おやぢの部屋2
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ライナー・キュッヒルがゲスト出演
 今年のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは、久しぶりにきっちりと全部見てみました。もちろん、録画ですが。ティーレマンがアンコールであんなおちゃめなことをやるなんて、とても意外でしたね。というか、あまり慣れないことを無理をしてやっている、という気もしましたが。
 まあ、演奏については別に語るべきものもないので、もっぱらカメラワークとかに注目していましたが、ひところの天井にワイヤーを張り巡らしてカメラを走らせる、といった奇抜なことは、さすがにやめていましたね。ただ、このコンサートの性格が「音楽を聴く」というものではない、という主張は、その演出からははっきり伝わってきました。会場に飾られた花とか、会場内の装飾などの陰に、オーケストラが見える、といったようなアングルがやたら多かったような気がします。肝心のソリストが全く写っていないという個所は数知れずでしたしね。
 例えば、「ジプシー男爵」のフルート・ソロなんかは、ぜひともアップで見たかったものです。今年の木管のシーティングは、こんな感じでした。
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 ちょっとファゴットの人がよく分かりませんが、トップはソフィー・デルヴォー、女性です。そしてフルートも女性でした。もしかしたら、木管でトップが女性だったニューイヤーコンサートは、これが史上初だったのではないでしょうか。フルートで、ちょっと前にピッコロでカリン・ボネッリが登場した時にはとても驚きましたが、今ではこのオーケストラの女性奏者はかなりの数になっているようですね。
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 しかし、ここでのフルートのトップは、そのボネッリではありません。いや、最初は彼女が少し太ってこんな顔になったのかな、と思ったりもしたのですが、いくら何でも違いすぎます。こんなおばさん顔ではなく、もっと精悍な顔立ちだったはずですからね。だとしたら、この人はいったい誰なのでしょう。ウィーン・フィルの名簿には、ボネッリ以外の女性は見当たりませんからね。
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 しかも、そのボネッリは、休憩後のステージには、ピッコロのフェダセルの隣に座っていましたよ。
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 こうして並ぶと、やはり全然違う顔立ちですね。
 もしや、と思って、ウィーン・フィルではなく、「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」の名簿を調べてみました。
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 そうしたら、しっかり「もう一人の女性」の名前がありましたね。シルヴィア・カレッドゥ。うん、この人の名前なら聴いたことがあります。確か、昔はあのパユと「いい仲」だったという噂もありましたね。実際、パユと共演しているCDもありますし。
 調べてみたら、彼女はそれまでウィーン交響楽団の首席奏者だったのですが、2016年に、定年退職したディーター・フルーリーの後釜として、このオーケストラのオーディションを受けて首席奏者になったそうですね。今のところ、名簿上はまだウィーン・フィルの団員にはなってはいないようですが、ニューイヤーコンサートで吹いているのですから、もうすでに「昇格」しているのでしょう。さっきの「ジプシー男爵」のソロを聴いた感じでは、ちょっと薄っぺらな音でしたし、表現もなにか伸びやかさがありませんでしたね。きっと、大舞台で緊張していたのでしょう。
 ボネッリの方ですが、1曲だけ、フェダセルと席を代わって2番フルートを吹いていました。
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 ところが、その曲が始まった途端、画面はこんな風景に変わっていましたよ。
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 どうやら、彼女の出番はこれ1曲だけだったようです。そんな貴重な演奏の映像をカットしてしまうなんて、やはりこの映像ディレクターは、音楽のことが全く分かっていません。まあ、BDだったらこんな陳腐な映像の差し替えはないでしょうが。
by jurassic_oyaji | 2019-01-02 22:35 | 禁断 | Comments(0)