることのない奇異な歌い方を「個性」だと思い込んでいるアーティストの、なんと多いことでしょう。
でも、中には「歌を歌う」ということがどういう意味を持っているのかをしっかり認識していて、とても素晴らしい「声」でその音楽をきちんと伝えてくれる人もいます。そんな中で、最近特に気に入っているのがSuperflyです。だいぶ前からその声は耳にしていたような気がしますが、はっきり彼女だと意識して聴くようになったのは2012年の「輝く月のように」あたりからでしょうか。テレビドラマの主題歌として使われていましたね。
それは、曲自体もとてもキャッチーなメロディを持ったものでしたが、なんと言っても彼女のヴォーカルの素晴らしさには感服させられました。特に、伸びのあるハイトーンは魅力的です。それはまさに理想的な声でした。
それ以来、彼女の声はたまたまラジオなどから聴こえてきても、すぐ分かるようになりました。本当に好きな人の顔なら、どんなに遠くからでも見分けられる、そんな感じでしょうか。ですから、すでに何枚かリリースされているアルバムをなにか買って、しっかり聴いてみようと思いはじめていました。
そんな矢先に、タイミングよくこんな「オールタイム・ベスト」が発売されました。それは3枚組ですから、ちょっと全部聴くのはしんどいな、とは思いましたが、結局全39曲は届いたその日に聴き終わっていましたね。
蛇足でしょうが念のため、Superfly(スーパーフライ)というのは、元々はユニットの名前だった、という知識も付け加えておきましょうか。2007年にメジャーデビューした時点では、メンバーはヴォーカルの越智志帆とギターの多保孝一の、共に愛媛県今治市出身者の2人でした。今回のベストアルバムは、「デビュー10周年」を記念してのものです。その後田保はユニットを脱退、Superflyは越智一人のソロ・ユニットとなります。田保は、アーティストではなく、コンポーザー/アレンジャーとしてSuperflyに関わる、という体制に、その時変わっていました。さらに、プロデューサーとして蔦屋好位置(変換ミスではありません)も深く関わっています。
ですから、殆どの曲のクレジットは作詞/越智志帆、作曲/多保孝一、編曲/蔦屋好位置となっていますし、蔦屋はキーボード奏者として録音メンバーに加わっています。
このベストはCD3枚組、なんでも、曲の選択にはファンからの人気投票が反映されているのだそうです。それらを、「LOVE」、「PEACE」、「FIRE」という3つのカテゴリーに分類して、それぞれ13曲が1枚のCDに収録されています。中には、そのカテゴリーではちょっと無理があるだろう、という曲もありますが、彼女の音楽には須くこの3つの属性が含まれていて、その表出の多寡がこの分類となったのだと思えば、それは全く気にならなくなります。彼女の歌からは、常に「愛」と「幸せ」と「情熱」が聴こえてくるのですから。
ブラスやストリングスが加わった分厚いサウンドでギンギンに迫るものから、彼女が作曲まで手掛けてピアノの弾き語りだけでシンプルに歌い上げるものまで、それこそ彼女が好きだというジャニス・ジョプリンからキャロル・キングへのリスペクトを、極上の声で味わうことができる素晴らしいアルバムです。金曜日の黄昏時には、お似合い(それは「スーパーフライデー」)。

CD Artwork © Warner Music Japan Inc.

