おやぢの部屋2
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ブログに、当の著者や演奏家からコメントが来ると、びっくりします

 もう何年も前から、私のHPを毎日更新している、という作業を続けています。とは言っても実際に更新を行っているのは「おやぢの部屋」と「禁断あばんちゅうる」だけなんですけどね。「おやぢ」に関しては、ある程度のクオリティを保とうと日夜努力、別に私の書いたことで誰かがCDを買いたくなるなどということは全く期待しないで、もっと現実的な価値(あるいは瑕疵)をそれぞれのアイテムに見出そうというスタンスで書いています。「禁断」の方は以前は「日記」と言っていたもので、内容は全く決めていないのですが、そちらの方が意外と難しいことに最近気づいて、この頃では「禁断」の方が「おやぢ」より書くのに時間がかかるようになってしまいました。
 そして、それをそのままブログやFacebookにコピーしていますから、何かあれば読んだ人の感想などが直接届くようになっています。もっとも、Facebookはともかく、ブログのコメントはあまり書き込んでくれる人はいないので、本当にたまにしか見ることはできません。それも最近では誹謗中傷すれすれの愚かしいコメントばかりなので、即、削除していますから、本当に読んでうれしいコメントなどはめったにあることではありません。
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 そんな、非常に珍しいコメントが、久しぶりに寄せられました。だいぶ前に「レクイエムの歴史」という本を取り上げた時のレビューに寄せられたコメントです。そのコメント自身は書き込んだ人と、ログインできる人にしか読めないようにロックされているので、ほかの人が読むことはできません。そして重要なのは、書き込んだ人がこの本の著者の井上太郎氏の娘さんだ、ということです。内容を要約すれば、素晴らしい批評だし、父(太郎氏)に見せたら非常に感激していた、というものです。いやあ、著者自らに喜んでいただけるなんて、これ以上嬉しいことはありません。
 元々、何の見返りも期待しないでやっていることですが、たまにこんなことがあるとまだ続けようという気になってしまいますね。単純なものです。ただ、コメントの中で「父は入院生活を送っている」とあったのがちょっと気になります。そこで、氏の経歴を改めて調べてみたら、お生まれが1925年だというのですから、もう90歳になっておられるのですね。それで入院中というのは、本当に心配です。コメントには返事がもらえたら、ということだったので、一応お礼を書いて送りましたが、入院の詳細を聞くのはいかにもぶしつけなのでやめておきました。その代り「長生きしてください」などと見当はずれのことを書いてしまいましたね。
 ですから、このブログの中で、「文庫化した時に最新のものも加筆してほしかった」と書いていたことは、かなり無理なことだったのですね。そのことだけはぜひ伝えてほしいと、お願いをしておきましたよ。でも、これだけ持ち上げられると、井上氏が「加筆」できなかったものを聴いて、それに的確なコメントを与えるのは私の役目なのではないか、などという大それた思いも湧いてきます。いや、私の中では、そこまでのものではなくても、新しくできた「レクイエム」に関しては、書く書かないにかかわらず全部手聴いてみようという気持ちは、だいぶ前からあったような気がします。まだまだやることはたくさん残っています。
by jurassic_oyaji | 2015-09-22 21:17 | 禁断 | Comments(0)