おやぢの部屋2
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レコード芸術にも!
 この間の「音楽の友」は、ニューフィルのことが載っているというので買ってきただけのことで、普段はせいぜい立ち読みするぐらいの浅~い付き合いです。そもそも私の場合は、同じ出版社の「レコード芸術」という雑誌は毎月買ってますから、2冊も買うわけにはいきません。ただ、それは単に資料として買っているようなものですから、一度目を通したらあとはただ積んでおくだけなんですけどね。
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 最新の1月号も、そんな感じ、まあ、私が輸入盤で聴いたCDがもう国内盤になっていたので、それの講評などを楽しく拝見させていただいたりは出来ました。宇野センセーは相変わらず無茶苦茶なことを言ってますし、金子センセーは雑な資料の扱いでしたね。そんな感じでパラパラと最後まで眺めていくと、読者の投書欄に「アマチュア・オケの奮闘」などというタイトルが目に入りました。うん、確か、だいぶ前にも自分が聴いたアマチュアのオーケストラの素晴らしさをとくとくと述べていた投書がありましたね。そりゃあ、今のアマオケのレベルはかなり高くなっていますから、中にはそんな、わざわざ投書したくなるようなところもあるでしょう。ニューフィルも、いつかはそんなオケになりたいものです。と、読み飛ばそうと思ったら、投稿者が「仙台市青葉区」とあるので、まさか、と思ってしっかり読んでみると、まさにその「まさか」でした。この間のブルックナーの8番をほめちぎっているのですね。第3楽章などは「ついぞ体験したことのない25分間」とまで言ってますよ。さらに、3年前のマーラーの9番でも「客席でただ涙をながすばかり」と、ニューフィルと末廣さんに最大限の賛辞を送っているのです。全文はこちらにリンクしてあります。
 ここまで私たちの演奏をしっかりと受け止めてくれている人がいることを知って、なんとも言えない気持ちです。確かに、褒められてうれしくないはずはありませんが、逆に、これだけの期待を持って聴いてくれる人に対して、とてもいい加減な演奏は出来ないな、というプレッシャーもふつふつとわき上がってきます。今以上に、責任の持てる演奏が出来るように、しっかり練習をしなければいけないと自覚を新たにするのでした。それと、こんなことを書いてくれた方はがっかりするかもしれませんが、本当に自信を持って他人に聴かせられるようになったのはせいぜい本番の1週間前ぐらいのことでしたからね。普段の練習の時でも、この方が書いているほどのレベルの演奏が出来るようになっていたい、というのが、理想ですね。いずれにしても、この2つの記事で、次回の「かいほうげん」は盛り上がることでしょう。
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 もう1冊、本屋さんで見慣れない音楽雑誌を見つけました。「GAUDIO」というガウディとオーディオを一緒にしたようなタイトルで、なんと読むのかもわからないオーディオ雑誌です。なんでも、今まであった「AUDIO BASIC」という雑誌と「PCオーディオfan」という雑誌が一緒になって再出発したものなのだそうです。後者のタイトルでも分かるように、出版元は共同出版です(「FMfan」というのがありましたね)。これも、パラパラと眺めていたら、ショルティの「指環」の最新リマスター盤の「講評」があったので、しっかり読んでみると、こちらでは諸石センセーがやはり不思議なことを書いていましたね。資料に「1997年のマスターが使われている」と書いてあったことを引用して、「だから、エソテリックのSACDの方がいい音だ」などと言っているのですが、その同じ資料には、「エソテリックのSACD」に使われたのも、同じ1997年のマスターだったことも書かれてあったことには、気付かなかったのでしょうか。
by jurassic_oyaji | 2012-12-22 22:37 | 禁断 | Comments(0)