人気ブログランキング |
おやぢの部屋2
jurassic.exblog.jp
ブログトップ
タグ:パラレルワールド ( 1 ) タグの人気記事
さよならドビュッシーとか
 最近、アマゾンで本を買おうとすると、別に送料が必要な場合がありますね。確かに、今までも雑貨や家電などでアマゾン直ではなく、出店先からのものだと送料がとられることがありましたが、本の場合は間違いなく直で、送料無料だったはずです。なんたって、ここは最初は「ネット書店」だったんですからね。でも、今では新刊の書籍でも、別の出店者から送料を払って買わなければいけないようなこともあるようです。
c0039487_23234825.jpg
 この本も、そんなものでした。文庫本ですから、本体の半分近くの送料がかかるのはあまりにも理不尽なので、街に行ったついでに書店で買ってきましたよ。もう1冊、同じようなケースがあって、やっぱり書店で買ったのですが、どちらもたくさん平積みになっていましたね。
 それがどういう仕組みでそういうことになっているのかはわかりませんが、そこまでして買ったというのに、この本は全然面白くありませんでした。というか、最初はこの作家の日常的な作業がとても興味深く読めていたのですが、読み進んでいくともう同じことの羅列になってくるのですね。それは当たり前の話で、基本的にこれは「日記」で、まあ作家さんことですから多少の手直しはあるのでしょうが、そこには読者を楽しませようという気持ちはほとんど込められていないはずです。もちろん、読者にもそれが分かっているから、買ってまで読もうという気にはなるのでしょうが、あまりにも退屈なのでやはり半分読むのが精いっぱい、ついに挫折してしまいました。
 退屈であるのと同時に、おそらく本当のことなのでしょうが、ここで述べられているこの作家の制作過程というのが、あまりにも夢がないのも、読み続けられない理由だったのかもしれません。なんでも、この人は書く前から1冊分の細かいところが一字一句出来上がっていて、あとはそれをタイピングするだけで本が出来てしまうという、モーツァルトみたいなことができるのだそうです。というか、そのぐらいの能力がない限り、第一線で作家として活躍することはできないとまで言い切っています。まあ、確かにそのぐらいの才能は必要なのかもしれませんが、我々読者がそんな風に作られたものを読まされているということに、なんだかうすら寒いものを感じてしまいます。
 つい最近も、この人の本を読んだのですが、その結末はいくらなんでもという、ありえない「どんでん返し」があって、とてもついていけませんでした。音楽ものとか、結構好きだったのですが、もう何も読む気にはなれません。
 その日記にも登場する東野圭吾も、本質的には同じような「作業」を行っているのでしょうが、出来上がったものは全く異なっています。その違いはいったい何なのでしょう。
 彼の本は、もう文庫化されたものは全部読んでしまったと思っていたのですが、この間本屋さんで結構昔に書かれたものが映画化されるというので、新しいカバーになって平積みになっていました。そのタイトルが、なんだか読んだことがないような気がしたのですよ。パラパラと中を拾い読みしても、前に読んだような気は全くしなかったので、買って帰りました。もし、読んでいたら確実にこのぐらいのところで思い出すはずだ、というところまで来たのですが、そこで描かれていたのは、は全く初めて目にする光景だったので、安心して読み進んでいました。
 そこで、一応確認のために本棚を調べてみました。そうしたら、あったんですね。全く同じ文庫本が。やってしまった、と思いました。まあ、でも、結構面白くて結末が楽しみなので、このまま読み進むことにしましょうね。「再読」ってやつですよ。
c0039487_23240521.jpg
 左が昔買った本のカバー。奥付は2008年の第45刷、右が今回、2018年の91刷です。キャッチコピーまで一緒ですね。まあ、10年も経てば、本の内容などはすっかり忘れてしまうものなのでしょう。
c0039487_23240546.jpg
 右のカバーは、実は「タスキ」だったんですね。確かに、いくらか幅が短くなっています。
by jurassic_oyaji | 2019-02-27 23:24 | 禁断 | Comments(0)