おやぢの部屋2
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前曲はデュカスとラヴェルになりそうです
 そもそものきっかけは、買い替えたブルーレイ・レコーダーが今まで使っていたアンプにつなげるための出力を持っていなかったことから、仕方なくHDMI対応のAVアンプを買ったことだったのですが、そこから芋蔓式(とは言わない?)に作ってしまったのが我が家のサラウンド・システムです。これがもはや、私が自宅で映画を見る時には、欠かせないものになってしまいましたね。なによりもすごいのは、そんなサラウンドの音声がそのまま放送で流れていて、それを録画すればその場でサラウンド対応のソフトが出来てしまうということです。
 しかも、映画の場合、音声をサラウンドで作るようになったのはかなり前のことなんですよね。ですから、かなりクラシックな作品でも、きちんとサラウンドになっているので、録画したいと思うものの大半はサラウンドで楽しむことが出来ます。
 ですから、極端な話、もう映画は劇場に行って観る必要がなくなってしまったと思えるぐらいですね。だって、私にとってわざわざ映画館まで行くことの意義は、そういうサラウンドを体験できることだけでしたからね。まず、あの大画面は、正直でか過ぎますよ。私は劇場ではまず最後列に座ることにしていますが、それでも大きすぎますからね。それがアクションシーンだったりすると、もう視界の中で物を見る許容範囲を超えてしまいますから、疲れるのなんのって。そもそも、人間の顔があんなに大きいのって、気持ち悪くないですか?
 あとは、画質、というか、明るさが不足していることがよくありますよね。昔行っていたMOVIXは、かなりそういう感じで、もう我慢が出来ないぐらい暗い時もありましたし、今行っているTOHOシネマだって、少しは良くなってますが、まだ不満を感じることはありますからね。
 あとは、エンドクレジットで、必要な情報を得る前にもう流れてしまって見えなくなってしまう事。自宅だったらポーズにすれば、しっかり細かいところまで見られますからね。
 そして、最大の欠点は、まわりに赤の他人がいっぱい座っていることです。最近では、映画に合わせて一緒に歌を歌ったり、踊ったりすることがあるのだそうですが、そんなところには絶対に行きたくありませんね。
 そんな、映画館の欠点を、すべて解決してくれるのが、自宅でのサラウンドなんですよね。もちろん、これはあくまで私の個人的な感想ですから、無視していただいて結構ですよ。
 サラウンドは、映画だけではなくオーディオの世界でも広がっています。まあ、ピュア・オーディオを信奉している人には、それは外道だと否定されてしまうかもしれませんね。私も、かつてはそうでした。でも、試しに、今まで買っておいたハイブリッドSACDのマルチトラック・レイヤーを聴いてみると、なかなか楽しい発見がありました。そもそも、今から何十年も昔に同じことをやっていた「4チャンネルステレオ」の音源が、そのままサラウンドになって発売されたりしていますから、これはたまりませんね。
 そんなもので、私が聴いてみたいと思うのが、かつてやはり4チャンネルに熱心だったCBSの音源です。たしか、ブーレーズがバルトークの「オケコン」をしっかり4チャンネルのための配置で録音したものがあったはずなので、これをサラウンド付きのハイブリッドSACDで復刻してくれないものでしょうかね。タワーレコードあたりで。
 ただ、その、昔の「4チャンネル」は、スピーカーはこんな風に設置することになっていました。
前曲はデュカスとラヴェルになりそうです_c0039487_22544505.jpg
 しかし、今のサラウンドで推奨されているのは、こういう置き方です。
前曲はデュカスとラヴェルになりそうです_c0039487_22544506.jpg
 私の職場でも、自宅と同じ機材を使ってサラウンドを聴いていますが、そのリア・スピーカーを、場所の関係で最初は上のように置いていました。でも、なんだかそれだといまいちサラウンド感が不足しているので、頑張って下のように置き換えてみたら、俄然リアの定位がくっきりとしてきました。これで聴き直してみたいSACDは、まだまだたくさんあります。
 そういえば、きのうの夜、来春のニューフィルの定期演奏会の前曲の候補曲を絞って、それを団長が今日になって篠崎さんに送ったのですが、その返信も1時間も経たないうちに届いたのだそうです。それこそサラウンドで聴きたいような曲が満載のコンサートになりました。
by jurassic_oyaji | 2018-06-20 22:56 | 禁断 | Comments(0)