おやぢの部屋2
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カツカレーうどん
 最近の天気予報は面白いですね。今朝なんか、「明日の天気は、2パターンが考えられます」なんて、2通りの予報を出していましたよ。「どっちか選んでください」みたいなノリで。そんなの「予報」じゃないんじゃないですか。プロの仕事とは思えませんね。人間ですから予報が外れることだってたまには(いや、かなり)あるでしょうが、それはあくまで本人の責任、外れた時はただ恥をかくだけの話です。それを、視聴者に選ばせるなんて、いったい何を考えているのでしょう。
 この間練習に行く前に、ついに見つけたこれから行きつけになりそうなお店で晩ご飯、いや晩うどんを食べようと思って行ってみると、入口に「カツカレーうどん始めました」という看板があったのには驚いてしまいました。まあ、単に私が知らないだけなのかもしれませんが、こんなものがこの世にあるなんて全く知りませんでしたよ。いや、私は「カツカレー」は大好きですし、もちろん「うどん」も大好きですが、それを単純に合体させたと言ってそれも好きになるとは限りません。その前の段階の「カレーうどん」でさえも、実はまだおっかなくて食べたことがないんですから。これも、私に言わせればあまりに安直な発想で、とてもプロの仕事とは思えません。
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 とは言っても、実際にはこのおぞましい食べ物はかなり広範囲の人に好まれているようですね。なんか、写真を見ていると本当においしいんじゃないかと思いそうになってしまいます。まあ、今食べ続けているきつねうどんに飽きることがあったら、もしかしたら手を出すこともあるかもしれない・・・わけ、ないじゃないですか!
 まあ、この前の神田の蕎麦屋さんではありませんが、常に長い行列が出来てなかなか食べることが出来ないような超人気のお店のものが、実際に食べてみるとそんなに特別おいしいものではないということはよくありますから、たくさんの人が食べているからと言って、この「カツカレーうどん」がおいしいという保証は全くありませんし。
 クラシックの演奏家でも、それこそチケットが発売と同時に売り切れるようなプレイヤーが、本当に心から感動できるような音楽を提供してくれるとは限りませんからね。いや、逆にそんな異様なほどの人気のある人は、真っ先に疑ってかかるというのが、本当はまっとうな接し方なのかもしれません。
 別に、辻井さんがそんな演奏家だなんていうつもりは全くありませんし、彼は間違いなく本物のピアニストだと常々思っているのですが、彼のコンサートのチケットがまず手に入らないような現状は、かなり異常なのでは、という気がします。前にも書きましたが、11月に仙台にやってくるかなりまっとうな指揮者とオーケストラのソリストが辻井さんだということで、そんな異常な人気のために本当にこのオーケストラを聴きたい人が聴きに行けなくなってしまうという状況になってしまうのではないか、ということを、真剣に憂えているところでした。
 そうしたら、きのう愚妻が、「新聞に、辻井さんの仙台のチケットが完売したって載ってたよ」なんて言ってますから、びっくりしてしまいました。まだチケットの売り出しの告知もなかったはずなのに、いつの間に売り出していたんだと。そして、私の杞憂が現実のものになってしまったんだと、怒りさえ覚えてしまいましたよ。
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 その新聞広告を見てみたら、たしかに仙台の分は「完売」とありますね。ほんとに困ったことだなあ、と思ってよくよく見てみたら、これはオーケストラではなく、辻井さんのリサイタルのチケットの話ではありませんか。いや、最初見た時は間違いなくミュンヘン・フィルのことだと思ってしまいましたから、「先入観」とは恐ろしいものですね。
by jurassic_oyaji | 2015-01-29 21:48 | 禁断 | Comments(0)