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「オペラ座の怪人」が終わりました
 劇団四季の「ファントム」が終わってしまいましたね。結局今回の仙台でのロングランでは、私は3回観にいったことになります。そのうち2回は初日と千穐楽、結構濃いですね。まあ、同居人などはそれに加えて5回か6回行ってますから、負けますけど。
 そもそも、この全国を回るプロダクションのスタートと言うべき横浜公演にも、行ってましたね。それがおととしの4月でした。その時にはピットに生オケが入っていましたね。ピッコロなんかちょっと危なっかしくて、はらはらしながら聴いてました。仙台ではもちろんカラオケですから、そんな心配はありません。今回のPAはかなりいい音だったので、これは楽しめましたね。楽器だけではなく、ヴォーカルもかなりのクオリティになっていました。このあたりの技術は日進月歩ですね。昔は本当にひどい音を聴かされていましたが、もうそんなことはありません。
 あとはキャストですね。最初に仙台で観たときにファントムをやっていた高井さんがあまりに素晴らしかったので、それ以後は誰を聴いても満足できなくなってしまいました。ただ、今回の仙台公演のプログラムには、そのまさかの高井さんの名前があったのですよ。期待してしまいましたね。でも、そこにはファントムのキャストが5人もいたのですね。高井さんは5人目。初日はもちろん、一番目に書いてある人でした。こういう地方のロングランでは、せいぜい2人ぐらいしか歌わないという噂は聞いていましたから、まず出番はないでしょうね。
 12月に行ったときには、ファントムは2番目の人に代わっていました。そして、千穐楽では最初の人に戻っていましたね。まあ、それでもなかなかの声は聴かせてくれたのでまずは満足です。
 問題はクリスティーヌでした。このロールもやはり2人聴きましたが、12月に聴いた人の方が、初日と千穐楽の人よりもずっと素敵でした。つまり、このキャストはファントムとセットになっていたようですね。特に千穐楽ではまるでオペラ歌手のようにピッチが上ずっていて、最悪でしたね。それと、やはりこの日本語の訳詞は馴染めません。
 まあ、そんな当たりはずれはありますが、音楽と構成の見事さには毎回しっかりと心を動かされていました。特に、オープニングからファントムとクリスティーヌがファントムの住み家にたどり着くまでの一連のシーンは、もう見事としか言いようがありません。もう息つく暇もなく、どんどんシーンが変わっていく中で、素晴らしい音楽が次々に現れるのですからね。
 もちろん、これは、劇団四季に限ったことではなく、この作品自体の持つ魅力です。少し前にハリウッドで映画化されたものなども含めてもいいかもしれません。この映画、キャストに問題はありすぎましたが、映画でなければ表現できないような細かいシチュエーションがきっちり描かれていて、ステージ版で疑問だったところがことごとく理解できるという優れものでしたね。例えば、最初のカルロッタの出番のところでは、このプリマドンナが鼻持ちならない自己中女だということを、客席内を掃除しているおばちゃんたちが耳をふさいでいるカットを挟むことによって、見事に表現していましたね。
 あと、映画版では、オーケストラがステージ版のしょぼいメンバーではなく、弦楽器などは大幅に増員されていましたから、序曲で最初にオルガンで出てくるテーマがストリングスで盛り上がるところなどは、絶対にピットのオケでは出せない豪華さがありました。まあ、逆にそれを聴いていたので、今回の仙台公演でもある程度修正して聴くことができたのですけどね。
 今回初めて気づいたのですが、ロイド=ウェッバーの曲には「ナポリ」が多用されているのですね。これはおそらく彼の「手癖」なのでしょう。この作品でも4曲ぐらいに使われていたような気がします。
 1月14日の千穐楽は、奇しくもどんと祭の当日。休憩時間に客席の扉が開いているので、外を歩く裸参りの鈴の音が聴こえてくるというシュールなシチュエーションでした。ロビーの自販機の前には、キャストの寄せ書きが垂れ下がっていて、その前には人だかりです。
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 そして、いよいよ最後のカーテンコール。ここでは予想通りムッシュー・アンドレとムッシュー・フィルマンが挨拶を述べていましたね。もちろん客席は全員がスタンディング。そのあとも延々とカーテンコールは続き、誰一人として外に出ようとはしていませんでした。
by jurassic_oyaji | 2019-01-16 22:08 | 禁断 | Comments(0)