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by jurassic_oyaji | 2017-05-04 20:20 | ポップス | Comments(0)
片づけまで手伝ってくれました
 連休の谷間となったきのう、暦通りの出勤となった私は、大変なことに気が付いてしまいました。本来なら連休に入る前に終わらせていなければいけないことをまだやっていなかったのです。それは、5月末に行うイベントの案内状。ニューフィルの定期演奏会とか何かと忙しくしているうちにすっかり忘れていたのですね。いや、イベントの準備の方はしっかりやっていたんですけど、肝心なことを・・・。
 そうなると、もう、それは気が付いたらきのうのうちに案内はがきを印刷して発送しなければいけないというスケジュールになっていたのですよ。焦りましたね。まず、郵便局に行ってインクジェット用のハガキを1200枚買ってきます。そして、表に宛名、裏に案内文と、両面への印刷が始まることになります。これは、普通に考えればまず物理的に無理でした。いつもだったら表に1日、裏に1日というのが必要な工程です。それを1日でやるには、プリンターが2台必要になってきます。確かに、普段すぐ使えるプリンターは2台ありますが、1台はレーザープリンターで、インクジェットの用紙は絶対に使うなと書いてありますから、使えません。住所だけはあて名シートに印刷、ということであれば、レーザープリンターでも可能ですが、その用紙の買い置きもありません。この辺の文具屋さんですぐに手に入りそうもないので、これも時間的にアウト、です。
 とりあえず、残業覚悟で作業を始めました。いざとなれば次の日も時間がなくはないので使えなくはありません。でも、休みになってしまいますから、できれば昨日のうちに投函しておきたいものです。と、去年こんなことがあって、欠陥プリンターを買ってしまったことを思い出しました。たぶん、難しいことは無理でもハガキ印刷ぐらいはできるのではないかと思い、物置から引っ張り出してPCに接続したら、ちゃんと動きます。さいわい、インクのスペアも残っていたので、これでやってみることにしました。
 こんな風に、今のプリンターの上にスキャナーが置いてあるのですが、その上に「欠陥」プリンターを乗っけて、下で宛名、上で案内文と、同時にプリント作業を開始、なんだか物々しいですね。ハガキを供給するタイミングなどはそれぞれ違っているので、なかなかスリルがありましたけど、結局時間内にすべての作業を終わらせることが出来ましたよ。これからはこんなミスもないでしょうし、インクもすっかりなくなったので、もう「欠陥」プリンターを使うことはないでしょう。
 ですから、今日の「タケノコ掘りたいかい?」には、心置きなく臨むことが出来ました。まずは、前の日にやろうと思っていたのにとてもやれる状態ではなかった洗車をやってしまいましょう。それが終わって車を拭いていると、まだ時間前だというのに最初の参加者が到着です。それに続いてもう一組、どちらも今回が初めてという方々です。竹藪のあるところに来たのも初めてというので、とても新鮮。私が最初に見本で掘ってみせたら、感激されていましたね。どちらも小さなお子さんが一緒だったので、そちらの方が夢中になってました。
 それから続々と集まってきて、思い思いに掘りはじめましたが、どうも今年は去年ほどの生育の勢いはなかったようで、予定開始時間にちょっと遅れて来た人が掘ろうとしたころには、もうほとんどのタケノコはなくなっていましたね。それでも根性で探し出して、かろうじて1本ぐらいは掘ることが出来たでしょうか。
 終わって、恒例の集合写真を撮って人数を数えてみたら、今日の参加者は小さなお子さんを含めて全部で42名でしたよ。これは、今までで最高だった去年の28人をはるかに超えた人数です。初めて参加された方々のお蔭です。来年もよろしく。それで、掘れたタケノコは去年の半分ほどでしたから、みんなに持って行ってもらったら、もうすっかりなくなってしまいましたよ。こんなことは初めてです。お天気も良く、皆さんにも楽しんでいただけたことでしょう。でも、常連のNさんがいなかったのが、とても残念でした。コーキくんは「焼きそば」を期待していたのに。
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by jurassic_oyaji | 2017-05-03 21:53 | 禁断 | Comments(0)
GLUCK, MOZART/Arias
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Camilla Tilling(Sop)
Philipp von Steinaecker/
Musica Saeculorum
BIS/SACD-2234(hybrid SACD)


1971年生まれのスウェーデンのソプラノ、カミラ・ティリングは、国内でのオペラ・デビューは1997年、イェテボリでのオリンピア役(オッフェンバックの「ホフマン物語」)でした。国際的なデビューとしては、1999年のニューヨーク・シティ・オペラでのコリンナ役(ロッシーニの「ランスへの旅」)、そこを皮切りに、世界中のオペラハウスに登場することになります。レパートリーもモーツァルトからR.シュトラウス、さらには2008年のメシアンの「アシジの聖フランチェスコ」と多岐にわたっています。
宗教曲でも大活躍、ラトル/ベルリンフィルと共演した「マタイ」「ヨハネ」にも参加していましたね。
ソロ・アルバムとしては、このBISレーベルにR.シュトラウス(2008年)、シューベルト(2010年)、北欧の作曲家(2014年)と、3枚のリート集を録音していました。ほぼ2年のインターバルでそれらに続いてリリースされたのが、この2015年10月に録音された、グルックとモーツァルトのオペラ・アリア集です。もちろん、ピアノ伴奏ではなく、バックにはオーケストラが付きます。
そのオーケストラは、「ムジカ・セクロルム」という、初めて名前を聞いた団体です。「セクロルム」というのは麻酔薬ではなく(それは「クロロホルム」)、ラテン語で「100年」、転じて「とこしえに」みたいな意味を持つ言葉です。オーケストラとともに合唱も併設されていて、宗教曲などにも対応できるフォーマットを持っている、ピリオド楽器のアンサンブルです。設立したのは、このCDでの指揮者、フィリップ・フォン・シュタインエッカーですが、その時に共に設立にあたったのが、彼の妻でフルーティストのキアラ・トネッリです。シュタインエッカーはかつてはチェリストとしてマーラー室内管弦楽団の首席奏者を務めていましたが、トネッリもやはりそこの首席フルート奏者、もちろん、ムジカ・セクロルムでも一番フルートを吹いています。
イタリアの南チロルを本拠地とするこのアンサンブルは、そんな、ヨーロッパ中の若くて実力のある演奏家が集まっていて、ピリオド楽器だけでなくモダン楽器での演奏も行っています(2013年には、ケルンのフィルハーモニーでブルックナーの「交響曲第1番」を演奏しています)。
まずは、このアルバムの幕開けということで、モーツァルトの「イドメネオ」序曲が、このオーケストラだけで演奏されます。それには、なにかとても新鮮な印象が与えられました。それは、かつてアーノンクールやノリントンといったちょっと前のピリオド系の指揮者の演奏を聴いたときの「新鮮さ」とはまるで異なる、「驚きを伴わない新鮮さ」でした。注目のトネッリのフルートも、少し明るめのピッチで吹いているのでしょう、ピリオド系のオケを聴いた時にいつも感じる、この楽器が全体の中に埋もれてしまうということは全くなく、とても目立って聴こえてきます。
このCDでは単なる「アリア集」とは違って、オペラの中ではそのアリアの前に演奏されるレシタティーヴォがまず歌われています。これは、特に「イドメネオ」のようなオペラ・セリアの場合はオーケストラの伴奏もしっかり書かれているパーツですから、そこでもこのオーケストラの豊かな表現力がしっかり味わえることになります。もちろん、アリアでのオブリガートも素晴らしいものばかり、「コジ・ファン・トゥッテ」第2幕のフィオルディリージのアリア「Per pietà ben mio perdona」でのホルンなどは格別ですね。
そして、ティリングの歌は完璧でした。とてもナチュラルで伸びのある声は、まるで砂漠のオアシスのように素直に心の中に沁みこんできます。コロラトゥーラも全く破綻のない鮮やかさ、なんの不自然さも感じることなく楽しめます。グルックではフランス語で歌われているものも有りますが、その発音もとてもかわいらしく響きます。

