おやぢの部屋2
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2018年 02月 11日 ( 2 )
私は、自家製ジンジャーエール
 「三連休」とか言ってますが、この3日間は、私はオーケストラの練習に費やすという大変なことになっていました。ニューフィルだったら連続2日というのは普通にあることですが、今回はそれに続けて「杜の都合」が1日続いたので、こんなことになりました。「杜」はもうこれが最後ですから、おそらく、これ以降は起こり得ない事態です。
 ということで、まずは2年半ぶりの末廣さんとのリハーサルです。
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 まだ練習は始まっていない中で、みんなウォームアップ中ですが、末廣さんはこんな時にはだいたいこんなところに座ってゆったり皆を見回していますね。見えるでしょ?右端、セカンドの「ラストデスク」に座ってますね。
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 そして、いよいよ合奏が始まります。ところが、開口一番「1年前に病気になりました」という爆弾発言。なんでも、救急車で運ばれて即入院、仕事を全てキャンセルしたのだそうです。「私は死んでいたかもしれません。今こうしてここにいるのは奇蹟です」という言葉は、1週間前にSさんを見送った身としては、複雑な思いです。でも、末廣さん、生きててよかった!
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 練習は、いつも通りの厳しい中にもユーモアのあふれた、とても楽しいものでした。なによりも、ニューフィルの音が、末廣さんの一言でガラリと変わってしまうのですから、すごいですね。今日やった「禿山」なんかは、「もう、明日本番出来るね!」とまで言ってくれましたからね。もちろん、それからもう1度頭から通した時には、何度も何度もダメ出しがありましたけどね。
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 1日目の夜は、歓迎会です。末廣さんとご一緒するのは久しぶりですが、以前は常に話の中心にいた、という印象があったのですが、なんだか今回は聞き役に徹しているようなところがあったのが、ちょっと変わったな、という感じです。いや、もちろん、肝心なところでは末廣さん一流ギャグで笑わせてくれましたけどね。「アンコールは『ハルサイ』ね」といった感じです。
 ところで、いつもコンサートの時などにチラシまきをお願いしている業者さん(本番当日の受付も委託)のサイトで、ニューフィルのコンサートが紹介されていますが、そこからリンクされているチラシの裏側の画像が、なぜか最終段階で手直しした完成版とは違っていました。ここではチラシをお願いすると、それをスキャンしてサイトにアップしているはずなので、なぜこんな画像があるのかとても不思議でした。そうしたら、うちの担当者がすでにだいぶ前の時点で公式サイトからリンクされていたPDFを送っていたことが分かりました。確かに、あれはだいぶ前にアップしてあって、最近になって更新したばかりですからね。ですから、すぐに訂正してもらうようにお願いしておきましたよ。おそらく、こんなことに気づく人は私以外にはいないでしょうが。
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by jurassic_oyaji | 2018-02-11 21:53 | 禁断 | Comments(0)
Flöte und Orgel
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Ulrike Friedrich(Fl)
Johannes Geffert(Org)
QUERSTAND/VKJK 1634


このジャケット、最初に見た時にはなんだかよく分からなかったのですが、近くに寄ってみると
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こんな感じ。銀のフルートと、オルガンのパイプを並べてあるんですね。もちろん、実際に並べたわけではなく、同じ画像を何回も重ねてあるだけなのでしょうけど。というわけで、これはフルートとオルガンによって演奏されたものが収録されているCDということになります。
もちろん、ブックレットにはこんなパイプではなく、きちんとその楽器の写真も載っています。それは、1220年に建てられたというドイツのマリエンシュタット修道院に、1969年に設置されたリーガー・オルガンです。このオルガンは今世紀になってから新たなパイプ(ストップ)が付け加えられて、さらに多彩な音色が聴けるようになっているのだそうです。
演奏されている作曲家は、ロマン派の時代のフランツ・ラハナー、テオバルト・ベーム、近代のメラニー・ボニ、ウージェーヌ・ボザ、そして現代、1975年生まれのカイ・シュライバーという5人です。ボザの「山の夕暮」と、ベームの「アルプスの思い出」は有名なフルート曲ですが、もちろんオリジナルはピアノ伴奏ですから、オルガンとフルートのために、ここで演奏しているオルガニスト、ヨハネス・ゲッフェルトによって編曲されています。ラハナーの「エレジー」と、ボニの「スケルツォ」、「小品」、「ヴォー地方の調べ」も、やはり編曲ものです。
しかし、初めて名前を聞いたカイ・シュライバーの「教会ソナタ」と「フルートとオルガンのための協奏曲」は、この編成がオリジナル、これが初録音なのかい
礼拝堂での録音ということで、そこのアコースティックスが十分に取り入れられて、オルガンの音が聴こえてくると、その広い空間が眼前に広がります。ところが、そこにフルートが入ってくると、逆にそのリアリティの高さにはひるんでしまいます。あまりにマイクが近すぎて、フルートの美しさが全く感じられない雑な音になっているのですね。
そうなってくると、演奏されている曲自体にも、何の魅力が感じられなくなってしまいます。ボニの3曲などは、それぞれにチャーミングでメロディアスな曲ばかりなのですが、こんなフルートで聴いてしまったら興ざめ以外のなにものでもありません。
そして、最大の失望は、初めて聴いたシュライバーの「教会ソナタ」のあまりのつまらなさです。それは、超古典的な3楽章形式で、それぞれはもろベートーヴェンあたりの時代に回帰したのでは、と思えるほどの、まるで教科書にでも出てくるような、オリジナリティのかけらもない駄作だったのでした。特に真ん中の楽章は、スケルツォ-トリオ-スケルツォという構成で、そのテーマは笑ってしまうほどのベートーヴェンのテイストのコピーなのですからね。
経歴を見ると、この方はピアニストやオルガニストとしての修業はしてきていますが、作曲家としては特段のキャリアはなかったようなのですね。この、1998年に作られたというソナタも「Op.1」ですから、習作のようなものだったのでしょうか。
ですから、もうこれ以上このアルバムを聴いてもしょうがないと思いつつも、最後の「協奏曲」(Op.7)を聴き始めたら、これがさっきの「ソナタ」とはまるで別物の、とても独創的で完成度の高い作品だったので、驚いてしまいました。オルガンのクラスターや、フルートのフラッター・タンギングなどが出現しますし、メロディや和声は時には無調のテイストさえ秘めています。そこには、まさに「現代音楽」の挑戦的な技法が満載だったのです。これが作られたのが2013年、やはり人間というのは「進歩」するものなのですね。
ところが、この「協奏曲」の最後の楽章になったら、ほとんどメシアンのパクリとしか思えない鳥の鳴き声をモティーフにしたカデンツァが始まりましたよ。あぶないあぶない。あやうく、本気でこの人を褒めてしまうところでした。

CD Artwork © QUERSTAND

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by jurassic_oyaji | 2018-02-11 00:49 | Comments(0)