おやぢの部屋2
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「孔雀」です
 今度の定期演奏会のチラシが出来上がりました。まだデータの段階ですから、実際に印刷されて現物が出来上がるのはもう少し先になります。そうしたら、また団員の方々にお願いして、津々浦々までチラシとポスターを配っていただくことになります。
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 こんな感じです。これが最終デザイン。まだまだ言いたいことはありましたが、あまり言って切れられたりしたら大変ですから、まあこのあたりで手を打ち、校了とさせていただきました。でも、これまでの流れを適切に取り入れていただいて、それほど違和感のないものに仕上がっているのは、さすがに「プロ」の仕事です。
 これは、今度の秋の演奏会ですが、その次の来年春の演奏会も、やっと曲目が決まったようです。一応こちらから提案した候補曲から、先方に選んでいただいたものの中からさらに絞ったものに決定したはずなので、おそらくそれ以上の変更はないはずです。
 今回は選曲には難航しましたね。普通は2回の委員会でほぼ候補曲が決まり、あとは指揮者の意向とすり合わせて決定という形だったのですが、今回はさらに候補曲を募って、もう1回委員会を開かなければいけませんでした。その、最後の段階で私が提案した曲が、最終的にメイン(これはシューマンの「ライン」ですでに決定)の前の曲として決まってしまったのですね。正直、私としてはこんな事態は全く予想していませんでしたから、ちょっと複雑な想いです。
「孔雀」です_c0039487_22122402.jpg
 それはこの曲。メインが決まった段階で、残りの曲には「打楽器を多数使って、ハープは1台以下」という制限が設けられたものですから、私が作った候補曲のテンプレートの中からそれに合致する曲を探したら、これが見つかったのですよ。たしかに、これはフルートのとても長いソロもありますし、わたし的にはとてもやりたい曲だったのですが、他の曲との相性を考えると、必ずしもすんなり受け入れられるものでもありませんでした。でも、意外と賛同者は多くて、指揮者に諮る前の投票でも最高位、そして、きのう、指揮者から最終的に提案された3曲の中で決をとったら、やはりこの曲が、ほぼ全員の賛同を得てしまったのです。
 これはスコアは持っていなかったので、きのうAmazonに注文して、今日届いたものです。本当に薄っぺらなスコアなのに、6000円もしましたね。それで、さっそくCDを聴きながら見てみたら、これはかなりてこずりそうな曲だと分かりました。正直、コダーイだったらバルトークほど難しくはないだろうと思っていたのに、とんでもありません。「オケコン」並みの難しさですよ。フルートのソロも、今まで音だけ聴いていた時には気づきませんでしたが、後半にはピッコロと2番フルートも加わって、なんと「フーガ」(「フゲッタ」?)を展開しているのですね。
 結局、「春は軽い曲目で」という、一番肝心なことをすっかり忘れて選曲していたことに、今気が付きました。これが、ニューフィルなのですから、仕方がありません。
by jurassic_oyaji | 2019-07-31 22:12 | 禁断 | Comments(0)