おやぢの部屋2
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電子書籍
 「佐村河内」事件は、その全貌がほぼ明らかになったとされた段階で、予想されたようなメディアの対応も出揃ったようですね。そして、やはり予想されたような、ワイドショーのレベルでのコメントも紹介されるようになりました。一番面白かったのは、「HIROSHIMA」のCDに詳細な楽曲分析を執筆していたはずの長木誠司という人が、朝日新聞に「今の聴衆は、ほとんど耳が聴こえていない」というコメントを寄せていることです。「耳が聴こえていなかったのは、あなたの方でしょう」と、思わず突っ込みたくなってしまいますね。
 それとは逆に、ネットなどでは「曲そのものは素晴らしいのだから、作曲者の名前を変えてでもぜひ演奏してほしい」といったような、本質がまるで見えていないノーテンキな意見を堂々と述べている人もいたりしますから、問題は深刻です。
 そんな中で、こんな「告発」が出るはるか前、2013年の11月に発行された雑誌に投稿された野口剛夫さんという人の記事がネットで評判になっていました。どうやら、私と同じような胡散臭さを感じていた人は、他にもいたみたいですね。ただ、その現物を読むためにはバックナンバーを探したりしなければいけないのでしょうから、ちょっと面倒くさいな~、どこかにコピーされたものでもないかな~、と思っていたら、なんと、この記事だけが電子書籍として販売されていたのですよ。なるほど、こういう売り方もあるのか、と思いましたね。音楽の方では、アルバム全曲ではなく、その中の1曲だけでも購入できるというのがネット配信のメリット(デメリット?)なのでしょうが、活字(死語)の世界でも同じようなことが簡単に出来るわけですね。これはまさにタイムリー、ネット社会のフットワークの軽さで、別に古本屋めぐりをしなくても、100円払うだけで全文が読めてしまえます。
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 ただ、私はいまだかつて「電子書籍」というものとコンタクトを取ったことがありません。というか、そんなものの必要性を全く感じていない、書籍に関しては割と頑固なアナログ人間なのですよ。でも、せっかくこんな機会ですから、ちょっと手を出してみようと思ってしまいました。これを見つけたのはAMAZONですから、Kindleという端末が必要だ、ということぐらいは前から知っていましたが、そこでは端末を選択することが出来て、iPhoneでも読めるようなのですよ。ですから、そのiPhone用のものをお買い上げ、です。まず、KindleのアプリをiPhoneにダウンロード、AMAZONのIDを登録しておいて、あとは普通に本やCDを買うのと同じようにプチると、即座にiPhoneで読めるようになっていました。簡単ですね。しかも、これはiCloudにも同期していて、愚妻に使わせているiPad miniでも、アプリをダウンロードしたら同じものが読めるようになっていました。iPhoneを買った時に、やたらと「同期」という言葉に遭遇したのですが、あれはこういうことだったというのが、実物を目にして初めて納得できました。
 と、一つ賢くなったところで、指揮者練習に愛子に向かいます。東京で大雪を降らせた低気圧が近づいてきて、お昼ごろになるといつの間にか結構雪が積もっていましたから、いつもの国見峠経由の山道から北環状線にでる、というコースは避けて、街中を通って西道路から行くコースを選んでみました。ところが、西道路までの道が大渋滞、早目に出たので問題なく到着できましたが、メンバーの中には間にあわなかった人もいたようですね。
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 田中さんの指揮ぶりは、とことん我々にストレスを与えないものでした。でも、ちょっとしたフレージングの注意などをそのとおりにやってみると、音楽が見違えるように生き生きしてきます。前回同様、楽しい演奏会になりそうです。さて、明日の雪はどんな具合でしょうか。まず、長靴は絶対必要でしょう。
by jurassic_oyaji | 2014-02-08 21:11 | 禁断 | Comments(0)