おやぢの部屋2
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丸亀製麺の野菜かき揚げは大きすぎ
 毎週火曜日は、ニューフィルの練習前に幸町の丸亀製麺で晩御飯、というのが、このところすっかり定着しています。なんといっても、ここの麺と、ダシの加減が私の好みにピッタリなものですから。ずっと前に書いたこともありますが、私にとってのうどんの原点というのは今はもうなくなってしまった宇高連絡船の上で食べたうどんです。いまこの「宇高」というのを変換しようとしたらすぐには出てこなかった、というあたりが、もうこういう言葉は世の中では使われなくなってしまったことを端的に物語っているようですね。今でこそ四国との間には何本もの橋が架かって、鉄道や車が簡単に瀬戸内海を渡れるようになっていますが、私が子供のころにはまず鉄道で岡山県の「宇野」まで行って、そこから「高松」行きの連絡船に乗る、というのが唯一の四国への経路だったのです。二つの都市の頭文字をつなげて「宇高」という呼び方をしていたわけです。
 私の父の実家が愛媛県の八幡浜ですから、いつもその「宇高連絡船」を使って帰っていましたね。その船の上にうどん屋さんがあって、それがとてもおいしかった記憶だけが、鮮明に残っているのですよ。その味と、この丸亀製麺のダシの味が、全く同じではないまでも、かなり近いものがあるのですね。ですから、言ってみれば私のソウルフードを見つけたようなものですから、しばらくこの「丸亀通い」は続くことになるでしょう。
 とりあえず、これまでは「きつね」を中心に食べてみました。これが、まず一つの定番、これさえ押さえておけば、ほかにどんな食べ方をしようと、ここに戻りさえすれば間違いなくおいしさは保障されるという安心感があります。そのうえで、いろいろあるトッピングをぼちぼち試して行ってみようというのが、次のステップになってきます。
 確か、連絡船のうどんにはかまぼこかチクワが入っていたはずですが、ここにはそういうメニューはありません。ただ、てんぷらで「チクワ揚げ」というのがあったので、それをまず試してみました。しかし、これは全くの期待はずれでした。チクワにはいろいろなタイプがあるのでしょうが、私が好きなのはすこしコリコリするぐらいのちょっと硬めのやつです。豊橋のヤマサのチクワあたりが理想的な姿でしょうか。それに比べると、丸亀のチクワは身がフニャフニャして、歯ごたえが全然ないんですよね。まあ、これはもう食べることはないでしょう。
 ここの野菜かき揚げというのは、ちょっとすごいですね。
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 今日は、キツネはやめてこれをメインに食べてみようと思いました。サイトのメニューの写真だとこんな感じですが、実物はもっと中がスカスカになっていて、その分とんでもない大きさになっています。ですから、並のどんぶりの直径よりも大きいんですから、すごいですよ。うどんの上に乗っけると、どんぶりの端からはみ出てしまいます。というか、うどんを食べようとしても、かき揚げにふさがれているので箸が届きません。まず、かき揚げのどこかの一角を食べて、その隙間からうどんにやっと届く、といった状況です。そんな風にして食べていると、かき揚げはふわふわしているのですぐにやわらかくなってしまいます。そのうち、ダシがコロモでいっぱいになってしまって、ダシの味が全然わからないほどになってしまいましたよ。どうも、これは正しい食べ方ではないような気がします。せっかくお皿がついているのですから、少しずつ割って入れる、というのが、本当は正しいような気がするのですが、どうでしょう。これは、次回の課題です。
 例の「カツカレーうどん」というのは、今の時期の季節商品のようですね。「受験にカツ」ですってね。このシーズン中に、これを食べるだけの勇気が出ることはあるのでしょうか。
by jurassic_oyaji | 2015-02-10 23:28 | 禁断 | Comments(0)