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タグ:ラプラスの魔女 ( 1 ) タグの人気記事
どちらも記憶操作
 この間買ってしまった、以前読んだことのある本と全く同じ「パラレルワールド・ラブストーリー」は、結局最後まで読んでもその中身を思い出すことがありませんでした。まあ、結末を知らずに読み進むことが出来たので、新しい本を読むときと同じ体験ができたことになって、満足は出来たんですけどね。
 ですから、今持ち歩いているのは、同じ東野圭吾の「ダイイング・アイ」です。もうすぐWOWOWでドラマが始まるので、その予習という意味もかねて読み直しです。でも、これの場合はしっかりと細かいところまで覚えていましたね。そういう感触が「パラレルワールド」では全くありませんでしたから、あれを最初に読んだときはよっぽど精神状態が不安定だったのかもしれませんね。
 とは言っても、例えばこの「禁断」でも、以前書いたことを忘れていて、なんだかそれとは矛盾したことを書いたりしていることがあったりしますから、注意は必要です。ですから、なんとなく気になった時には必ずそのあたりのバックナンバーをチェックするようにしています。そういう時は、大体予想通り同じことを書いたりしているんですけどね。
 ド素人でこうですから、プロの小説家なんかは、大変でしょうね。実際に東野さんだって、さっきの2つの作品を比べただけでも結構同じようなモティーフが出てきていますからね。いや、それは、その人の「作風」ということで、許される範囲内のことなのでしょうね。
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 東野さんといえば、最近映画化されたばかりだと思っていた「ラプラスの魔女」がもう放送されていました。これはもうしっかり結末まで頭に入っていますから、期待して見始めたのですが、なんだか途中でいったいこれは何なんだ、と思うようになっていましたね。いや、最初の竜巻のシーンなどは、それこそ「ツイスター」みたいな迫力あるCGで、ついに日本でもこれほどのものが作れるようになったのかと感激してしまったのですが、それ以降はなんだか、エピソードに全然関連性がないままで、話が進んでいってしまうんですよ。原作では伏線として重要だったものがしっかり完結していたはずなのに、この映画ではそんなお約束が全く見えてきません。原作を読んでいてこうなのですから、最初にこれを見た人は全くストーリーが理解できなかったのではないでしょうか。
 これは、よくあるパターン。なんせ、原作と同じ情報を入れようとすればとても2時間などという尺に収まるわけはないので、かなり大胆に話をそぎ落とさなければいけないのですが、ここでは余計なものを残して、本当に必要なものがなくなってしまっているのですよ。作っている人はもう何度も素材は見ているので、どこかが抜けていてもそのつながりは理解できてしまうのでしょうね。というか、客観的に「最初に見る人」の立場になることがまずできないのですよ。困ったものです。
 冒頭で驚いたCGも、最後に車が飛ぶあたりは、そのあまりにリアリティを欠く幼稚さに、笑ってしまいましたね。
 それと、キャストもかなりお粗末でした。特に嵐の櫻井くんは、いったい何のためにここに出てきているのかわからないというオーラのなさです。この人は、解散して一人になったら、もう役者としてのオファーなんかなくなってしまうのではないでしょうか。
 後は、音楽も最悪。とにかく、キャラが立ちすぎているんですね。特に、あの異様な「冬の旅」は、なにか別の意味を物語に与えようという魂胆なのでしょうかね。本当に邪魔な音楽ですが、これも映像で足らない部分を補ってやろうという意味でやっているのであれば、それは全くの勘違いですから。
by jurassic_oyaji | 2019-03-08 21:38 | 禁断 | Comments(0)