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 新しい「かいほうげん」の発行に向けて、またまた悪戦苦闘しています。一応、来週の土日に行われる篠崎さんとの2回目の指揮者練習に発行予定なのですが、今回は少し難航気味。というのも、4ページほど空きがあったので、そこを私の書いたもので埋めようと思い、作り始めたのですが、なかなか先に進まなくて。
 それは、今度の定期演奏会の曲目の「幻想交響曲」に関してのトークでした。一応その中に2つのネタを用意して、その一つはこの間こちらにも書いた、「第3楽章の空白」という話題です。ですから、それをそのままコピペすれば楽々2ページ分は出来上がってしまうのですが、それではあまりにも安直なのでもう少し調べてみようとしたら、新しい事実が見つかってしまって、大幅な書き直しが必要になってしまったのですよ。
 その話の骨子は、ミュンシュがパリ管を初めて指揮をして「幻想」を録音したEMIのアルバムが最近SACDになった時に、LP時代にレコードを裏返していた個所で空白が出来ていた、というものでした。ですから、その要因として、もともとはA面用とB面用のマスターテープがあったものを、SACD化に際してつないだ時に、エンジニアがつなぎ目に空白を入れてしまったのでは、ということになっていました。
 ところが、この音源のSACDは、EMIのものだけではなく、日本のESOTERICが独自にマスターテープを探し出し、SACDにしたものがあったのです。まあ、ここのSACDは、「指環」に関してのなんだか怪しげな情報もあったので、あまり信用は出来ないな、という思いがあり、もはや何の関心もなくなっていたのですが、AMAZONでこのSACDについてのコメントを読んで、驚いてしまいました。そこでは、このSACDには、EMIのものと同じ場所に、同じ長さの空白がある、ということが報告されていたのですよ。
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 そうだとしたら、これは実際に聴いてみなければ、と思ったのですが、もうすでに現物は廃盤になっていましたし、中古品も元は3000円ぐらいだったものが15000円などというものすごい価格に吊り上がっていました。このESOTERICのSACDは、それほど価値のあるものだとは到底思えないのですが、なぜか評論家たちの評判が良いためか、こんな高値で取引されているのですよ。もはや「骨董品」の世界ですね。もちろん私はそんなことにお金を使うことはありませんから、このコメントを全面的に信用して、その空白の存在は間違いのないものだと断定しておきましょう。そのコメントには、「昔のCDには空白はなかった」という証言もありましたが、それも信じます。確かに、Youtubeでは空白のない演奏を聴くことが出来ますからね。
 メーカーの案内によると、これはEMIのようなイギリスのマスターテープではなく、おおもとのフランスでのマスターテープからトランスファーされたデータが使われているのだそうです。それがどちらにも同じ空白があるということは、そのマスターテープ自体にすでに空白が入っていたということになるのではないでしょうか。つまり、AB両面用にそれぞれ1本ずつではなく、テープは1本だけで、第3楽章の空白の前まで来てA面のカッティングが終わったところでいったんテープを止めて、さらにそこからB面のカッティングを始める、という作り方をするために、そこに空白を入れたのだ、と。
 だとすると、これらのCDやSACDは、まさに「マスターテープに忠実に」作られたものだということになりますね。まあ、一つの「歴史」がここに反映されているのだと考えれば、これもなかなか貴重なものなのではないでしょうか。
 「かいほうげん」には、新田さんから寄せられたクラウド・ファンディングのお願いも掲載します。こちらにあるように、新田さんがご自分のオーケストラとフィンランドまで行くための資金を、この方式で募ろうという企画です。リンク先を見ると、快調に金額が伸びていっているようですね。「リターン」として、50万円を寄付した方は、このオーケストラをバックにコンチェルトが演奏できる特典があるのだそうですよ(限定3名)。
by jurassic_oyaji | 2019-03-03 21:07 | 禁断 | Comments(0)