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「ワーナー」のレーベルです
 きのうは、ニューフィルはパートごとの分奏の日、木管はトレーナーの先生を呼んで「幻想」全曲という予定でレッスンがありました。ただ、5つある楽章の中で、第2楽章にはファゴットが全く出番がないので、それは最後にやろうということでとりあえず第4楽章あたりから始めました。
 しかし、この曲は思いのほか難所が多く、1か所で引っかかるとなかなか先に進みません。結局、第4楽章→第5楽章→第1楽章まで行ったところで、第3楽章に手を付ける前に時間が一杯になってしまいましたよ。もちろん、ファゴットも先に帰るわけにはいきませんでした。
 ところで、この「幻想交響曲」を作ったベルリオーズは1803年に生まれて1869年に亡くなっているので、今年は「没後150年」になるということに、つい最近気が付きました。この曲をやることを決めたときには、誰もそんなことには気が付いていなかったはずです。というか、分かっていればチラシにも入れていたのに。まあ、きのう送った「企画書」にはかろうじて間に合いましたから。
 先日の指揮練での「幻想」のリハーサルのときに、篠崎さんは雑談で昔聴いていたミュンシュとパリ管のLPレコードでは、第3楽章の途中で盤を裏返さなければいけなかったというお話をされていましたね。篠崎さんが聴いていたのは国内盤でしょうから、「エンジェル」レコードだったはずですが、最初にEMIからリリースされたときのジャケットはこんなのでした。
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 ちょうどその裏返す場所(↓)には、フルートのソロがあるので、その話は私のタイミングがちょっとのろくて止められた時だったと思います。68小節目の赤線の部分で「A面」が終わるので、それを裏返すためにここで一旦音楽が止まってしまいますから、それが刷り込まれていてなんだかここで休まなければいけないような気になるのだそうです。もちろん、CDになってからはそんな必要はありませんから、普通に楽譜通りの演奏が聴けるようになったのですけどね。
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 ところが、その同じ録音のCDというか、新しくリマスタリングが行われたSACDが手元にあったので聴いてみたら、その場所にはしっかり4秒間の「空白」があったのですよ(05:05から05:09までの間)。
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 これは、「マスターテープから直接リマスタリング」というのが売りのSACDだったのですが、その「マスターテープ」というのは、おそらくカッティング用のマスターでしょうから、この曲の場合はA面用とB面用との2本が用意されていたのでしょう。その1本目は、当然第3楽章の68小節目の赤線の前で終わっていますから、その後にすぐB面用の2本目の頭をつなげなければいけません。しかし、それを行ったエンジニアはスコアが読めなかったのか、そもそもこの曲を知らなかったのか、そのつなぎ目に空白を設けてしまったのですね。
 実は、もう1枚、2001年にデジタル・リマスタリングが行われたCDもあったので聴いてみたのですが、やはり同じ場所に同じ長さの空白がありました。その時のリマスタリング・エンジニアと、SACDのエンジニアは同じ人でしたね。
 これは、NMLにも同じ音源があったので聴いてみたのですが、それも全く同じ状態でした。それはどんなマスターが使われているのかは不明ですが、現在入手できるデジタル・データは、すべてこの「空白入り」のものになっているということになりますね。
 でも、篠崎さんのようにLP時代の「幻想」を聴いて育った人だったら、逆にこれには何の違和感もないかもしれませんね。
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 イアン・ジョーンズというそのエンジニアも、もしかしたらそういう世代の人なのかもしれませんね。
 EMIがなくなって、今ではこの録音は「ERATO」というレーベルでリリースされています。NMLの音源もこれでしょうから、これにもしっかり「空白」が入っているんでしょうね。
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by jurassic_oyaji | 2019-02-20 22:03 | 禁断 | Comments(0)