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おやぢの部屋2
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バッハがメインでした
 「メリー・ポピンズ」の続編が公開されていますね。見に行きたいのはやまやまですが、あんな密閉空間では、インフルエンザに罹ってしまう恐れが十分にありますから、そこまでのリスクをおかしてまで行く気にもなりません。この先も、「ウェストサイド・ストーリー」がなんとスピルバーグが監督になって制作中だそうですし、最新のニュースではかつてのビートルズのドキュメンタリー映画「Let It Be」を、同じ素材を使ってピーター・ジャクソン監督が新たに編集したものが出来上がったそうですから、とても楽しみですけど、映画館まで見に行くかどうかは微妙です。というか、こういうものは間違いなくいずれはWOWOWで放送されるはずなので、それまで待っていても全然かまいませんからね。
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 「無伴奏」という映画も、WOWOWでやっと見ることができました。公開されたのは数年前で、もちろん仙台でも上映されていたのですが、確か仙台フォーラムだけでの上映だったので、ついに行くことはできませんでした。まあ、いずれはWOWOWでやるだろうと思っていたのに、普通は公開の1年後ぐらいには見れるものが、それを過ぎても放送されません。ですから、これはもうこの局では放送されないのだとあきらめていたころでしたから、うれしかったですね。
 これは、仙台に実在した「無伴奏」という喫茶店を舞台にした小説が原作になっています。ただ、私はこの小説はだいぶ前に読んでいたのですが、正直あまり好きにはなれませんでした。やはり、ああいう愛の形には嫌悪感の方が先にわいてくるのですね。ですから、この映画でもその部分は、やはりとてつもなく退屈でした。私にとっては、そんなストーリーではなく、そこで登場する「無伴奏」がどれほどのリアリティを持っているかを確かめたいということだけが、この映画を見る動機だったのですよ。
 私が友人に教えられてこの喫茶店のことを知ったのは、大学生の時でした。実際にこのお店が営業していたのは1969年から1981年までの間だということを、今回映画に関するネットでの資料で知ることができました。ほんの12年か13年の間だったんですね。ですから、私がここに通っていたのは、ほぼ最初のころのことになります。映画にもあったように、学園闘争の真っ最中でしたが、ここにはそんな騒々しさとは無縁の落ち着いた雰囲気が漂っていましたね。今の私だったら我慢が出来なかったでしょうが、そこはたばこの煙が充満していました。わたしも、そのころは普通に喫っていたので、何も感じなかったのでしょうが、本当によくあんなところに何時間もいられたものだ、と思いますね。
 喫茶店とは言ってましたが、メニューはコーヒーとトーストしかなかったような気がします。間違いなくナポリタンなんてありませんでしたね。ここに来る人たちはあくまで音楽を聴くためにここにいたのでしょうね。その音楽も、ほとんどバロック、たまにモーツァルトあたりも流れていたでしょうか。ただ、壁に埋め込まれていた巨大なスピーカーから出てくる音は、なんかモゴモゴとしていて、それほど素晴らしいとは思いませんでしたね。ただ、そのお店のレコード棚には、おそらくARCHIVのレコードなどはかなりのカタログが集められていたのではないでしょうか。
 私は、大学を卒業すると仙台を離れたので、その後また戻ってきたときには、もうこのお店はなくなっていたようです。つまり、仙台の老舗レコード店「仙台レコードライブラリー」に行ったら、店主が「『無伴奏』で使っていたレコードを、全部引き取ったんだよ」と言ったのを聞いて、ああ、ついになくなったのか、と思ったんですよ。店主は「レコードは、湿気を吸ってかなり傷んでいた」と言ってましたね。
 そうなんですよ。このお店、客席もとても狭く、レコードをかけるスペースもコーヒーを淹れる場所と同じですから、もろに湯気が当たっていたんでしょうね。音が悪かったのはそのせいかもしれません。
 映画に出てきたその「無伴奏」は、確かにあの時のまんまだったのにはちょっと感激しましたね。椅子は二人掛けのものがスピーカーに向かって並んでいて、一番後ろだけ4人掛けになっていたのも、たぶんそんな気がします。ただ、リクエストを書き込む黒板が、映画ではドアに掛かっていましたが、私の記憶ではそれはドアの横の壁に掛かっていたような気がするのですが。
by jurassic_oyaji | 2019-02-03 20:38 | 禁断 | Comments(0)