SACD Artwork © BIS Records AB

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by jurassic_oyaji | 2017-05-02 20:40 | オペラ | Comments(0)
エキストラなしで16型
 今週と来週はニューフィルの練習はありませんが、その代わり「宿題」がたっぷり出されていました。この次の演奏会のためのパート譜ですね。なんたって、おそらくエルガーの交響曲第1番やチェロ協奏曲を実際に演奏したことのある人なんてほとんどいないでしょうから、「昔やったのを思い出す」ということのできる人などいるわけがありません。しかも、チェロ協奏曲はともかく、交響曲の方は「聴いたことがある」という人も、例えばマーラーやブルックナーに比べてもはるかに少ないでしょうから、曲そのものが分からないという人も大多数なんですよ。ですから、まずはその知らない曲の音源を手に入れて(ニューフィルの人には、掲示板から音源へのリンクが使えます)、それを聴いてテンポなどを確認して譜読みを始めるということになるのでしょう。
 わたしも、それこそ30年オーケストラをやっていますが、これは全く初めて見る楽譜なので、この間の演奏会が終わったらさっそく音を出してみているところです。でも、やってみると音もリズムもそんなに難しくはないので、指自体はまず大丈夫、あとはなにしろ長いので、根気よくさらうだけです。
 とは言っても、1ヵ所だけ、もしかしたら最後までてこずるのではないか、というところがありました。それは、第4楽章の始まってすぐのところ、フルートとファゴットがユニゾンでこんなことをやってます。
 この部分はかなりテンポが遅いので、普通だったらまず問題はありません。さっきの掲示板からのリンクの音源も、かなり遅いので、それだったら別に問題はないでしょう。それは、コリン・デイヴィスの指揮なのですが、私が持っているもう一つの音源、ロジャー・ノリントンが指揮をしているものだと、これがとてつもなくテンポが速いのですね。このパッセージも、明らかにフルートもファゴットも吹けてません。指揮者の橘さんがこんなテンポでやるのだ、ということになったら、ちょっと大変です。まあ、ロンドン交響楽団でも吹けないのですから、いいんですけど。
 これだけでも大変なのに、私の場合はもう一つ、大曲のパート譜とも格闘しなければいけません。でも、これは前に演奏したことがあるので、思い出しさえすればそんなに大変ではないはずです。これも、やはり最後の楽章にフルートのソロでとても難しいところがあるので、その昔の楽譜を引っ張り出してきてそこだけは練習しておきましたから、なんとかなるでしょう。
 そのパート譜ですが、前に2種類の楽譜の写真(↑)を載せましたが、やはり、渡された左側の楽譜はちょっと問題があるようで、マエストロからできれば前もってスコアと照合しておいてほしい、というような連絡が回ってきました。それに、そちらは小節番号も入っていないので、入れておいてほしい、というようなことも。
 私は、前にも書いたように、昔ニューフィルで使った右の楽譜を使うつもりでしたから、こちらには各段の頭に小節番号も入っているのでそんな手間はかかりません。それと、おそらくこんなことになるのでは、と、フルートパートの分は他の人の分も全部昔の楽譜が手元にあったので、それを配ってありますから、そのまま使えるはずです。というか、これの原譜はニューフィルのライブラリーに残っているはずですから、最初からそれを借りていればよかったように思うのですが、何か問題があったのでしょうか。
 その、この曲だけを演奏するために集められたオーケストラが、当初は人数が確保できるか危ぶまれていたのに、すでにほとんどのパートは目標がほぼ達成できているようなので、一安心です。しかし、よく集まりましたね。なんせ、目標は16型なので、完全に集まるとニューフィルよりも多い充実した弦楽器で演奏できることになりますから、少しぐらい足らなくても十分なんですけどね。
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by jurassic_oyaji | 2017-05-01 22:42 | 禁断 | Comments(0)