おやぢの部屋2
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楽天日本一パレード
 楽天のパレード、すごかったですね。とは言っても、実際に二番丁まで行ったわけではなく、テレビで見てただけなんですけどね。最初の情報では、市内の5局が同時に生中継、みたいなことを言っていたのですが、実際は全部中継をしたのは2局だけでしたね。でも、制作ではみんなが協力したのでしょう。なんでも、ヘリコプターからの空撮はNHKだとか、それで見ると、あの広い道路の半分を人垣が占めていたのは、壮観でしたね。
 そのうちに、Facebookで続々現地からの写真が届きます。みんな行ってたんですね。お天気が良くて、本当に良かったです。テレビ中継で解説者(こういうものにも「解説」が付くのって…)が言ってましたが、一番怖いのは「燃え尽き症候群」なのだそうです。来年はどんなラインナップになるのかは分かりませんが、また応援のし甲斐のあるチームであって欲しいものです。
 いずれにしても、こんな全国ニュースのトップを飾るような「大事件」が続々と起こって、ここ仙台はすっかり有名な街になってしまいました。そして、テレビの中に映った風景は、どこから見ても大都会です。でも、パレードの会場になったあの通りには、今ではあのように真ん中に中央分離帯がありますが、私の学生時代にはちょっと違っていて、分離帯は真ん中ではなく、両端の1車線分のところに、2本ありました。つまり、一番端の車線はバス停専用の車線で、それは「分離帯」というような大げさなものではなく、ほんの目印程度に間が大きく空いていましたから、バスは簡単に入って行けるようになっていたのです。ですから、その車線は原則普通の車は通れないようになっていて、そこはもっぱら自転車が走っていましたね。私の高校は連坊にあったので、そこを自転車で、ちょうど今日のパレードと同じコースをたどって五橋まで行き、そこで左折していたんですよ。すごいでしょ?もっとすごいのは、その頃のその高校の標準的なファッションだった「足駄(あしだ)」を履いて自転車を運転していたこと。知ってます?足駄って。
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 こんな、ちょっと前まで朝ドラで悠太郎さんが履いていた、ものすごく歯の長い下駄です。ま、厚底サンダルみたいなものですね。これで自転車は大変でしたが、ファッションですから。
 そんな時代よりももっと昔から、仙台駅の北側には「エックス橋」という線路をまたぐ橋がありました。それぞれの東西の端が二手に分かれて2本の道路につながっていましたから、その形は上から見ると「>―<」という形になります。それが「X(エックス)」に見えることから、「エックス橋」という愛称で呼ばれていたのです。そのあたりはいかにも「駅裏」といった風情で、夜には一人では歩けないような怪しげなところでした。
 今では、このあたりはすっかり開発され、左下の道路をつぶして、そこに「アエル」が建っていますから、実際は「Y」を横に倒した形になってしまいましたし、東側はそのまま幅広い道路になってしまいましたから、もうそんな形も分からないようになっています。さらに、線路をまたぐ橋そのものも、現在新しいものに架け替える工事の真っ最中です。そこの半分だけが、ついこの間開通したばかり、きのうそこを走ってみたら、なんだか不思議なものが目に入りました。
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 街灯が、1本の柱に車道用の大きなものと、歩道用の小さなものが付いていますが、それぞれの根元は、まさに「X」ではありませんか。これは偶然ではなく、意識してのことに違いありません。慣れ親しんだ「X橋」というものを後世に伝えようという、まさにモニュメントとして作られたものなのでしょうね。
 別の方向から撮ったものが、これです。
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 もう少し大きくしてみましょうか。
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 どうです。「X」がはるか向こうまで連なっていますね。誰が考えたのかは分かりませんが、こういうデザインのセンスには、とてもうれしくなってしまいます。
by jurassic_oyaji | 2013-11-24 20:07 | 禁断 | Comments(0)