おやぢの部屋2
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典礼会館は仙台市内に5つ
 遠い遠い親戚が亡くなったという連絡が入りました。でも、全然連絡も取りあっていない間柄なので、まあ諸般の事情を鑑みて、お通夜に行って香典を置いてくるというあたりが妥当な線なのでは、ということになりました。その会場が「若林典礼会館」だというのでネットで場所を調べてみると、その住所にあたる場所には、そんな会館らしい建物が見当たらないんですよね。なんたって、そのサイトで「現地」という意味で表示されているストリートビューの画像がこれですからね。
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 「ドイト」ですって。なんてなつかしい。というか、仙台にドイトがあったなんて。その昔、埼玉県に住んでいた時にこのお店の名前を聞いて本当にショックを受けましたからね。なんでも、ここは日本で初めてのホームセンターなのだそうですが、要するに「Do It Yourself」という「日曜大工」の英訳の「Do It」をそのままローマ字読みして「ドイト」ですからね。冗談ではなく、本気でそんなダサいことをやっていることにあきれ果てたというか。
 しかし、仙台に来てからはそんな名前を聞くこともありませんでした。あんなへんてこな名前ですから、もうお店そのものがなくなっているかもしれないな、とか思っていましたね。そうしたら、そのお店の画像が、しかも仙台市内の地図の中にあったなんて。
 あまりに堂々とした画像の露出だったので、最初は、このホームセンターのテナントとして、葬儀会館がこの建物の中に入っているのでは、と思ってしまいましたね。ところが、同じところをグーグル・アースで見てみると。
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 なんと、更地になっているではありませんか。まあ、グーグルの場合はかなり古い画像が残ったりしていますから、決して今の姿が見れるものではないということは知っていましたが、こんなに現状と違っているなんて。典礼会館のサイトにあった現在の写真で、ストリートビューとほぼ同じアングルのものがこれですからね。
典礼会館は仙台市内に5つ_c0039487_17394832.jpg
 実際に行ってみたら、確かにそこには「ドイト」でも更地でもなく、広い駐車場を備えた立派な葬祭会館がありました。後で調べてみたら、この若林典礼会館は、2014年7月にオープンしたのだそうですね。この全国チェーンの葬祭会館は、2012年8月に「泉」と「青葉」、2013年7月に「宮城野」、10月に「太白」と次々に新しい会館をオープンさせていますから、たった2年半で市内の5つの区すべてに「店舗」を作ってしまったことになります。この業界のことはほかの人よりは良く知っているつもりですが、何でも、ここに行くと前に別の葬儀会社で働いていた人を頻繁に見かけるのだそうですね。オープンにあたっては、同業他社から大量の人材を引き抜いているのだそうです。きっと、待遇もいいのでしょうね。でも、結婚式と同じことで、費用が当初の見積もり通りで収まることはまずないようですね。
 さっきのドイトも調べてみましたが、ドイト仙台若林店は、かつての長崎屋の建物をそのまま使って、2010年8月11日にオープンしたそうです(長崎屋もドイトも、ドンキホーテの子会社だとか)。これが宮城県で初の出店だったんですって。ただ、翌年の震災で被災して、結局閉店してしまったそうです。オープンから半年で閉店なんて。そういえば、あの写真には「廃墟」という雰囲気が漂っていますね。その閉店の経緯が、こんな映像になっていました。「前は漁師をやっていた」という店長さんが、ユニークですね。
by jurassic_oyaji | 2015-03-06 21:19 | 禁断 | Comments(0)